【群馬・渋川】2種類(黄金の湯・白銀の湯)の温泉が楽しめる「伊香保温泉 ホテル天坊」に宿泊

伊香保温泉 ホテル天坊へGO!

「ホテル天坊」は、群馬県渋川市にある温泉旅館。伊香保温泉の石段街にもわりと近いロケーションです。2020年からITS健保の保養所となっており、今回は空き照会でキャンセルが出た部屋を予約することができました。

車の場合、関越自動車道渋川伊香保インターからは約20分ほど。 駐車場は無料です。

電車の場合、ホテルからの送迎はないので、JR渋川駅から20分に1本間隔で運行する路線バス「伊香保温泉行き」(3番線乗り場)に乗車し「見晴下」で下車します。また、東京駅・新宿駅から伊香保温泉まで高速バス「上州湯めぐり号」(所要約3時間30分〜4時間)の運行もあるようです。

今回は車で朝6時に都内を出発、水澤寺と水沢うどんの名店「大澤屋」に立ち寄ったあと11時過ぎ頃「ホテル天坊」に到着しました。ホテル前の駐車場は数に限りがありますが、近くの坂の下にいくつもの駐車場があります。

ホテル天坊のフロント・ロビー

ホテル天坊のフロント・ロビーは吹き抜けもあって広々!天井の照明が煌びやかです。

チェックイン時間は15時なので、ひとまずホテル前の駐車場に車を停めフロントで「伊香保旅手帳」をゲット。伊香保旅手帳には、伊香保観光に便利な情報・マップのほか、店舗などで使えるオトクな特典チケットなどが付いています。

ホテル天坊前の停留所「梨木坂」から「伊香保タウンバス」に乗車し、伊香保温泉街に向かいました。

▶伊香保タウンバス1号線時刻表はコチラ

▼「伊香保温泉街散策」についてのブログ記事は下記リンクより御覧ください☺︎

【群馬・渋川】2種類(黄金の湯・白銀の湯)の温泉が楽しめる「伊香保温泉 ホテル天坊」に宿泊

ホテル天坊館内とフロアマップ

フロント前には生花も飾ってありフロア全体が華やかな印象です。

1階にロビーラウンジ、ドリンクコーナー、売店、情報コーナー、カラオケルーム、ゲームコーナー、麻雀室、キッズルーム、会議室、バンケットホール、食事処、2階に宴会場や食事処、3階に大浴場、プール、マッサージ・エステサロン、バンケットホール、チャペル、3階〜8階に客室、9階にスカイホールレストランがあります。

ロビーラウンジ

ゆったりとしたスペースのロビーラウンジ。大型テレビが設置されているラウンジもあります。

ドリンクコーナー

ロビーラウンジのすぐ横に珈琲やジュース等のドリンクコーナーがあり、8時から18時まで無料で利用することができます。

足湯

ロビーラウンジの外に見えるのは24時間営業の足湯。池には立派な鯉が泳いでいました。

エレベーターホール

今回の部屋は605号室ということで、バンケットホール手前のエレベーター(3基)で6階へ。この日は館内でドラマ「日曜の夜ぐらいは」の撮影が行われており、チェックイン時はエレベーターホール周辺にまだ機材が溢れ雑然とした雰囲気でした…。

エレベーターはロビーラウンジの横にも2基あります。

ホテル天坊の客室

3階から8階までが客室で、客室数は和室・洋室・和洋室など合わせて183室。建物等は古いですが室内は清潔感があって綺麗です。

客室には冷暖房、テレビ、冷蔵庫、加湿空気清浄器、金庫、ドライヤー、浴衣、茶羽織、ヘアーブラシ、スリッパ、バスタオル、ハンドタオル、電気ポット、お茶セット、ハンドソープ、グラスなど必要なものは大体揃っています。使い古した感じの薄いバスタオルがちょっと気になりましたが、消臭スプレー、消毒スプレーがあったのは便利でした。

居室の手前に洗面所、浴槽のないシャワールーム、温水洗浄便座のトイレ、部屋の奥に冷蔵庫やティーコーナーがあります。

浴衣や作務衣は、レストランを含め館内着用OKなので気軽に過ごすことができました。

部屋は10畳タイプより少し広い和室。ベッドはないので夕食中に布団を敷きに来てくれます。ペラペラに薄い敷布団で寝づらかったのですが、自ら敷布団を重ねることで眠ることができました。

フリーWi-Fiは、無いとか繋がらないなどの口コミがあり期待していなかったのですが、古い情報だったようで接続はそれほど悪くはありませんでした。

ティーコーナには、緑茶パック、急須、湯飲み、水が入った電気ポットと水さしがセットされています。外を眺めながらお着菓子をいただきました。

ホテル天坊の大浴場

草津温泉と並んで群馬県を代表する伊香保温泉は、400年以上の歴史を誇る温泉地。伊香保温泉には古くから湧き出る源泉「黄金の湯」と、平成になって湧出が確認された新しい湯「白銀の湯」の2種類の泉質の温泉があり、ここホテル天坊でも茶褐色で鉄分を多く含む硫酸塩泉「こがねの湯」と、無色透明でメタケイ酸を多く含む単純泉「しろがねの湯(露天風呂)」を堪能することができます。

