【ハワイ島・ホルアロア】コナコーストが一望できる絶景!ドトール直営のコナコーヒー農園「マウカメドウズ」を散策

コナコーヒー農園「マウカメドウズ」へGO!

ハワイ島滞在4日目。朝8時半にワイコロアのホテルを出発し、ドトールコーヒーが運営する「マウカメドウズ(Mauka Meadows)」を訪ねました。マウカメドウズは、コナ・ベルト・ロード沿いにある人気のコナコーヒー農園で、コナの町からは車で約20分の高台に位置しています。コナコーヒー畑や色鮮やかな南国植物を眺めながら園内を散策できるほか、コナコーストを一望する絶景とインフィニティプールも見どころです。

株式会社ドトールコーヒーは鳥羽博道によって1962年に焙煎加工・卸売事業として創業した、日本の企業です。1972年に“コロラド”で店舗事業も開始し、1980年には日本初のセルフサービス・カフェチェーンとして、東京の原宿に“ドトール・コーヒーショップ”の1号店をオープンしました。現在、他のカフェ業態も含め、日本国内で1,300超の店舗を運営し、アジアを中心に海外展開も行なっております。

現在のマウカメドウズコーヒー農園は33エーカー、東京ドーム約3個分の敷地面積で、そのうち17エーカーでコーヒーを栽培しております。コーヒーノキは約10,000本植えられており、1本の木から約50杯分のコーヒーが収穫されます。赤く熟したコーヒーチェリーは、人の手によって一粒一粒を丁寧に収穫しております。収穫されたコーヒーチェリーは、すぐに精選工程を経てコーヒー豆となり、麻袋で大切に保存され、手間暇惜しまず一窯ずつ焙煎することで皆様に新鮮なコーヒーをお届けしております。(案内板より抜粋)

コナコーヒー畑と南国植物に囲まれたガーデンを散策

マウカメドウズの開園時間は月〜金の9時から15時。入園料は1人5ドル(15歳未満無料)で、駐車場は無料でした。行きは園内を歩きながら散策を楽しみ、帰りは30分間隔で運行しているシャトルバスで駐車場まで戻ることができます。

植物園のように美しく整えられたガーデントレイル

園内へ続く門をくぐると、緑豊かな自然に囲まれた坂道が現れます。コナコーヒー畑をはじめ、果樹園や花壇、庭園の間を縫うように続くガーデントレイルは、片道約500m、高低差約65mの散策路。基本はセルフガイドで自由に歩いて楽しめますが、火・木曜日には60分ほどの有料ガイド付き散策ツアーも実施されています。

珍しい植物と園内を歩き回るニワトリ

手入れの行き届いた美しい花壇や植え込みが広がり、紙(パピルス)の原料として使われていたカミガヤツリなど、珍しい植物も植えられています。園内では放し飼いのニワトリの姿も見られ、自然と調和したのどかな雰囲気を楽しめます。

日本人ガーデナーと看板犬ルシーダとの出会い

散策の途中で、植物の手入れをされている日本人スタッフの方に出会い、園内に植えられているフルーツについて教えていただきました。熟したフルーツは、収穫して味わっても良いそうです。ここでは人懐っこい「ルシーダ(Lucida)」という名前のワンコも姿を見せてくれました。

白い花と木漏れ日に導かれる緑のアーチ

スパティフィラムの白い花に囲まれた緑のトンネル。木漏れ日を浴びながら進みます。

展望テラスと八角形のガゼボ

緑豊かなトンネルを抜けると、石畳が敷かれた円形の展望テラスが現れ、高台に佇む白いガゼボとその先に広がる太平洋の水平線を眺めることができました。

可愛らしい八角形のガゼボの脇には背の高いヤシの木がそびえ立ち、足元には色鮮やかな花々が優しく咲き誇っていました。ガゼボでは遠くに広がる海の景色を眺めながら、贅沢なひとときを過ごすことができます。

アーチを彩る緑の宝石ヒスイカズラ

ヤシの木がそびえ立つ青空の下、緑のアーチから藤のように垂れ下がっていたのは、緑の宝石とも称される「ヒスイカズラ」。長いものでは1m以上にもなるという花序には、鮮やかなエメラルドグリーンの花が連なり、ちょうど開花の瞬間を迎えていました。

クローズアップで見ると、愛らしいうす紫色のつぼみから鮮やかに開いた姿は、まるで天使のような美しい造形で、静かに目を惹きつけます。この開花の時期にしか出会えない、庭園での特別な光景でした。

手間暇かけて育てるコナコーヒー畑の恵み

コーヒーの木は1〜3月頃までに花をつけ、8〜1月の約6ヵ月間が収穫期となるそうで、訪れた5月は少しずつ青い実が膨らみ始めている様子が見られました。

熟した赤いコーヒーチェリー(果実)は、ひとつひとつ手で摘まれ、皮をむいて水に浸されたあと、天日干しをして手作業で選別されるという流れ。丁寧な手摘み作業や、広く並べた豆を特製の熊手でかき混ぜながら乾かす様子を案内写真で見ることができました。

