【北海道・函館】半日〜1日観光を満喫!函館ドライブコースをご紹介

グルメ、ショッピング、夜景、温泉、歴史散策と魅力溢れる函館は、観光の楽しみ方も豊富!今回の記事では、函館〜大沼の有名&穴場スポットを半日〜1日でまわるドライブコースをご紹介します。

「函館朝市」の海鮮グルメでお腹を満たす

函館の海鮮グルメといえば定番中の定番が「函館朝市」。函館市内には美味しい海鮮料理店はたくさんありますが、やはりツーリストにとって函館駅からも近く活気に溢れる函館朝市は魅力的です。

函館空港に到着後すぐにレンタカーで向かったのは、函館朝市にある「うにむらかみ」(ブログ記事はコチラ)。何といってもまず最初に海の幸を堪能してからでないと函館の旅は始まりません。

函館朝市
函館市若松町9−19
0138-22-7981

赤レンガ倉庫のショッピングが楽しい「ベイエリア」

お腹を満たしたあとは、年間200万人近くの観光客が訪れるという人気の観光スポット「ベイエリア」へ。

ベイエリアでの楽しみ方は、やはりレンガ造りの倉庫が並ぶ「金森赤レンガ倉庫」でのショッピング&グルメ!こちらは、レストラン・カフェ・雑貨店などが入った「BAYはこだて」、西洋の豊かな生活文化がテーマの「金森洋物館」函館ビヤホールなど函館の古い歴史に触れることができる「函館ヒストリープラザ」、イベントやコンサートが行われる多目的ホールの「金森ホール」からなる総合複合施設です。

元々このレンガ倉庫は、横浜~函館間の航路開設に伴って、明治初頭に建設されたもの。現在のようなショッピング施設に生まれ変わってからちょうど今年は30周年記念ということで、様々なイベントが模様されています。

駐車場あり(1000円以上の利用で2時間無料。1時間300円、以降30分200円)

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三角屋根の赤煉瓦が特徴の「金森赤レンガ倉庫」。美しい緑のツタで覆われた「BAY」の白文字が印象的で、カラフルなハンギングフラワーも素敵です。

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「BAYはこだて」裏の運河に「金森ベイクルーズ」の発着所があり、15分位のミニクルーズができます。

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赤レンガ倉庫のすぐそばにラッピの相性で親しまれている「ラッキーピエロ」や、焼き鳥弁当で有名な「ハセガワストア」などのご当地グルメもあり!

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「はこだて明治館」の貸衣装レンタルでしょうか、矢田柄の袴を来て観光を楽しむ女子の姿も見られました。海辺でゆっくりと潮風を感じながら函館の歴史に触れるひとときを過ごすのもいいですね。

赤レンガ倉庫群前海上では、12月1〜25日の期間に全長約20mのクリスマスツリーが登場します。

金森赤レンガ倉庫
函館市末広町14-12
0138-27-5530

品揃えが豊富な「はこだて海鮮市場」

1970年(昭和45年)創業のマルカツグループが経営するお土産専門店「はこだて海鮮市場」。個人的に函館に来るとつい立ち寄ってしまうお店で、必ず買うのが昆布類とイカめし。もちろん新鮮な魚介や海産物をはじめ、乳製品、カレー、ラーメン、銘菓など北海道・函館の名産がズラリと並んでいます。

駐車場あり(1000円以上の買物で駐車料金1時間無料。1時間300円、以降30分300円)

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はこだて海鮮市場本店
函館市豊川町12-12
0138-22-5656

午後はレンタカーで「函館山」へ

函館に来たら函館山からの絶景を見ずには帰れません。函館山ロープウェイを利用すると山麓駅から3分で山頂駅に到着します。標高334mの函館山は、神戸の摩耶山掬星台、長崎の稲佐山とともに「日本三大夜景」と言われるだけあって、やはりこちらの展望台から眺める夜景は素晴らしい。

また夏から秋にかけて、津軽海峡で真イカ漁が行われるときは、山頂の漁火広場から転々と浮かぶ漁火が見られ、街の灯りとはまた違った、幻想的な光景を楽しむことができます。

函館山の夜景(函館市公式観光情報HP)

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夜景はもちろん素晴らしいですが、昼間の展望台は爽やかで気持ちがよく夜景に劣らず素敵です。

展望台には無料の駐車場(約40台)があり、サクッと車で行ける上、人が少ないのも嬉しい。また。要塞跡を訪ねる千畳敷の駐車場を利用し、函館山の自然と歴史に触れハイキングを楽しみながら山頂に向かうというディープな探訪もひとつの楽しみ方です。

ちなみに、混雑する夜間はマイカー規制があるので車で山頂に行くことはできません。(平成30年の規制状況は4/25-9/30は17:00-22:00、10/1-11/12は16:00-21:00)詳細は函館市HPで確認できます。

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すぐ眼下の教会や洋館が立ち並ぶ元町エリア、ベイエリア、函館駅などがよく見えます。

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望遠レンズで次に向かう五稜郭を発見。右手の海岸沿いには「湯の川温泉」その少し先に函館空港があります。