天晴大浴場

1000坪の敷地を誇る「天晴大浴場」は3階にあり、「こがねの湯」と「しろがねの湯」の色々なお風呂が愉しめるようになっています。

休憩所を備えた間口の広いエントランスです。

入浴中にスリッパを殺菌してくれるタイプの靴箱などがあり、館内の随所にコロナ対策の配慮が見られます。

「ゆ」とかかれた暖簾をくぐると大浴場まで長い廊下が続き、その途中に夏季限定の屋外プールが見えました。

広い大浴場に先客1人しかおらず、ほぼ独り占め状態でした。ところがシャワーが冷たく、しばらく放水してもちょっとぬるいくらいの温度までしか上がらず、温泉に浸かるまで体が冷え切ってしまったという…男性のお風呂も同じ状態だった模様。いつもそんなはずはないと思うので、不運なハプニングに遭遇してしまったのだろうと思います。


画像引用元:伊香保温泉 ホテル天坊HP

大浴場マップと利用時間

天坊岩風呂

地下1階の大浴場には、天然記念物の三波石を600トン使用したという「しろがねの湯」の岩風呂と「こがねの湯」の露天風呂があります。

硫酸塩泉のこがねの湯は、湯の中に含まれる鉄分が酸化して茶褐色になるそうで、神経痛、関節痛、筋肉痛などのほか、薬効が高く切り傷や火傷などにも効くのだとか。またメタけい酸を多く含む無色透明の単純泉は、疲労回復や肌の新陳代謝を促進する美肌効果があるそうです。

内湯の岩風呂は、源泉循環式のメタけい酸単純泉(しろがねの湯)。露天風呂は、源泉掛け流しの硫酸塩泉(こがねの湯)。


画像引用元:伊香保温泉 ホテル天坊HP

食座「旬の坊」の食事

今回はITS健保の利用(夕食・朝食込み)で、食事は朝夕ともに1階のブッフェレストラン「旬の坊」にていただきました。ほかにも
「スカイホール 天の川(最上階)」や、料亭個室の会席料理「湯の花亭」、宴会場などがあります。

※以前の食事は和食膳だったようですが、現在は朝夕ともにブッフェ料理でした。

夕食ブッフェ

入店してすぐ眼の前に和食中心のブッフェコーナーがあり、テーブル席側には中華・洋食中心のブッフェコーナーがありました。料理が一度にたくさん運べるカートがあるのは高ポイント!行ったり来たりしなくて済むので無駄な混雑が避けられるしスムーズに進めていいですね。

ブッフェスタイルのレストランではコロナ対策で使い捨て手袋が用意されているのが必然となっていますが、こちらでは一品ずづ取分けて丁寧にラップされている小鉢なども多くありました。

ブッフェコーナーには、サラダ、ズワイガニ、刺身盛り合わせ、握り寿司、季節のお鍋・煮物・揚げ物・焼き物・蒸し物など、和洋中のお料理がズラリ!ライブキッチンでは揚げたての天ぷらやローストビーフ、真薯などをオーダーしました。

品数の多さにビックリ!デザートはひとつひとつ小皿に取分けてありました。

目移りしてついつい色々と手にとってしまい、お腹がハチキレそうになるほど食べました。

朝食ブッフェ

「皆が大好き、朝ごはんはバイキングですよ〜。朝ごはんのバイキング会場はあちらです。」とロビーで手振りをしながら案内していたのは人型ロボットのペッパーくん。朝食も和洋中のブッフェスタイルです。

「あごだし豆腐」は、ミニコンロ付きで湯豆腐が楽しめました。固形燃料がセットされたていて運ぶのから着火まですべてセルフ。コンロはちょっと重いので要注意です。

パンがちょっとパサパサでしたが…、それ以外は普通に美味しくいただきました。


伊香保温泉 ホテル天坊
群馬県渋川市伊香保町伊香保396-20
0279-72-4489

あとがき

ホテル天坊は、2020年4月から関東ITS健保の保養所になったホテル。あまり新しくはなかったですが、清掃は行き届いていると感じました。大浴場ではシャワーの温度があがらないハプニングはあったものの、黄金の湯と白銀の湯の2種類の温泉が楽しめました。食事は数年前からブッフェに変更になったようですが、種類が豊富で良かったです。

老舗ホテルということで期待値が高かったこともあると思いますが、接客は機械的な対応で気持ちがこもっていないというか…そんな印象です。特にチェックインの際の心証が悪かった…。ロビーでドラマの撮影中ということで、外で待つように言われましたのですが、風が強かったので外で待ちたくないと言うと、ドラマスタッフに気遣っているようなそぶりをしながら私達にはしぶしぶ玄関(外ドアと内ドアの間)に案内…、撮影第一、宿泊客は二の次といった扱いで、到着早々とても嫌な気分になりました。

観光でヘトヘトになっているのに罰ゲームのようにエントランスに10分位立たされて、トイレにも行きたかったし、イライラが募るばかり。やっとホテル内に入れる段階になったときも撮影スタッフの方は申し訳けなさそうにお詫びをしましたが、ホテルスタッフはお詫びのひとつもなく何もなかったのような態度でとても不快でした。一言気持ちのこもったお詫びがあればこちらもそんなこともありますよって気を取り直せるのに….ってもうストレスマックス!せっかく楽しむために来てるんだから切り替えよう!と思っても、私だったらこうするけどな、とか余計なことを考えてしまい、すぐに切り替えできない自分にもイライラ。さぁこれからゆっくりできる!とワクワクしていたのに出鼻を挫かれしばらくモヤモヤが消えませんでした。

全体的に接客が今ひとつな印象で、もう少し気配りのある対応を受けていたら心証も違ってまた訪問したいという気持ちで満足ができたのかもしれません。書きながらその時の感情が蘇ってしまいクレーム調になってしまいましたが…、こんな不運はレアケースだとは思うので、ハプニングさえなければ普通に楽しい時間が過ごせるホテルだとは思います。