太陽を浴びて豊かに実る南国の果実

マウカメドウズの園内には、コナコーヒー畑だけでなく、南国ならではのトロピカルフルーツが育つ広大な果樹園も広がっています。今回は熟した果実を見つけることができず、実際に手摘みして味わうことはできませんでしたが、太陽の光をいっぱいに浴びたフルーツが実を膨らませている様子を間近に見ることができました。

マカダミアナッツの木々とパイナップル畑

丸く大きな実がたわわに実るマカダミアナッツの木と、太平洋を背景に広がるパイナップル畑。

果樹園で見つけた実りゆく果実たち

左上から時計回りに、ライチ、グレープフルーツ、バナナ、アボカド、ビワ、グァバ。ほとんどの果実はまだ青く、収穫には少し早い様子。それでも、手の届かない高い場所では、ライチやグレープフルーツが食べ頃を迎えていました。

園内に咲き誇る花々

トレイル沿いには、壁一面にしだれる鮮やかなブーゲンビリアや真っ赤なハイビスカスをはじめ、涼しげなブルーのルリマツリや白いペンタス、大きなラッパ状の花を下向きに咲かせるエンゼルストランペットなど、多種多様な花々が艶やかに咲き誇り、散策の目を楽しませてくれました。

空と海に溶け込むインフィニティプール

果樹園を抜けると展望テラスとインフィニティプールが見えてきました。プールと海の境界線が溶け合う、息を呑むほど美しい景観です。

実はこのプール、単なるリゾートの装飾ではなく、広大な農園に水を供給するための「農業用貯水池」としての役割を兼ねているのだそう。「ただの貯水池を作るのは味気ないから、美しい景観に溶け込むものにしよう」という、創業者のこだわりと遊び心からこのデザインが生まれたそうです。

コナコーヒーの試飲とお土産選び

テラスの一角にある売店では、100%コナコーヒーの試飲ができ、商品も購入できます。スタッフさんはとてもフレンドリーで親切丁寧。色々なお話が伺えました。自分たちで果物を収穫することはできなったものの、甘くて美味しいスターアップルを切り分けてくれたのも嬉しいサービスでした。

試飲させてもらったコナコーヒーは3種類。ナンバーワンとプライムをブレンドした「エステートセレクト」(緑の箱)、大粒で傷の少ない「スペシャリティリザーブ」(赤の箱)、そして厳選された大粒の豆のみ(全体のわずか5%)を使用した最高級グレードの「エクストラファンシー」です。

個人的にはまろやかな口当たりのスペシャリティリザーブが気に入りました。試飲になかった「ピーベリー」は、コナコーヒー全体のわずか3%しか収穫できないといわれる特に高価な豆。すでにヒロの町でカウコーヒー(ハワイ島南東部のカウ地区で栽培される希少なスペシャルティコーヒー)のピーベリーを購入していたこともあり、ここはやはり試飲した中でも手に入りにくい「エクストラファンシー」を購入しました。

ハワイの物価高を反映して、コナコーヒーは中南米産コーヒーと比較してもかなりの高値。ハワイ島の100%ピュアなコナコーヒーは8oz(約227g)で30〜50ドルくらいです。(ギフトショップなどで安く売られているコナコーヒーは、ラベルを見るとコナコーヒーが少量だけ入ったブレンド品だったりします。)

太平洋を望む芝生に佇む白い焙煎小屋

青い海と芝生の緑に映える丘の上に、絵本から飛び出してきたような白い八角形の自家焙煎所がありました。 温かみのある木造の室内には明るい光が差し込む大きな窓が並び、中央には名門ディードリッヒ(DIEDRICH)社製の美しい青い焙煎機が鎮座しています。

世界中のロースターに愛されるこの焙煎機を使い、ここで収穫された豆を丁寧にローストしていく…。 天井のファンが静かに回る心地よい空間は、焙煎時の香ばしいコーヒーの香りで満たされていました。 広大な海を見下ろす絶景の中、コナコーヒーが極上の一杯へと生まれ変わる特別な工房です。

あとがき

手入れの行き届いた「マウカメドウズ」は、南国の草花に彩られたコースト沿いの美しい景観とともに、コナコーヒー農園や果樹園を散策できるだけでなく、ハワイの豊かな自然の恵みと、それを届けてくれる人々の温かさに触れられた素晴らしい時間でした。

じっくりと手間をかけて作られるコナコーヒーの裏側を知れたことで、いつものコーヒータイムが少し特別なものになりました。ハワイ島を訪れる機会があれば、ぜひこの美しい農園に足を伸ばして、五感で楽しむ贅沢な散策を体験してみてください☆


Mauka Medows
75-5476 Mamalahoa Hwy, Holualoa, HI