丸ビル・アトリウム「THE FRONT ROOM」へGO! 2026年2月初め、丸ビルのメインエントランスを入ってすぐのアトリウムにある「THE FRONT ROOM」で、週末ランチをいただきました。…
【山梨・勝沼】日本最古級のワイナリーまるき葡萄酒とHUGEレストランが融合した複合施設「イワイテラス」を訪問
目次
勝沼の歴史とモダンが融合した「イワイテラス」へGO!
2026年4月、マルシェの開催に合わせて、山梨・勝沼にあるHUGEグループのレストラン・カフェ「イワイテラス(IWAI TERRACE)」を訪れました。2024年4月29日のグランドオープンから約2年、ようやくの初訪問です。
イワイテラスは、1891年創業の歴史あるワイナリー「まるき葡萄酒」を中心に、クラフトビールの醸造所「IWAI BREWERY(イワイブルワリー)」、ショップ、レストラン・カフェ、BBQエリアを併設した複合施設。RIGOLETTOなどを手がけるHUGEがプロデュースしています。
中央自動車道・勝沼インターからは車で約3〜5分。国道20号線からもほど近く、訪れやすいロケーションです。駐車場は店舗前と道路を挟んだ向かい側にあり、ふと見上げると、春の光を受けて芽吹き始めたぶどうの木が、やわらかく枝を広げていました。

先駆者の情熱が紡いだ最古級のワイナリー「まるき葡萄酒」
「まるき葡萄酒」は、1877年に渡仏した先駆者・土屋龍憲氏が、本場で学んだ醸造技術を礎に、1891年に設立した日本最古級のワイナリー。帰国後は「フランスワインがフランス料理に合うように、甲州ぶどうが和食に合わないはずがない」という信念のもと、日本固有種である甲州ぶどうにこだわり、勝沼での開墾と栽培の研究を重ねたといいます。また、シャトー・メルシャンの源流である「大日本山梨葡萄酒会社」から独立したという歩みからも、その揺るぎない信念がうかがえます。
敷地内には、ヴィンテージから最新のボトルまでを適切な環境で保管する地下貯蔵庫があり、店内の棚には希少なヴィンテージ・コレクションや甲州ワインの名品が並びます。私は数年前から酸化防止剤無添加の赤ワインを好んでいるのですが、愛飲しているシャトー勝沼の赤ワインや蒼龍葡萄酒のスパークリングなども取り扱っていました。店内の一角にあるテイスティングコーナーでは、銘柄の背景を聞きながら、選び抜かれたワインをゆっくりと味わうことができます。

まるきワイナリー&イワイテラスの風景
1階のワインショップを見学後は、裏手にあるイワイブルワリーを通ってテラスへ。ブルワリーの入口には、11時・13時・15時からのツアー案内があり、簡単な醸造所見学ができるようです。また、仕込み場や醸造場、樽貯蔵庫、地下貯蔵庫、圃場など、まるき葡萄酒の醸造過程を見て回る「ワイナリーツアー」も無料で開催(前日16時までに要予約)。ツアーの前後に10種類程度のテイスティングも無料で楽しめるそうです。

甲府盆地の絶景
ぐるりと山々に囲まれた甲府盆地の風景が、視界いっぱいに広がります。足元には芽吹き始めたぶどう畑がなだらかに続き、その先には街並み、さらに奥には連なる山々が幾重にも重なり合うように連なっていました。遠くには、雪を残した山並みがかすかに見え、春と冬の気配が同時に感じられる、勝沼ならではの開放的な眺めです。

草生栽培に貢献する羊たち
すぐ下のぶどう畑には、草を食んだり、昼寝をしたりする、まん丸とした羊が2匹。羊を放牧して雑草を食べさせる「草生栽培」など、自然のサイクルを活かした栽培方法を取り入れられているそうです。

開放感あふれる「BBQテラス」
テラスの一角に設けられたBBQエリアは、開放感たっぷりのロケーション。よく見ると、我が家と同じコールマン ロードトリップが並んでいて、思わず親近感が湧きました。お昼すぎになるとテラスエリアは次第に人が増えはじめ、それに連れてワンコたちの姿もちらほら。気がつけば、あちこちで愛犬連れのグループがくつろぎ、のびやかな空気の中、穏やかな時間が流れていました。

イワイテラスの「マルシェ」
レストラン横のテラスには、今回初開催となるマルシェ会場が広がり、アクセサリーやキャンドル、アロマ香水といった雑貨をはじめ、ベーカリーやティールーム、スペシャルティコーヒー、クラフトビール、ワインショップなど、飲食ブースも並んでいました。

