【千葉・君津】ジブリの世界観が漂う「濃溝の滝・亀岩の洞窟」で絶景を堪能!

2015年の夏、インスタグラムで公開された幻想的な1枚の写真が「まるでジブリの世界」と話題になり、一気に注目を浴び人気観光スポットとなった「濃溝の滝(亀岩の洞窟)」。場所は千葉県君津市「笹川湖畔公園(清水渓流広場)」の中にあり、東京アクアラインを利用すれば都心から約1時間のところにあります。

話題になってからだいぶ時間が経ってしまいましたが、今回は勝浦にある「ホテルブルーベリーヒル勝浦」(記事はコチラ)に1泊2日で宿泊することになり、ついに「濃溝の滝・亀岩の洞窟」を訪れることができました!

国道409号線から東京湾アクアラインへ

濃溝・亀岩に向かったのは、10月はじめ3連休の前日(金曜日)。最初の旅程では2日目の土曜日早朝にホテルから濃溝の滝に向かう予定でしたが(晴れていれば写真撮影のベストタイムは、洞窟に光が差し込む早朝とのことで…)、金曜日の午後から翌日にかけて豪雨の予報だったので、旅行初日の午前中に予定を変更しました。

国道409号線から浮島インターに入り初めてアクアラインを利用!ここで地震が起きたらどうなるのか、事故が起きたらどうなるのか、そんなことを考えながら慎重に運転。せっかくなので途中の「海ほたる」にも寄ってみました。

ちなみに、アクアラインの通常料金は、普通車で3090円!高すぎると大不評でしたが、現在はETCを利用することで普通車が800円で通行することができます。これなら適正料金と思える金額ですね。

浮島インター入口 & 海ほたる(木更津方面)

浮島インター入口では、間違ってうっかり首都高に入らないようしっかりと標識を確認し木更津方面のアクアラインへ。海中のシールドトンネルに入る手前に換気塔が見えます。

東京湾アクアラインの全長15.1kmのうち、浮島インターから海ほたるまでのシールドトンネルは9.6km。海ほたるから先の木更津方面までは橋梁(一番高いところで海面から40mだとか)は4.4kmとなってます。

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海ほたるの展望デッキから東京と風の塔を望む

5階の西側展望デッキからは、海中に潜って行くシールドトンネルを見ることができます。トンネルの途中に立つ「風の塔」は、望遠レンズのカメラで撮ったものですが、その先のスカイツリーや東京タワーも一応肉眼で確認することもできました。

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「海ほたる」公式ウェブサイト

「濃溝温泉 千寿の湯」を目指す!

浮島インターからは、グーグルマップで「濃溝温泉 千寿の湯」を目的地に設定し、現地には11時頃到着。無料の駐車場(30台ほど)には、すでにたくさんの車が並び、クラブツーリズムなどの大型観光バスも3台来ていました。

ちなみに、「千寿の湯」は、源泉かけ流しの温泉で日帰りもOKということなので、見学のあとは渓谷を見渡せるという湯船に浸かってゆっくりするのも良さそうですね。

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いよいよ絶景の「濃溝の滝(亀岩の洞窟)」へ 

入口の看板には「濃溝の滝へ徒歩451歩」と書かれています。(駐車場から約5分ほどの距離)入口周辺にある案内板には、濃溝の滝、亀岩の洞窟、幸福の鐘などの説明や写真がたくさん貼られています。

また千葉の名産「落花生(ピーナツ)」の売店もありました。通常1袋1500円位する落花生が800円!どこよりも安いよ!と売店のお兄さんが声を張っていましたが…、立ち止まることなく濃溝の滝へまっしぐら!(あとで、やっぱりお土産に買っておけばよかったなと…)

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「光のハート」の光景が楽しめるのは、3月と9月のお彼岸時期の早朝とあります。誰もが「見てみたい!」と思ってしまうような素敵な写真。きっとその時期は、普段の人混みを遥かに上回る混雑ぶりなのでしょうね…。

木々に囲まれた遊歩道を歩く

遊歩道の脇には「あと200歩」などと書かれたハートの立札が濃溝の滝までの距離を示してくれます。が、木々に囲まれた遊歩道は清々しくとても気持ちが良い場所なので、歩数など数えるよりも、ゆったりとした気分で歩きたい散策路。いずれにしてもあっという間に目的地に到着します。

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こちらが本当の「濃溝の滝」

絶景スポットとして有名になった「濃溝の滝」ですが、本当の名称は「亀岩の洞窟」ということをここに来て初めて知りました。案内板の説明によると、SNSで話題になった際に、誤った名称のまま拡散されてしまったんですね。

