【栃木・日光】鬼怒川温泉1泊2日の旅(SL大樹・温泉街散策・温泉グルメ・直売所めぐり)

鬼怒川溫泉へGO!

2026年2月末、1泊2日で栃木県の鬼怒川上流域にある鬼怒川温泉を訪れました。降雪の際は電車で向かう予定でしたが、雪の心配がなくなったためマイカーで出発(鬼怒川温泉 新鬼怒川橋ライブカメラはコチラ)。首都高から東北自動車道、日光宇都宮道路へと進み、2時間ほどで鬼怒川温泉街の中心にある「鬼怒川温泉駅」に到着しました。(駐車場は、駅のホームが見える線路沿いの「TOBU PARK鬼怒川温泉駅駐車場」を利用)

実のところ、1日目は東武ワールドスクウェア、2日目は龍王峡ハイキングを予定していたのですが、数日前から花粉飛散が急増し、当日は強風注意報に加えて「スギ花粉の飛散が極めて多い」という予報に…。実際、今年一番ともいえる凄まじい飛散量で、鬼怒川へ向かう途中にも、杉の木から黄色い花粉が舞い上がる光景があちこちで見られました。花粉症持ちとしては観光どころではなく、今回は急きょ予定を変更。鬼怒川温泉駅周辺を軽く散策し、ショッピングを楽しむことにしました。

人が集まる「鬼怒川温泉駅前広場」

鬼怒川温泉駅前広場に向かうと、大きな転車台のまわりに人だかりができていました。観光列車「SL大樹」が、東武鬼怒川線の下今市駅~鬼怒川温泉駅間を運行しており、折り返すための転車台パフォーマンスは、鬼怒川温泉駅や下今市駅で見られる人気イベントなのだそうです。案内板を見ると、SLの転車まであと15分というところ。なかなかSLを見る機会などないので、先に駅前広場を見て回ってから見学することにしました。

なお駅舎内には、ツーリストセンター(SLや各路線バスの乗車券、鬼怒川エリアの周遊券などを取り扱い)、待合室、売店、コインロッカーなどがあります。

鬼怒太像と鬼怒太の湯

駅前広場には鬼怒川温泉のイメージキャラクター「鬼怒太」の像や、無料の足湯「鬼怒太の湯」も設置されており、記念撮影を楽しんだり、足湯に浸かって休憩したりする人々の姿が見られました。

鬼怒川・川治温泉観光情報センター

広場前にツーリストインフォメーション「鬼怒川・川治温泉観光情報センター」があったので、立ち寄ってみました。館内には鬼怒川・川治温泉の観光マップや、ロープウェイ・江戸村・鬼怒川ライン下りなどの周辺観光施設のパンフレットなどが並んでいます。さらに、街歩きの情報や、今回断念した 龍王峡 のハイキング案内、観光列車「SL大樹」の当日運行時刻や編成、運行パターンなどが掲示されており、詳しい情報を確認することができます。

江戸時代から伝わる「つるし雛」

館内の奥には、女の子の健やかな成長や幸せを願う「つるし雛」の展示が広がっていました。赤い糸で連なる色とりどりの飾りには、鶴やうさぎ、花など縁起のよいモチーフがひとつひとつ丁寧に作られています。その一角には雛人形も飾られ、さらに鮮やかな和傘を重ねた華やかな演出も加わり、ひと足早い春の訪れを感じさせる空間となっていました。

幸せな空気を運んでくれる「SL大樹」

10時40分、「SL大樹」が転車台へとやってきました。ここでは実況解説付きで蒸気機関車の方向転換が行われ、ゆっくりと回転する迫力ある姿を見ることができます。さらに回転の途中には何度か停止し、そのたびに力強い汽笛が鳴り響く演出も。

「シュッシュ」という走行音と、「ボッポー」という汽笛の響き。いや、よく使われる「ポッポー」という軽い擬音ではなく、実際はもっと力強く「ブォーッ」「ボーーッ」という腹に響くような重厚な低音です。振動とともに勢いよく噴き出す蒸気は五感を揺さぶり、思わず身震いするほどの迫力があります。そこには、大人でもふと童心に返ってしまうような、一瞬で笑顔にしてくれる不思議なパワーを感じました。

