百年後芸術祭の「クルックフィールズ」へGO! 2024年GWの後半に、千葉県誕生150周年記念事業の一環として内房総5市(市原市、木更津市、君津市、袖ケ浦市、富津市)で開催中の「百年後芸術祭 ~環境と…
【千葉・木更津】五感で味わう、食・農・アートの体験型フィールド「クルックフィールズ」食農編
目次
木更津の「クルックフィールズ」へGO!
2024年5月、千葉県木更津市の美しい山間に広がる「クルックフィールズ(KURKKU FIELDS)」を訪れました。クルックフィールズは、食・農・アートが調和した自然との共生体験を提供しているエコヴィレッジ的な癒しスポット✨️ 音楽プロデューサーとして著名な小林武史さんが代表を務めています。
20219年にオープン以来、いつか訪問したいと機会を伺っていたところ、千葉県誕生150周年記念事業による「百年後芸術祭」が開催されるという情報をゲットし、そのビッグイベントと合わせて訪問することになりました。
東京からのアクセスはアクアラインで約1時間半ほど、駐車場は無料で一般350台、大型5台とかなり広めです。11時頃到着すると前に30人ほど並んでおり10分ほど待っての入場。今回は芸術祭のチケットを持っていたので無料でしたが、通常はビジター料金が800円(ビジター料500円+保全料300円)かかります。
※メンバーに入会する場合は年会費が必要。ワンコも有料登録すれば同伴エリアに入場可(詳細はコチラ)
クルックフィールズマップ
東京ドーム約5個分という広大な敷地には、循環型オーガニックファームやビオトープ、ガーデン、酪農場が広がり、BBQ広場やレストラン、カフェ、ショップ、宿泊施設が点在。さらに随所にはユニークなアート作品が散りばめられ、自然と創造性が融合した魅力あふれるフィールドとなっています。
クルックフィールズの食を楽しむ
クルックフィールズ施設内には「ダイニング」や「ペルース」などのレストラン、ベーカリーの「ランカ」、自家製ハム・ソーセージ店の「シャルキュトリー」、ケーキ・菓子店の「シフォン」、ミルク・チーズ店の「ミルクスタンド」など、「農場から食卓へ(Farm to Table)」のコンセプトのもと、自家農園で育てたオーガニック食材や、自然の恵みを活かした料理を堪能することができます。
クルックフィールズに入ってすぐの広場では、「エンニチバ(EN NICHI BA)」という「100年後芸術祭」つながりの食体験イベントが開催されていました。きれいな青空で気分も上がります☆
地産地消ベーカリー「ランカ」
まずは、施設内の食材や自家製酵母を使っているというベーカリー「ランカ(LANKA)」へ。お店の佇まいも店内もとてもキュートです。
畑から収穫したオーガニック野菜・ハーブ・玉子、シャルキュトリーで造られたソーセージなどのほか、地元産の新鮮な食材を使った地産地消のパンがズラリ!菓子パン、ハードパン、調理パン…と、美味しそうなパンがたくさんあって、なかなか決められません…。
店内の奥にはイートインスペースもあります。ドリンク類にはヘルシーな野菜ジュースやフルーツジュースのほか、千葉県八街市産のジンジャーエールなどもありました。
迷いに迷ってチョイスしたのは、人参のクルックエッグ、ハムとクレソンのサンド、タケノコのキッシュ、ルッコラ・チーズと鹿ソーセージのホットドッグ、クロワッサンオサマンド。1個あたり450円〜600円と少し高めかなとも思いますが、どのパンも小麦の香りをしっかり感じることができ、新鮮な素材がふんだんに使われた食べごたえのあるパンです☆
※クルックフィールズ内での飲食物の持込みはNG、水筒・マイボトルはOK
青空の下でパンを頬張る
テイクアウトして食べる場所を探していたら、クリエイティブパークという広場のテント内にテーブル席がひとつ空いていたので、そちらでいただくことに。日差しが強く気温も高かったのでシェードがあるのは助かります!青空の下ピクニック気分でランカのパンをおいしくいただくことができました♪
フェルミエ「ミルクスタンド」&「ダイニング」