おそらく私のように、インスタの写真を見た沢山の人々がまだ誤解したままだと思うのですが…これが人に関するうわさや事件の誤報だったら…と改めてSNSの素晴らしさと怖さが表裏一体であるということを考えさせられます。(実際のところ、著名人の方などはいつもこの狭間で戦っているのでしょうが。。。)というわけで、やはり間違った情報は正しく認識しておきたいところ。

名前の由来は、昔、農作業用の小屋があり、水車を回すために溝を掘ったことによって出来た滝ということで「農溝の滝」と呼ばれ、それが、いつしか「サンズイ」のついた「濃溝の滝」になったのだとか。

遊歩道の上からも濃溝の滝を見ることができます。岩の上部のくぼみがハートに見えるというので、どれどれ…木々の合間から覗いてみると…はい、たしかに♡がありました😃

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本来の名称は「亀岩の洞窟」

高さ約15mという「亀岩の洞窟」は、江戸時代前期、笹川の曲がった部分を短絡(トンネルや切り通し)し、今まで川だったところを水田化する「川廻し」という新田開発のために掘られたのだそうです。

遊歩道から「亀岩の洞窟」を望む

上から眺めると小さな滝の中に亀の甲羅のような岩が見えます。亀に似た岩があることから、2002年に「亀岩の洞窟」と命名されたのだとか…、まだそれから15年しか経っていなかったんですね。

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笹川の川辺から「亀岩の洞窟」を望む

遊歩道から階段で川辺まで降りることができ、先着のバスツアーの団体さんたちが、撮影大会の真っ最中でした。川にはロープが張られていますが、普通の靴ではそこまで入れません。まわりも結構ぬかるんでいます。私は忘れずに長靴を持参していたので浅瀬まで入ることができました。(でも大事な三脚は忘れていたという…💦)

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団体ツアーの先着グループがいなくなり、次の団体が来るまでの束の間は静寂な空間に…

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インターネットで「濃溝の滝」を検索すると、こちら(亀岩の洞窟)のような写真が、たくさん出てきますが、写り方は光が差し込む時間や角度、天候によってさまざま。この日の空は厚い雲に覆われており、全体的に暗めでしたが、昼頃に撮影してこんな感じでした。このアーチ型のトンネルに朝陽が差し込む様は、それはそれは神秘的なのだろうと思います。

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岩肌の苔、木々の緑のグラデーション、静かに流れる滝と静寂な水面…「まるでジブリの世界」と言われることに十分頷ける美しい光景です。アーチのトンネルから差し込む光と水面の反射を捉えることができたなら、なおのこと美しいでしょう。運が良ければ滝に虹がかかることもあるそうですよ。

光のハートを撮影したい場合は、3月と9月のお彼岸時期、晴天の6時半~7時半頃が良いとのことです。

洞窟内の「亀岩(北辰妙見菩薩)」

駐車場の案内板には、滝が流れる亀岩の写真に「北辰妙見菩薩」と書かれていました。亀は北極星の分身で、大地を守護し人々に福寿を増すと言われているそうです。

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緑の木々に囲まれた笹川

「亀岩の洞窟」を通って流れるのは笹川で、笹川湖、亀山湖を経て、君津市内を流下後、木更津で東京湾に合流するのだそう。透明に澄んだ清らかな水が、静かに流れていく風情ある光景です。

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帰り道のデッキウォーク

帰りは、行きの遊歩道とはまた少し雰囲気の違った木道を歩くことになりますが、こちらも気持ちのよい散策路になっています。緑に茂っている木々も来月には少しづつ紅葉が始まり、また違った表情の景色が広がるのでしょうね。

木道の脇にはホタルについての案内があり、夏になると濃溝の滝に向かう清水渓流公園の遊歩道や、この木道周辺でホタルが見られるそうです。

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春から夏はベストシーズンと言われる新緑の季節(3月と9月の彼岸過ぎには光のハートが、夏のホタルシーズンは、6月に源氏ホタル、7月に平家ホタルが19時半〜21時頃の間で見られる)、秋には紅葉(11月中旬〜12月上旬頃)、冬には積雪と、季節や時間によって様々に変わる風景を楽しむことができる素敵な観光スポット。千葉に行く際にはまた是非立ち寄って、違った表情の風景を見てみたいと思います。

濃溝の滝・亀岩の洞窟マップ