夏の大敵「紫外線」内側と外側のケアで紫外線対策!

シミ、ソバカス、 シワをはじめ、肌に様々なダメージをおよぼす紫外線…肌の老化原因の80%が紫外線にあると言われています。紫外線量は3月頃から上昇し始め、5月から8月は1年のうちでもっとも紫外線が強くなる時期。しっかりと紫外線対策をして若々しい肌を保ちたいものですね。今回の記事は、紫外線対策についてです。

内側からのケアで紫外線対策

老化の大きな原因は紫外線やストレス…まずは緑黄色野菜に多いビタミンAやトマトに多く含まれるリコピン、そしてポリフェノールやビタミンEなどの抗酸化物質を積極的に摂りましょう!

th_IMG_849

積極的に摂りたい【栄養成分と食品】

【ビタミンA】発がんを抑制し、皮膚の免疫機能やバリア機能を維持します。

含有量の多い食品⇒鶏レバー、うなぎ、卵黄、シソ、モロヘイヤ、にんじん、パセリ、ほうれん草など

【ビタミンB2】細胞の再生や成長を促進し、皮膚の新陳代謝を高めます。

含有量の多い食品⇒レバー(豚・牛・鶏)、チーズ、いわし、ぶり、シソ、モロヘイヤ、ノリなど

【ビタミンC】活性酸素を除去し免疫力を高める働きがある他、メラニンの発生を抑制し、コラーゲンの生成を助けます。

含有量の多い野菜⇒ケール、赤ピーマン、ブロッコリー、パセリ、ゴーヤ、シシトウ、ジャガイモなど

含有量の多い果物⇒アセロラ、グァバ、ゆず、キウイ、すだち、レモン、いちご、ネーブルなど

【アミノ酸(Lシステイン)】強い抗酸化作用があり、皮膚細胞を守ります。

含有量の多い食品⇒卵、鶏肉、高野豆腐、小麦胚芽、大豆、はちみつ、ブロッコリー、ねぎなど

外側からのケアで紫外線対策

①1日の中で紫外線量が多い時間帯が10時~14時と言われています。できれば外出は控えたいところですが、お出かけする際はしっかりと日焼け止めクリームを塗り、日傘や帽子、サングラスなどを利用する。 

②肌質によっての個人差、また汗や皮脂によって日焼け止めは取れてしまうので、適度に塗りなおす。

③紫外線を浴びたメラニンが活性化するのは、数時間後で数日後にはピークを迎えます。外出後は、肌をクールダウンさせ、十分な保湿をするなど、できるだけ早めにスキンケアする。

肌にダメージをもたらす2種類の紫外線「UV-A」と「UV-B」

【UV-A / ウルトラヴァイオレットA】

UV-Aは波長が長く、皮膚の真皮層にまで達し、コラーゲンやエラスチンを破壊し、シワ・たるみなど肌の老化を加速させます。

【UV-B / ウルトラヴァイオレットB】

UV-Bは波長が短く、表皮に作用してメラニンをつくる細胞を刺激し、シミ・そばかす・くすみ・皮膚がんの原因になります。

日焼止めクリームの表示「SPF」と「PA」について

海やプールなど紫外線の強い場所や長時間屋外にいる場合などはSPF30以上の高いものが有効ですが、SPFの指数が高いほど肌への負担も大きくなります。日常生活また、ちょっと外出する程度であればSPF10程度のものでも十分!日焼け止めクリームはTPOにあわせて選びましょう。

【SPF/サン・プロテクション・ファクター】

紫外線防御指数のことをいい、主にUV-B波の防止効果の倍率を示す数値です。 素肌の状態で日焼けした皮膚が赤くなるまでの時間を基準に、SPFの数値の倍率によって日焼止めの効率が上がります。例えば、10分で肌が赤くなる人がSPF30の日焼止めを塗布した場合、10分×30倍=300分=5時間となり、5時間は日焼けの防止効果が期待できるということになります。

【PA/プロテクション・グレイド・オブ・UV-A】

UV-A防御指数のことをいい、UV-A波の防止効果を示す数値です。UV-Aが照射されて、 2~4時間後に皮膚が黒化を起こしたかどうかで測定します。 防御効果の度合いは「+」で表示され、+は防御効果がある。++はかなりある。+++は非常にあるの3段階に区別されています。

室内にいれば安心というわけではありません。曇りや雨の日でも紫外線は降り注いでいます。紫外線量の多いこの季節は特に油断をせず、しっかりと紫外線をカットし、お肌を守るように心がけましょう!