若者有志による静岡茶の「ティールーム」
こちらは、お茶好きの有志が県外から集まり、現在4人で茶摘みを行っているという「ティールーム」のブース。彼らは、静岡県中部を流れる安倍川上流域の山間部にある茶工場を継承し、本山茶の製造を手がける若者たちのグループ(農業生産法人)で、「TCF(TEA CREATIV FIELDS)」という新ブランドを立ち上げたそうです。
出品されていたのは、古木茶と、煎茶・アールグレイ煎茶・ジャスミン煎茶の3点セット。よく冷えたブレンド煎茶はすっきりとした味わいで、彼らの想いを感じながらいただきました。もともとアールグレイが好きなこともあり、このアールグレイ煎茶にはすっかり魅了され、3点セットをアールグレイ2点とジャスミン煎茶の組み合わせに変更して購入。これからの季節にぴったりのフレーバー煎茶です。

HUGEグループの「渋いちベーカリー」&「ソー コーヒー」
こちらは、イワイテラスのランチ後に立ち寄ったHUGE傘下の「渋いちベーカーリー(渋谷)」と「ソー コーヒー ロースターズ(高輪)」のブース。渋いちでは、人気の生ドーナツとクリームパンを、ソーコーヒーでは、期間限定の「アイスミモザコーヒー」を購入し、フリースペースのテラス(通常はBBQテラス)で食後のデザートとしていただきました。

景色とともに楽しむ「イワイテラス・レストラン」
ひと通りマルシェを見学したあとは、イワイテラスのレストランへ。オンライン予約で景色の良い席を希望していたこともあり、オープンエアーのテラス席に近いテーブル席へ案内していただきました。テラス席や指定エリアはペット同伴も可能で、ワンコ連れの場合は外階段を使い、テラス側から入店するようです。

アメリカンダイナー風のモダンな内装
こちらは、1階のワインショップから続く螺旋階段のエントランス。ワイン樽のディスプレイが印象的です。店内は天井が高く、開放的な吹き抜け構造で、アメリカンダイナー風のモダンな空間が広がっています。

少し意外だったメニュー構成
公式ウェブサイトのメニューには、ほかのHUGEグループのレストランにあるような「平日ランチ」の記載が見当たらなかったため、てっきりランチコースがあるものと思っていたのですが、残念ながらこちらは平日限定とのこと…。
また、スープメニューが見当たらずスタッフの方に伺うと、スープはランチコースでのみ提供されており、私のお気に入りのクラムチャウダーはなく、コーンスープかミネストローネの2種類とのことでした。HUGEのスープは美味しいのに、なぜ単品がないのだろうと少し驚きましたが、気を取り直してグランドメニューからシェア用のサラダと、それぞれのメイン料理を注文しました。

ドリンクは、ジュースやコーヒー、紅茶、アルコールに加え、魅力的なシェイクなど種類が豊富です。

前菜の「イワイ・シーザーサラダ」
新鮮なロメインレタスとトレビスに、自家製スモークベーコンと半熟卵を合わせたシーザーサラダは、2人でシェアできるたっぷりのボリューム。仕上げにクルトンと削りたてのパルメザンチーズが振りかけられ、見た目にも美しい一皿です。

メインパスタの「サーモンと茸のクリームソース」
こちらはメインで注文した「サーモンと茸のクリームソース」。麺はロングパスタのスパゲッティかと思いきや、登場したのはショートパスタのリガトーニでした。個人的にはやや塩分が強めに感じられたものの、濃厚なソースがパスタの空洞にまでしっかりと絡み、サーモンときのこの豊かな旨みを堪能できました。

燻製香る「スモーキーBBQベーコンエッグバーガー」
こちらは相方がオーダーした「スモーキーBBQベーコンエッグバーガー」。たっぷりのポテトが添えられています。一口味見をさせてもらうと、肉々しいジューシーなパテと厚みのあるスモークベーコンの存在感が際立っていました。燻製の芳醇な香りがふわりと広がる、ボリューム満点のバーガーです。

イワイテラス
山梨県甲州市勝沼町下岩崎2488
050-2030-3770
あとがき
今回初めてイワイテラスを訪れて印象に残ったのは、やはり甲府盆地を一望できる爽快な眺望です。ぶどう畑が一面緑に覆われる季節も、きっとまた違った魅力があるのでしょう。ワイン好きやクラフトビールファンはもちろん、開放的なテラス席はワンコ連れの方にとっても心地よく過ごせるスポットだと感じました。
レストランについては、メニューにスープが加わったり、選べるサイドメニューのバリエーションが増えると、より満足度の高いランチが楽しめたのではと思います。また、敷地内で開催されるマルシェについても、地元の農産物ブースなどが出品されるようになれば、立ち寄る楽しみがいっそう増えそうです。今回はランチでの訪問でしたが、お酒を片手にぶどう畑を眺め、テラスで心地よい風を感じるのも気持ちよさそうなので、新緑の季節や秋の実りの頃にまた足を運んで、今回とは違う色彩豊かな景色を堪能してみたいと思います。
イワイテラスを訪れたあとは、安心・安全な美味しい卵を求めて、黒富士農場の直売所「たまご村 塩山店」に立ち寄りました。イワイテラスからはフルーツラインを北上し、車で約15分とアクセスも良いので、興味がありましたらぜひこちらにも足を運んでみてください。
▼黒富士農場直売所「たまご村 塩山店」のブログ記事は下記リンクよりご覧ください☆