今回は何の情報もないまま、SL大樹の勇姿と迫力あるパフォーマンスに偶然出会えたのは幸運でした。思いがけない貴重な体験で、旅の思い出に残るひとときです。

鬼怒川温泉駅前で見つけた人気スイーツと土産店

駅周辺には、特産品を扱う店や地元銘菓の店、思わず立ち寄りたくなるスイーツ店や土産店が点在しています。なかでも和モダンな店構えが印象的な「金谷菓子本舗」や、店頭のガラス越しに焼き上げ工程を見ることができる「バウムクーヘン工房 HACHIYA」には、次々とお客さんが入っていきます。旅の合間に甘いものを味わう、そんな小さな楽しみも駅前散歩の魅力です。

赤鬼「鬼怒太」が見下ろす名物階段とふれあい橋

鬼怒川を見下ろす鬼怒川温泉街のシンボル、歩行者専用橋「ふれあい橋」までは徒歩20分弱かかるようなので、今回は車で移動して写真だけ撮影しました。橋へ続く約45mの急勾配の階段を降り、橋の中央あたりから振り返ると、巨大な赤鬼「鬼怒太」が橋を見下ろしているような全体像が見えてきます。

人影はまばらなものの歩行者が途切れることはなく、観光スポットであると同時に、地元の人々にもよく利用されている橋のような印象です。眼下に伸びる鬼怒川は、サラサラと心地よい流れですが、思っていたより水量は多くなく、周囲の木々の多くが落葉樹のためか、どこか静かで少し淋しげな冬の風景が広がっていました。

地元食材と特産品が揃う「遊ingPLAZA まちの駅」

次に向かったのは、「遊ingPLAZA まちの駅」。鬼怒川温泉駅から徒歩約10分、ホテルサンシャイン鬼怒川の向かいにある複合施設で、栃木の食や特産品が楽しめる観光拠点です。館内には地元野菜や県内の物産が並ぶマルシェのほか、カフェやハンバーガーショップ、プリン専門店などが揃い、気軽に食事やお土産探しができる道の駅のような雰囲気です。

ここでは、目的の男体ファームの平飼い卵(日光の自然の中で、遺伝子組み換え飼料を使わず、収穫後農薬不使用の原料やこだわり飼料で育てられた健康卵)を購入しました。

人気店「そば夢処 きた村」にてランチ

ランチは、GoogleMapの高評価を参考にホテルハーヴェスト鬼怒川の近くにあるそば処「そば夢処 きた村」へ。店の目の前が東武鬼怒川線の小佐越駅で、駐車場は5台完備。店内は4人掛けテーブル2つにカウンター5席、一角の小スペースに子ども向けコーナーがあるこじんまりとした空間です。

もり大盛りと天ぷら盛り合わせ

メニューは「もり」と「かけ」に天ぷらを組み合わせるシンプルな構成。釜揚げそばという珍しいメニューもあり少し気になりましたが、ここは普通に定番のもりと天ぷらの盛り合わせを注文。お腹が空いていたので大盛りにしました。そばは適度にコシのある細打ちで、喉越しも良く美味しい。からりと揚がった天ぷらの盛り合わせは、いんげん・なす・まいたけにエビとイカが加わった5種。添えられたお塩でいただきます。

木の実つけ汁と蕎麦湯

別途注文した「木の実つけ汁」は、粗く砕かれたナッツをすり鉢で自分の好みの大きさまで摺りつぶし、つけ汁に混ぜて完成。香ばしいナッツの風味が広がるコクのあるつけ汁です。風味豊かなそば茶や、そば湯も美味しくいただきました。食後には韃靼そば茶のジェラートも楽しめるなど、シンプルなメニューながら素材を活かした蕎麦へのこだわりが感じられる一軒です。