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このあと向かう大沼国定公園の背後にそびえ立つ雄大な駒ケ岳が見えます。

函館山の後に立ち寄りたい「立待岬」

函館山からの眺望を堪能したあとは、展望台駐車場から車で15分ほど下った「立待岬(たちまちみさき)へ。

函館山の南東に突き出ている津軽海峡に面した断崖絶壁(海抜約30m)の岬で、かつては異国船を監視する要所だったとか。岬へ向かう坂の途中に、石川啄木とその一族の墓、また岬の手前に与謝野寛・晶子の歌碑があります。

広場の一角が北海道の代表的な花ハマナスの公園になっていて、夏にはピンク色の花がキレイに咲きます。

また、立待岬のすぐ北側にローカルに人気の谷地頭温泉があり、一汗流すのに丁度良い温泉です。時間があれば立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

※11月中旬頃から夜間通行止め、11月下旬4月中旬頃までは車両通行止め

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立待岬より函館山を望む

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透明なブルーオーシャンが広がる…

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立待岬函館観光情報HP

美しい五稜星の「五稜郭公園」

元々は、箱館(函館)開港時に函館山の麓に置かれた箱館奉行所の移転先として築造されたもの。その後すぐに幕府が崩壊し、箱館戦争で旧幕府軍残党の本拠地となり、土方歳三の戦死(現在の函館市若松町付近で銃弾に倒れる)による士気の低下と食料や水が尽きたことで新選組・旧幕府軍が共に降伏した地がこの「五稜郭公園」です。

現在の五稜郭公園として一般開放されたのが1914年(大正3年)で、以来、函館を代表する観光地となっています。

土方歳三が生まれ育った日野宿が現在の実家の近くにあり、近藤勇の生地が学生時代の学校に近く、沖田総司終焉の地と言われる今戸神社が現在の自宅近く…などなど、新選組ゆかりの地に不思議とご縁があり、そのたびにしみじみと幕末の歴史に思いを馳せるのでした。

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五稜郭タワーの展望台からは五稜星の形をした稜堡式の五稜郭を望むことができます。

稜堡式城郭(りょうほしきじょうかく)とは?

稜堡式城郭は、多数の大砲による攻撃の死角をなくすために設計された星型の城で江戸時代末期に建造されました。日本には函館と、長野県佐久市(龍岡城)と2つの五稜郭があります。

稜堡式城郭は、フランス・オランダ・イギリスなどヨーロッパ諸国による海外進出・植民地拡大に伴ってアメリカやアジアにも建設されました。これらの城郭は、現地の人々にとっては、言わば植民地支配の象徴とも言えるものです。これに対して五稜郭は、西洋の文化に初めて接した幕末期の人々が、ヨーロッパの技術を研究して独力で造りあげた新しい時代の象徴であり、「和魂洋才」の象徴と言うことができるでしょう。(五稜郭タワー館内の案内板による)

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稜堡式城郭を持つ国の案内板(左写真)五稜郭タワーから望む函館山(右写真)

五稜郭付近でオススメの食事

ご当地名物の「ラッキーピエロ」

「ラッキーピエロ」は函館市周辺に17店舗あり、店舗ごとにテーマの違ったユニークなデザインが特徴のファーストフード店。道産鶏肉の甘辛ソースの唐揚げが入った「チャイニーズチキンバーガー」や道産豚肉の濃厚ソースの「トンカツバーガー」など地産地消を意識した函館の大人気ローカルフードです。(駐車場/6台あり)

実は、今回の北海道旅行はラッキーピエロの絶品バーガー「土方歳三ホタテバーガー」を食べたいがために函館経由にしたといっても過言ではないのですが…大変残念なことに昨年からお休み期間に入っているとのこと…

初めてラッキーピエロを訪問したとき「土方歳三」という名前に惹かれて食べたのが、大きなホタテフライが入った衝撃的な旨さのホタテバーガー。ホタテ好きにはたまらない逸品なのです。近年ホタテの価格が急騰しているので、このまま取扱中止になってしまったらとても悲しい…函館に来た時は当然のように食べていたのですが、食べられないとなると無性に恋しいです。

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というわけで、今回初めて食べてみた「チャイニーズチキンバーガー」。人気ナンバーワンというだけあって確かに美味しいです。が…やっぱり一途でいきたい土方歳三ラブ。復活する日を願います。

ラッキーピエロ
函館市五稜郭町30-14(五稜郭店)
0138-55-4424

函館を代表する名店「函館麺厨房あじさい本店」

函館のラーメンといえば「あじさい」というくらい函館を代表する名店「函館麺厨房あじさい」。中細ストレートの麺で、鶏ガラや豚骨などをじっくり煮込んで旨味が凝縮した透明なスープのラーメン。もちろん、しょうゆラーメン、味噌ラーメンもあるほか、カレーラーメンなどの変わり種もあります。(駐車場あり)

ラッキーピエロのホタテバーガーが食べられないなら「あじさい」のラーメンにすれば良かったと後悔。ちなみにあじさいのラーメンは千歳空港内にもあります。

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函館麺厨房あじさい
函館市五稜郭町29-22
0138-51-8373

七飯町「城岱牧場・城岱スカイライン」の眺めが素晴らしい!

