【東京・丸の内】東京国際フォーラムへGO!舟形の巨大なガラス棟見物と「東天紅」のランチ

東京国際フォーラムへGO!

所用で有楽町に行った帰り道、東京国際フォーラムに立ち寄り「東天紅(とうてんこう)」で遅めのランチをいただきました。

東京国際フォーラムへのアクセスは、JR「有楽町駅」から徒歩約1分、「東京駅」から徒歩約5分 (京葉線東京駅とB1F地下コンコースにて連絡)と大変便利な立地。東天紅は地下駐車場(417台 / 30分200円)の提携店(5000円以上で2時間サービス)となっているので、今回はこちらの駐車場を利用しました。

敷地の歴史

東京国際フォーラムの建つ敷地は、江戸時代には大名の上屋敷が並ぶ大名小路と現在の馬場先通りの交点に位置し、土佐藩・阿波藩の上屋敷があった場所です。丸の内一丁ロンドンと言われる周辺の開発と同時期1894年(明治27年)に東京府庁がこの地に移転して以来、1991年(平成3年)の都庁の新宿移転まで、約一世紀にわたり東京都庁舎が存在し、近・現代東京の行政の中心地であった場所です。 

東京国際フォーラムはこの場所に、総合的な文化活動の拠点としての機能、情報の交流と創造の拠点としての機能、国際交流の拠点としての機能という3つの機能を担う総合的な文化情報発信拠点として、1997年1月にオープンしました。 (東京国際フォーラム公式ページより引用)

舟形の巨大なガラス棟

地上11階建てのホール棟(A〜Eブロック)と地上7階建てのガラス棟(Gブロック)からなる「東京国際フォーラム」は、東京を代表するランドマークのひとつ。日本初の国際建築家連合(UIA)公認国際コンペで選ばれた建築家・ラファエル ヴィニオリ氏の設計によるユニークな建物で、舟形の巨大なガラス棟は、B1階から7階まで吹き抜けのアトリウムになっています。

左上写真:地上広場(南側)ガラス棟入口 左下写真:B1連絡通路の中央ブリッジから見たホールE
右写真:ガラス棟に入ってすぐのエスカレーターからアトリウムを望む

国際フォーラム案内マップ(公式ページ)

総ガラス張りのアトリウム

東京国際フォーラムのガラス棟は、全長約207m、高さ約57.5m、最大幅は約32mの巨大な舟形のアトリウム空間となっていて、天井を見上げると海の中から船底を眺めているような景観✨️ 総ガラス張りの大アトリウムは壁面だけでも約2600枚のガラスが使われているのだそうです。

魚の骨のような構造の屋根

天井部分は魚の骨のように鉄骨が連なる構造。透明感がある美しいフォルムです。

ホール棟とガラス棟を繋ぐ空中ブリッジ

4・5・6F階部分は空中ブリッジでホール棟とガラス棟を連結しています。

ガラス棟7階の「東天紅」へ

「東天紅」は、町中華とは一線を画した高級感があり、接待、懇親会、ウエディングの2次会などにもよく利用されている中国料理店。本店は上野不忍池畔にあります。

こちらの店舗での利用は初めてで、駐車場からガラス棟7階へのアクセスが少しわかりづらかったのですが、ガラス棟Gの地下1階にたどり着ければ、あとは中央壁側にあるのエレベーターで7階までスムーズに上れます。

平日遅めの店内の様子

店内は手前のダイニングと奥の個室など合わせて約100席。ジャズのBGMが流れる落ち着いた雰囲気です。13:15で予約していたのが大幅に遅れてしまい(もちろんお店にも連絡)、ラストオーダーギリギリ14時頃の入店だったので店内はすでにガラガラ。案内されたテーブルの横には接待らしきビシネスグループが1組いらっしゃいましたが、その後すぐに貸切状態となりました。

7階から銀座方面の眺めはどんなものだろうとちょっと楽しみにしていたら…、外の景色が見えるのは奥の扉の先にあるエリアだったようでちょっと残念。

東天紅のランチメニュー

東天紅のランチタイムは11:30〜15:00。ランチメニューは「ふかひれ御膳」「健美御膳」「麺飯セット」「海の幸膳」「山の幸膳」などがあり、今回は健美御膳と麺飯セットの2種類を頼んでシェア。ランチもディナー同様10%のサービス料がかかります。

オーダー後すぐにポットに入った温かいジャスミンティーがサーブされました☆

コース感覚でいただける「健美御膳」

こちらは、前菜、薬膳スープ、点心、海鮮・肉料理、デザート、コーヒーと、コース感覚でいただける「健美御膳」。海鮮・肉料理とご飯、つけものはセットで運ばれてきますが、それ以外はひとつひとつ丁寧にサーブしてもらえました。

▼前菜と薬膳スープ

彩鮮やかな盛りつけの前菜。次いで湯葉などが入った薬膳スープはアツアツ!素材の味を生かした優しい味のスープです。

▼点心と海鮮・肉料理

点心は、プリッとしたエビの翡翠餃子と肉々しい焼売の2点。次いで、海鮮・肉料理、ご飯、2種のザーサイがセットになって運ばれてきました。

ご飯はオーダーの際に白飯もしくは豆乳粥が選べます。海鮮料理はエビチリと思いきや、白身魚フライのチリソース炒めといった感じの料理で、肉料理は牛肉とピーマンの細切り炒め。コリコリと歯ごたえのあるザーサイまで美味しくいただきました。

▼本日のデザートとドリンク

締めのデザートは、アイスコーヒーと共に冷たい杏仁豆腐とココナッツをまぶした温かいお団子の2品。

こちらは前菜&デザート付きの「麺飯セット」。御膳と違って海老が付いていない前菜でデザートも杏仁豆腐1品でした。メインの麺は、焼きそば2種、五目そば、担々麺、五目炒飯から1品選ぶことができ、オーダーしたのは「よだれ鶏の担々麺」。スープ・麺ともに上品で端正な味わいです。

東天紅 東京国際フォーラム店
千代田区丸の内3-5-1東京国際フォーラムガラス棟7階
050-5890-1906

あとがき

名建築やレトロ建築などを見るのが好きで、最近は都内の名建築をしっかり写真に残すようにしているので、東天紅でランチのあとはガラス棟を巡りながらたくさんの写真を収めたのですが、細部までじっくりと見学したのは初めてで改めてこの建築物の素晴らしさに感動しました。

東天紅は、友人の結婚式の2次会やビジネスでいくつかの店舗を利用したことはありましたが、東京国際フォーラム店に行くのも、個人的にランチをいただくのも初めて! 外の風景を眺めながら食事ができると思い予約したものの、案内されたダイニングエリアに窓がなかったのは残念でしたが…(外の景色が見えるHPの写真は奥のダイニングエリアからの写真だったらしい…)、ゆったりと落ち着いた雰囲気の中で料理を堪能することができました。

高級店とあってランチでもサービス料が10%かかることを知り、また昨今の値上げでかなり贅沢なランチになってしまいましたが…、しっかりとしたサービスを受けられるので、ちょっとした会食や記念日などで利用するには良いなと思いました☺︎