【サンフランシスコ】リトルイタリーの人気店シーフードレストラン「ソット マーレ」

サンフランシスコ・ダウンタウン北東のノースビーチというエリアに「リトル・イタリー」と呼ばれるイタリア系移民が多く住む場所があり、この周辺には多くのイタリア料理店が集まっています。そのリトルイタリーで大人気のシーフード料理の名店「ソット マーレ(Sotto Mare)」に行ってきました。

ノースビーチ・リトルイタリーの「ソット マーレ」へ

リトルイタリーは、フィッシャマンズワーフからファイナンシャル・ディストリクトにかけて斜めに走る大通り「コロンブス アヴェニュー(Columbus Ave.)」の中央あたりに位置します。今回はユニオンスクエア付近に滞在していたので、ホテルからウーバー(Uber)でお店に向かいました。

ソット マーレは行列必至の人気店

ソット マーレは、ランチが比較的空いているようですが、夜のディナーは激混みで、行列に並ぶのは必至!予約は3人以上からですが、グループで食事をするときは事前予約が無難です。また1〜2人の場合は、オープン直前など早めの時間に訪問したほうが良さそうです。(日曜日は休業なので要注意。)

訪問したのは平日の19:00で既に行列でしたが、事前に3名で予約をしていたので、5分ほど待ってすぐテーブル席を用意してもらうことができました。

活気あふれる賑やかな店内

長いカウターテーブルと壁にピッタリと設置されたテーブル席が1列に並んだ細長い店内はそれほど広くはないのですが、外にもテーブル席があります。

店内の壁にはカジキなど魚たちのオブジェや、多くの写真と記念品の数々が飾られ、デコレーションからして賑やか。狭いながら雰囲気がとても明るいレストランです。

3人で3品をシェアしてお腹いっぱい!

シーフード料理で評判の高いソット マーレは、その日に届いた新鮮な魚介類をその日のうちに提供し、完売したら営業終了というスタイル。とにかく新鮮さがウリなんですね。

前菜には、生のカキやアサリ、スモークサーモンなどのほか、シュリンプ・クラブカクテル、タコサラダなど新鮮なシーフードを使ったサラダ、クラムチャウダーなどがあり、魚介のメイン料理は7種ほど、各種パスタのメニューがあります。

注文したのはブレッド&バター付きのボストンクラムチャウダー、エビとホタテのソテー、そして名物のチョッピーノの3品。これを3人でシェアしました。

ソット マーレ公式ページのメニューはコチラ

まずは定番のクラムチャウダーから

あさり、ベーコン、ポテト、オニオン、セロリ、ハーブ類が入ったスタンダードな美味しさのクラムチャウダーです。


Boston Clam Chowder Bowl with Bread and Butter

新鮮プリプリのエビとホタテのソテー

大ブリなプリプリのエビとホタテのソテーは、魚介の出汁が効いたソースが最高!最後まで残らずパンにつけて食べました。


Prawn & Scallop Saute  Combo

サンフランシスコ名物チョッピーノ

運ばれてきた大きな深皿には、ダンジネスクラブ、エビ、イカ、アサリ、ムール貝、白身魚などの魚介がたっぷり!かなりボリュームがあります。

「チョッピーノ(Cioppino)」の起源は19世紀のサンフランシスコ、ここノースビーチが発祥と言われています。イタリア人の漁師によってあみ出された魚介類がゴロゴロと入ったトマトベースの魚介スープ料理で、イタリア系アメリカンの伝統的な料理。クラムチャウダー同様に、チョッピーノのレシピも店によってそれぞれ異なるので味も違ってくるのですよね。

ソット マーレのチョッピーノは、一口食べて皆一斉に笑みがこぼれました。魚介の旨味が凝縮したスープにトマトの酸味がほどよく溶け込んだ深みのある魚介のトマトスープが絶妙です!バターが加わっているのか、とてもコクがあって濃厚なテイスト。今まで食べたどこのチョッピーノより抜きん出た驚きの美味しさです!

また、魚介に埋もれたスープの中にはショートパスタ(ペンネ)が入っていたことにも驚き(通常パスタは追加でお願いするお店がほとんど)です。魚介ストマトスープが染み込んだペンネも美味しくいただきました。


The “Best Damn Crab Cioppino”

 

それぞれの小皿に分けて何度も何度もオカワリ。すごいボリュームでお腹一杯になりました。

実際にソット マーレを訪問して…

以前サンマテオに住んでいた頃、行ってみたいと思いつつ、そのうちチャンスがあるだろうと思いつつ、結局機会を逃していた「ソット マーレ」。なぜ早く行っておかなかったのでしょう!!さすがチョッピーノ発祥の地!というプライドを感じます。こちらに来て、ソット マーレのチョッピーノがナンバーワンに塗り替わりました。

大満足でテーブルを立ち、帰る準備をしていると、どこかで見覚えのある人が、声を掛けてきました。と思ったら、店内の壁にかかっている写真の中の登場人物…ソット マーレのオーナーのジジさん(気さくで明るいおぢさん)でした。

家族経営ということもあるのでしょうか、オーナーさんもスタッフさんも皆さん快活で明るくアットホームな雰囲気、とても居心地が良く、そこがまたソット マーレの人気なのだと感じました。

サンフランシスコへ旅行される方は是非「ソット マーレ」でお食事してはいかがでしょうか!

Sotto Mare
552 Green St,
San Francisco, CA 94133 

リトルイタリーでジェラートの食べ歩き

ユニオンスクエアからノースビーチ方面は上り坂なので、行きはウーバーを使いましたが、帰りはリトルイタリーのお隣チャイナタウンの夜の街を散歩しながらホテルへ戻ることにしました。

コロンブスアヴェニューとグリーンストリートの交差点の近くにジェラート屋さんらしきネオンを見つけちょっと立ち寄ってみることに…。店名を確認すると「アリメント(ALIMENTO)」というデリストアだったのですが、ジェラートのフレーバーの種類が約50種近くもありビックリです(写真の2倍)。いくつかテイスティングさせてもらったあと、選んだのは濃厚な旨みが口いっぱいに広がるコク深いピスタチオ、激旨です!(あとで調べてみるとかなり人気のあるストアでした)

「ALIMENTO」
507 Columbus Ave
San Francisco, CA 94133

美味しいと大人気のお店を目指していくのもワクワクしますが、何気に入ったお店で美味しい発見をするのも嬉しいものですね。美味しいシーフードに美味しいジェラート、たっぷりとイタリアンフードを堪能することができました。

リトル・イタリー周辺マップ