クルックフィールズの酪農スタッフさんが運営しているという「ミルクスタンド(MILK STAND)」では、場内で放牧・飼育しているブラウンスイスのミルクを使った新鮮なソフトクリームをゲット。軽やかな口どけですっきりとした甘さでペロっといただけちゃいます♪
すぐ隣のイタリアンレストラン「ダイニング(DINING)」では、オーガニックファームで育てた野菜やハーブ、シャルキュトリーの加工肉、自家製水牛チーズや平飼い育ちの卵など、ピザとパスタをメインに新鮮な食材を使った料理がいただけるようで、ピザは500℃以上の薪窯で一気に焼き上げるのだとか。香ばしくモチモチの生地で美味しいと評判なので、次回は是非こちらのピザも食べてみたいです☺︎
シフォンケーキ・菓子の「シフォン」
小高い丘の上に佇む「シフォン(CHIFFON)」は名前通りのシフォンケーキ屋さん。週末の金〜日曜日のみの営業とのこと。訪問したのが土曜日だったので店内に入ることができました。
シフォンケーキは農場で採れた平飼いたまごとブラウンスイスのミルクを使用して作られているそうで、出来立てのシフォンでしょうか…(それか食品サンプルアートだったのかも…)壁の細長い窓にシフォンのホールがズラリと並んでいました。
店内では、低温で火入れしているというプリンも販売していたので、外のベンチでいただいてみました。甘さ控えめでトロッとした食感のやさしいプリンです☺︎
レストラン「ペルース」
シフォンの先にあったのは、宿泊施設「コクーン(cocoon)」 に隣接するレストラン「ペルース(PERUS)」。こちらはカウンター8席のみで、基本的にはコクーンの宿泊者が食事するレストランのようですが、ビジターで週末限定ランチコースや日帰りディナーで利用できるようです。
店先に出ていた看板メニューには、8食限定ランチ「手打ちパスタコース」とあり、すでにSOLD OUT。ちなみにコース内容は、フィンガーフード・ミネストローネスープ・LANKAの全粒粉パン・3種から選べる手打ちパスタ(農場野菜のジェノベーゼなど)でした。
丘の上からクルックフィールズの全景を一望!コクーン&ペルースはこの最高のロケーションに溶け込むように佇んでいます。
循環型農業の「オーガニックファーム」
クルックフィールズ内を散策しながら、オーガニックファーム、エディブルガーデン、アニマルファーム、ビオトープなども見て回ってみました。
オーガニック食材を使った料理、のびのびと育つ動物たち、自然のサイクルを大切にした「食べること=自然とつながること」を体験できるのが、クルックフィールズの魅力のひとつですね。
ファームツアーで始まる食体験
宿泊施設「コクーン」の宿泊者は、クルックフィールズのスタッフさんによるガイドで、畑や酪農、養鶏の生産現場などの見学と、場内で栽培されている野菜やハーブを収穫する「ファームツアー」に参加できるようです。(収穫したものはその日に出されるディナーの食材になる)
手作りハム・ソーセージの「シャルキュトリー」
クルックフィールズのエントランス付近に戻ってきたところに「シャルキュトリー(CHARCUTERIE)」というショップがあり、店内のショーケースには、猪・豚・鹿の肉と農場で採れた旬野菜やハーブを使ったソーセージやハムなどの加工品が並んでいました。
猪バーガーやロースト猪サンド、豚ベーコンハーブバーガー、猪からあげなど、日常ではなかなか味わえないようなラインナップが魅力的です☆
千葉県産の「マーケット」
帰りはインフォメーションに隣接する「マーケット(Market)」へ…。千葉県産の新鮮な農産物や加工品、お酒、調味料、キュートな雑貨etc…魅力的な商品が目白押しです!この日は木更津のホテルに宿泊予定だったので、生鮮食品は購入できなかったのですが、次回はクーラーボックスを持参して、平飼いたまごや新鮮野菜などもいっぱい詰め込んで帰ろうと思います☺︎ アート編に続く…
クルックフィールズ(KURKKU FIELDS)
千葉県木更津市矢那2503
0438-53-8776