そば夢処 きた村
栃木県日光市鬼怒川温泉大原13-26
0288-25-6077

宿泊先の「ホテルハーヴェスト鬼怒川」へ

ランチをいただいたあとは、今回の宿泊先「ホテルハーヴェスト鬼怒川」へ。ホテルは東武鉄道「東武ワールドスクウェア駅」から徒歩約5分の立地で、すぐ近くにはテーマパーク「東武ワールドスクウェア」や植物園「日光花いちもんめ」があり、観光の拠点としての利便性と、豊かな自然の中でのんびりと過ごせるエリアです。

▼「ホテルハーヴェスト鬼怒川」のブログ記事は下記リンクより御覧ください☆

【栃木・日光】地元の恵みと美肌の湯を堪能!「ホテルハーヴェスト鬼怒川」で過ごす静謐な冬のひととき

ホテルをチェックアウトし、東武鬼怒川線の線路を横断しようとしたところ、運悪く踏切の警報音が鳴り始めました。しばらく待っていると「シュッシュ」という聞き覚えのある音が……。慌ててスマホを向けると、噴煙を上げるSL大樹が出現。絶妙なタイミングで車掌さんが汽笛を鳴らし、思わず私たちへのサービス?などと思ってしまいました。最後にSL大樹が至近距離で走り抜ける貴重なシーンを見ることができ、運が悪かったどころか思いがけない幸運なひとコマとなりました。

日光たまり漬け本舗「つるや鬼怒川店」

国道121号線を5分ほど南下したところにある「日光たまり漬け本舗つるや」鬼怒川店に立ち寄りました。風情ある和風の佇まいと、ひときわ目を引く大きな看板が印象的で、行きに通りがかったときから気になっていたお店です。店内には数多くのたまり漬けがずらりと並び、試食コーナーも用意されています。ここでは、白瓜の鉄砲漬けときゃらぶきを、自宅用に購入しました。

道の駅 日光「日光街道ニコニコ本陣」

次に向かったのは国道119号沿いにある道の駅 日光「日光街道ニコニコ本陣」。駐車場が満車で長い車列ができていたのですが、回転が早く10分ほどで駐車できました。車の渋滞があった割に店内はそれほど混雑していなかったので、ゆっくり見て回ることができました。店先には可愛い苔玉が並び、春の園芸シーズン到来を感じます。

JAかみつが「森友直売所スマイル館」

道の駅 日光から東へ車を走らせ、この辺のJA直売所では一番の大きさを誇るJAかみつが「森友直売所スマイル館」にも立ち寄りました。店先には季節の花々が並び、明るい店内には、地元農家が育てた新鮮な野菜や果物をはじめ、手作りジャムや漬物、湯葉など豊富な加工品も揃っています。

生の落花生や烏骨鶏の有精卵、沖縄産の島豆腐など、都内ではなかなか目にしない珍しい品々にトキメキました。地域の農産物を身近に感じられるスポットとして、地元の人だけでなく観光客にもおすすめの直売所です。

双子卵に出会った「岡養鶏場の卵自販機」

買い物めぐりの締めくくりに向かったのは、県道沿いにある「岡養鶏場」の卵自販機(24時間営業)。衛生面や鶏の餌にこだわり、鶏の健康を守ることで安心・安全で美味しい卵を生産していると聞き、日光を訪れたらぜひ立ち寄りたいと思っていた場所です。

この日、自販機で販売されていたのは赤中玉(500円)、赤大玉(700円)、白大玉(500円)。迷うことなく白大玉を購入すると、なんと見たこともないほど巨大な卵が16個と、赤中玉のおまけが1個入っていました。3個ほど少し小ぶり(とはいえ十分大きい)の卵は黄身が1つでしたが、それ以外はすべて黄身が2つの双子卵!今回は大当たりで、味も新鮮そのものでとても美味しかったです。

今回の旅では、強風と激しい花粉飛散の影響で2つの大きなハイライトは叶いませんでしたが、地元の恵みを味わいながら温泉でゆったり過ごし、珍しい農産物も手に入れることができ、楽しいショッピングも満喫できた充実した旅となりました。