七飯町と大沼エリアを結ぶ道路「城岱(しろたい)スカイライン(11月上旬より4月下旬までの冬期間は通行止め)」の頂上付近に駒ヶ岳や大野平野、函館山を一望できる牧場「七飯町城岱牧場」があります。

初夏の新緑から秋の紅葉まで風光明媚な風景を楽しむことができ、夜は「七つ星夜景」と呼ばれる美しい函館の裏夜景を見ることができます。

平成24年に新設された牧場管理事務所には、トイレや休憩所などがある屋内展望スペースがあり、一般開放されています。

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七飯町城岱牧場・城岱スカイライン

「山川牧場ミルクプラント」の絶品ソフト&特濃牛乳

「山川牧場」は明治後期に創業以来、体に優しい自然な味にこだわり、安心・安全の美味しい乳製品を提供することをモットーに、牛の餌となる良質な牧草地確保のため有機農法から取り組み、濃厚で高品質なジャージー牛を道南地方で初めて導入した牧場。

大沼国定公園内にあるので、大沼観光の際には是非立ち寄りたい人気スポットです。(ちなみに五稜郭や元町など函館市内でもこちらのソフトが食べられるショップがいくつかあります)

山川牧場のホルスタイン種牛とジャージー牛をブレンドしているという特濃牛乳はその名の通りとっても濃厚で、ヨーグルトドリンクと共にとにかく美味しい!

また人気のソフトクリームは、牛乳の旨味が感じられるコクと甘さのバランスが絶妙で、後味がすっきりしているのが特徴。定番のスーパープレミアムソフトクリーム(バニラ)をはじめ、チョコ、コーヒー、抹茶、ミックスなどがあるほか、バニラソフトに果肉の入ったフルブレンドソフトなどがあります。

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山川牧場ミルクプラント
北海道亀田郡七飯町大沼町628
0138-67-2114

駒ケ岳の麓「大沼国定公園」

七飯町城岱牧場から北へ車で約20分走ると「大沼国定公園」。駒ヶ岳の噴火によってできた大沼、小沼、じゅんさい沼の湖沼をはじめ、沼には大小126もの流山地形という珍しい小山状の島が浮かぶ広大な国定公園です。

春から秋にかけてのサイクリング(1周約14km)をはじめ、ボート・遊覧船、カヌー、乗馬などのアクティビティーが豊富、冬は名物のワカサギ釣りなどを楽しむことができ、デートやファミリーに人気のスポット!時間があれば1日のんびり過ごしたい場所です。

訪問した9月下旬はすでに木々が色づきはじめていました。(紅葉は10月中旬〜下旬が見頃)

夕暮れに染まる大沼公園を上から眺めるため、大沼公園の西側(小沼とじゅんさい沼の間)の「日暮山展望台」(標高303m)へ向かったのですが、駐車場に続く道が通行できなかったため、頂上までたどり着けず残念ながら写真もありませんが、日暮山からの眺めは小島が浮かぶ風光明媚な大沼の風景と、雄大な駒ケ岳を間近に見ることができてオススメの眺望スポット。また夕暮れ時の小沼湖畔を散歩するのも気持ちが良いですよ!

余談ですが、日暮山の南西(車で約20分位)にある「きじひき高原パノラマ展望台」やその先にある噴火湾眺望台からの眺めも絶景なので時間があれば足を伸ばしてみてください。

 

 

 

充実のリゾートホテル「グリーンピア大沼」

函館訪問で宿泊したはスキーリゾートとして人気の「グリーンピア大沼」。翌日の洞爺湖・神威岬経由で小樽に向かうというロングドライブを考慮して、函館市内ではなく大沼付近の温泉宿を探し、今回も「Hotels.com(ホテルズドットコム)」で予約しました。

源泉かけ流しの露天風呂のほか、大浴槽・ジャグジー風呂・気泡湯・寝湯・打たせ湯・サウナの温泉施設(日帰り入浴あり)や温水プールがあるほか、ボーリング、卓球、カラオケ、ゲームコーナーなどの屋内遊戯施設やパークゴルフ、アスレチック、レンタルサイクル、テニスコート、水上アクティビティ等々、たっぷり楽しめる充実のリゾート施設です。

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予約した際はすでに洋室が満室。中居さんが布団を敷きに来るという和室タイプでしたが、広めの部屋で快適に過ごせました。

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部屋の窓から見えるのは駒ケ岳!函館山からとはだいぶ違ってこちらの角度から見る駒ケ岳は丸みを帯びて女性的な印象です。

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夕食は北海道産の食材をたっぷり使った和食会席。ホッケ、ニシン、マスと…3種類もの魚料理のサービング。さすが海鮮の街ですね。朝食のバイキングも豊富な品数で美味しい。1泊2食付きのプランはオススメです。

グリーンピア大沼
北海道茅部郡森町赤井川229
01374-5-2277

函館〜大沼周辺マップ