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子供から大人まで老若男女が楽しめる魅惑の世界「三鷹の森ジブリ美術館」を探検!
目次
「三鷹の森ジブリ美術館」へGO!
2024年4月中旬、東京三鷹市の井の頭恩賜公園内にある「三鷹の森ジブリ美術館」へ行ってきました。2001年のオープン当初はそのうち落ち着いたら訪問しようと思っていたのですが…、いつの間に20年以上もの年月が過ぎてからの初訪問ですw
久しぶりに映画館でジブリ映画の「君はどう生きるか」を観て、「あっ!ジブリ美術館に行こう♪」となりました。
入場チケットは「ローチケ電子チケット(無料のローソンWEB会員登録と携帯電話番号(SMS)認証が必要)」のアプリで購入ができ、チケット発売日は毎月10日10時より翌月入場分のチケットが一斉発売(日時指定の完全予約制)されます。
発売日当日は、平日10時狙いでPC前で待機し、10時ぴったりに購入し希望通りの日時でチケットをゲットすることができました♪
今回は近隣駐車場で事前予約をしていたのですが、訪問したのが平日だったこともあり近くの井の頭公園第一・第二駐車場も結構余裕がありました。バスを利用する場合は、三鷹駅南口に三鷹の森ジブリ美術館行きのコミュニティバス(販売機あり)で約5分ほど、ゆっくり歩いても15分くらいのアクセスです。
三鷹の森ジブリ美術館
東京都三鷹市下連雀1丁目1−83
0570-055-777
トトロの受付とマックロクロスケ
吉祥寺通り沿いに三鷹の森を歩いていると、緑に囲まれたやさしい風合いの建物が出現。そばには「三鷹の森ジブリ美術館」の看板が立っています。看板の前に到着すると、大きなトトロが受付でお出迎え。そのすぐ下にはマックロクロスケもいます。
人が並んでいない?!と思ったら、ここはニセの受付らしく、トトロの横に「ほんものの受付」という小さな矢印の標識がありました。
三鷹の森ジブリ美術館 ほんものの受付へ
ニセの受付から右方向の小道を歩くと、森の木々とたくさんのツタに囲まれたジブリ美術館の横壁が見えてきます。
さらに進むと地上2階建てのカラフルな壁の「ジブリ美術館」が現れました。
三鷹の森ジブリ美術館の館内へ
その先にエントランスがあるので、10時〜入場のチケットを持って入場口前の列へ…。並んでいる人たちを見ると半分以上の人がインバウンドといった印象です。入場は時間指定なのでスムーズに入ることができました。
入口の扉は、トトロやサツキとメイが描かれた素敵なステンドグラスです。中に入ると天井に描かれたフレスコ画には、青空にサンサンと輝く太陽、長く伸びるツタやお花の周りには猫バスやホウキに乗ったキキとジジなど、ジブリの人気キャラたちの姿が見られます。
受付までは写真を撮っても大丈夫でしたが、館内は撮影禁止(屋上や中庭など屋外での撮影はOK)とのことです。
35mmフィルムの入場チケット
受付でローチケのアプリ(入場引換券の画面)を見せると、ジブリ映画のシーンが描かれた3コマの35mmフィルムの入場チケットと交換してもらえました。写真は帰宅後チケットを光にかざして撮影。実際に映画館で使用されたフィルムで、どれも唯一無二のチケットなのだそう。素敵ですね♪
現在開催中のギャラリー展示「フィルムチケット展」では、このフィルムもスクリーンに映し出せる装置が3台設置されていたので、上下さかさまに映るレンズで映写する体験ができました。ちなみに今回ゲットした3コマのフィルムは1枚がハウルの動く城のソフィー、もう一枚がコクリコ坂からのメルでした。
ジブリ美術館の見取り図
美術館は地下1階と地上2階の3層に分かれた建物で、屋上に庭園があります。
館内は複雑な造りで迷路のよう!最初は断面図の館内マップ(イラスト)ではよく分からずスタッフさんに行き方を聞いたりしていたのですが、館内を歩いているうちにイラストマップが把握できるようになりました☺︎
木々や草花が生い茂る「屋上庭園」へ
まずは混雑する前に屋上庭園へ向かうことに…。2階のネコバスルームを抜け「ラヤン階段塔」の螺旋階段を上っていくと緑鮮やかな屋上庭園が現れます。生憎の雨でしたが、屋上にいる間は雨が止んでくれて、人も少なくラッキーでした♪
天空の城ラピュタのロボット兵
屋上に到着し最初に目に飛び込んできたのが天空の城ラピュタに登場するロボット兵。約5メートルの立ち姿は迫力があります。
このロボット兵はジブリ美術館の守り神とのこと。腕に羽がついているので戦闘用のロボット兵のようですが優しい眼差しで迎えてくれました。
胸の紋章が無いと思ったら、ロボット兵の背後に落ちていました☆
ラピュタの文字が掘られた黒い石
