2026年5月初旬、ハワイ島・ヒロのダウンタウン周辺でローカルグルメを楽しみました。巨大なハワイアンプレートランチから本格メキシカンのフードトラック、気軽に立ち寄れるテイクアウト店まで、ヒロならではの…
【ハワイ島・ヒロ】マウナケアの標高2,800mに広がる宇宙!日本ではなかなか見られない南十字星と天の川に出逢う夜
目次
霧を抜けハワイ最高峰の聖地「マウナケア」へ!
ハワイ語で白い山(ハワイで唯一山頂に雪がある)を意味する「マウナケア(Mauna Kea)」は、標高4,207mを誇るハワイ最高峰の聖地。世界最高峰の天体観測拠点としても知られ、山頂付近には各国の天文台が集まっています。今回はレンタカーで標高約2,800mにあるビジターセンターを目指しました。ハワイ島を横断するサドルロードを経由し、ヒロからは車で約1時間、コナからは約1時間半で中腹のオニヅカ・ビジターセンターへアクセスできます。
ヒロの町を出発してしばらくすると突然周囲が真っ白になり、一寸先も見えないほどの深い霧に…。視界の悪さに緊張感が続きましたが、サドルロードをぐんぐんとのぼり、標高が高くなるにつれだんだんと霧が晴れ、雲を突き抜けると青空が戻ってきました。
町中や道中が雨や濃霧でも、標高の高いマウナケアでは雲の上に出られることが多く、高い確率で星空を楽しめるといわれています。とはいえ天候は変わりやすいため、念のため訪問前には天候や観測条件を確認しておくのがおすすめです。予報はコチラ

オニヅカ・ビジターセンターに到着
日没直後の19時頃、オニヅカ・ビジター・センターの駐車場に到着。ここから先の山頂へと続く道は未舗装の悪路となるため、4WDの車でなければ進むことができません。また、山頂への乗り入れを禁止しているレンタカー会社も多いため、個人で上るには事前の確認が必要です。現在は円高なのでかなり割高ではありますが、時間に余裕があればヒロやコナからのガイド付きツアーを利用することもできます。

夕暮れ時の雲海
車を降りると、ひんやりとした山の空気に包まれ、目の前には雲海の素晴らしい景色が広がっていました。夏でも朝と夜はかなり冷え込むため、防寒具や温かい飲み物は必須。フラッシュライトやポータブルチェア、レジャーシートなども持参すると、快適に星空観察を楽しめます。

オニヅカ・ビジター・センターの展示
ハワイ出身の日系人宇宙飛行士エリソン・オニヅカ氏にちなんで名付けられたという「オニヅカ・ビジター・センター(Maunakea Visitor Information Station / VIS)」では、マウナケアの豊かな自然や貴重な生態系、そして宇宙科学に関する展示が行われています。
また山の中腹に佇むこのエリアには、観光客向けのビジターセンターのほか、標高4,200mを超えるマウナケア山頂を目指す天文学者や研究者たちが高山病を防ぐために身体を慣らすための施設もあり、近くに整備された共同棟や宿泊用のロッジは、世界各国の天文台スタッフが利用しているそうです。

マウナケア山頂にある天文台群
こちらはマウナケア山頂にある天文台群の配置と、各施設の運営や計画に参加している国・地域を図解した解説パネル。なかでも日本が誇る「すばる望遠鏡」は、世界最大級の8.2mという巨大な一枚鏡を備え、その優れた観測能力で世界の天文学をリード。さらに、東アジア天文台が主導する「ジェームズ・クラーク・マクスウェル望遠鏡」などにも深く携わるなど、日本は国際共同研究に欠かせないパートナーとなっています。夜空へ真っ直ぐに伸びるレーザービームは、大気のゆらぎによる星のブレを打ち消して遠くの宇宙を鮮明に捉える最先端の技術なのだそうです。

限定グッズが並ぶ併設ショップ
センター内に併設されたショップには、マウナケアのロゴが入った限定のTシャツやパーカー、宇宙グッズなどが並んでいました。山の上は想像以上に冷え込むため、ここで防寒着や温かい飲み物を買い足す人の姿も見られました。

ピクニックエリアで星空鑑賞
ショップの近くには、清潔なトイレ棟が併設されたピクニックエリアが整備されており、今回はこちらで星空鑑賞をすることにしました。写真撮影のための良い場所が確保できたため参加しませんでしたが、日没後にアナウンスがあり、ビジターセンターのスタッフによるレーザーポインターを使った星空解説が行われていました。
なお、トイレ棟はビジターセンターの営業時間(9:00〜21:00)に合わせて閉鎖してしまうため、閉館前までに済ませておくのがおすすめです。(一応、屋外には24時間利用できる簡易トイレも用意されていますが、特に夜間は実用的ではありません。)

19:30頃の宇宙

20:00頃の宇宙

20:30頃の宇宙

満天の星空と南十字星に包まれた夜
周囲の明かりが消え、夜が更けるにつれて、空にはこぼれ落ちそうなほどの満天の星空が広がりました。写真に写る光の線は、人工衛星や流星の軌跡です。
山を目印に真南を21時15分ころ撮影した下写真は、銀河系の中心方向のため無数の星々が密集して見えています。白くモヤのように広がる光の帯は天の川。山頂の右上には日本ではなかなか見ることのできない南十字星、左側にはケンタウルス座のα星・β星、そのさらに上でひときわ存在感を放っているのが、さそり座の一等星アンタレスです。
南十字星(サザンクロス)には、「人生の羅針盤」「願いを叶える導き」「魂の浄化と保護」「新たな始まりと再生」といったスピリチュアルな意味が込められているそうです。静かな夜空を見上げながら、私もそっと星に願いを込めました。

Maunakea Visitor Information Station
Mauna Kea Access Rd, Hilo, HI