ロボット兵の背後から小道を奥へと進むと、木々や草花が生い茂る小さなガーデンにラピュタ文字が彫られた黒い石がありました。
屋上からの眺め
屋上の階段付近からジブリ美術館の入口付近を撮影(10時15分)。10時からの入場チケットを持ったお客さんがまだ続々と入ってきます。
中庭の井戸と薪置き場
美術館とカフェの間には、色とりどりの花が咲く素敵な中庭があり、手こぎポンプ式の井戸の周りには子供が集まって井戸水を汲んでいました。奥の薪割小屋の前に積み上げられた薪は、冬になるとカフェの薪ストーブに使われるそうです。
カフェ「麦わらぼうし」
中庭から階段を上った正面にあるのは、オレンジ色の外壁と赤い窓が印象的なカフェ「麦わらぼうし」。
カフェには、各種ドリンクのほか、手作りのカツサンド、ホットドッグなどの軽食やオムレットなどのスイーツもあるのでランチや休憩タイムにも困りませんね。また、デッキ販売ではジブリらしいネーミングの「風の谷のビール」やソフトクリームなどもありました。
※カフェ「麦わら帽子」(店内10時半、デッキ11時オープン)メニューはこちら
映像展示室「土星座」
2024年4月の上映作品は「水グモもんもん」という15分間のオリジナル短編アニメーション。映像展示室での鑑賞は1回のみで、展示室の中に入るときにチケットの裏にハンコが押されます。
作品はセリフのないアニメですが、色彩の美しさ、豊かな表現力etc…と、音と映像だけで没入して楽しめるのはジブリの凄さですね。
水中に棲む主人公の小さな水グモが、水面を自由に滑るアメンボ嬢に魅せられ繰り広げられる水中生物の世界を描いたホッコリ心温まる物語でした。後日、井の頭自然文化園で本物の 水グモ が泳ぐ姿を見ることができましたよ☺︎
常設展示室「映画の生まれる場所」
常設展示室「映画の生まれるところ」は、5つの小部屋で構成されています。
部屋の中には高く積み上げられた本や道具、雑多なものが転がり、天井からは恐竜や飛行機の模型などが吊り下げられ、壁一面にはジブリ映画に出てくるキャラクターのイラストやスケッチが隙間なく貼られていて、あぁそのアイディアいいなとか、色々と脳が刺激されて創造力が湧き上がってくるような素敵な空間です。
また、机の上には描きかけの絵や短くなった鉛筆が転がっていて、ついさっきまで誰かが作業していたような雰囲気。雑然とした雰囲気でありながらすべてのものに愛着が湧いてしまうような温かみと躍動感溢れる小部屋にうっとりです✨
展示物を半年ごとに入れ替え3期にわたって開催される企画展示の「君たちはどう生きるか」展では、第一部イメージボード編(2024年5月12日迄)の作品を見ることができました。(2024年5月25日からは「レイアウト編」 2024年11月からは「背景美術編」を展示予定)
ミュージアムショップ「マンマユート」
美術館内をたっぷりと散策したあとは、中央の2階にあるミュージアムショップ「マンマユート」へ。ショップではジブリの様々なキャラクターグッズとともに、美術館だけで販売しているオリジナルグッズなどが並んでいます。
マンマユートは、「紅の豚」に登場する空賊たちのことで、イタリア語で「ママ、助けて」という意味なのだとか。本当は美術館のみでしか手に入らないグッズを購入するつもりでしたが、となりのトトロのカップがとても可愛い♡ ということで店舗でも売っているらしいこちらのカップを購入♪ 紙袋(100円)にはマンマユート団のボスが描かれています。
あとがき
2022年11月に愛知県「愛・地球博記念公園」内に開園した「ジブリパーク」が人気を集め、 2024年3月には新エリア「魔女の谷」がオープンしたというのに、そちらじゃなくて今更初のジブリ美術館?という感じもありましたが、いざ行ってみればジブリ映画の原画の展示や、短編映画の上映等々、思いのほかどっぷりとジブリワールドを楽しんでいました。
やはりジブリの世界観は素晴らしいですね!20年以上の年月が経過しているというのにジブリ美術館もいまだにすごい人気ぶりにも納得です。朝イチ10時からのチケットを購入し、混雑する前に庭園へ直行したのが功を奏し、ラピュタの素敵な空間も存分に楽めました。
一度ジブリ美術館を出ると再入場はできないとのことですが、実は退館したすぐあとに映画館の椅子に忘れものをしたのに気づいて出口のスタッフさんに事情を説明….こういうケースでも再入場はできないというのが徹底しているようで、スタッフさんの素晴らしい連携プレイにより無事に忘れ物が手元に戻ってきた!なんてことがありました。
2時間ほどジブリ美術館で過ごした後は、井の頭公園の中を散歩しながら吉祥寺へ向かい、フレンチビストロ「トークバック」でランチをいただきました。「ビストロ トークバック」についての記事は下記リンクより御覧ください☆