【静岡・裾野】2024年秋🍂 富士山が望める絶景キャンプ場「PICA富士ぐりんぱ」へGO!

「PICA富士ぐりんぱ」へGO!

11月下旬、静岡県裾野市にあるキャンプ場「PICA富士ぐりんぱ」に行ってきました。

薪や食材をゲットするため鳴沢に立ち寄ったあと、国道139号線から国道138号線〜富士山スカイライン(無料)〜南富士エバーグリーンライン(通行料520円)経由で、予定より1時間遅れの15時にPICA富士ぐりんぱ到着!鳴沢から約70分かかりました。(御殿場インターからは約30分ほど)

まずはゲストハウスにあるフロントにてチェックイン。レンタル受付のほか、キャンプ用品や薪・炭などが購入できる売店もこちらにあります。ちなみに針葉樹(焚き付け薪)が750円、広葉樹(桜)が1100円でした。

チェックインは14:00 ~ 19:00(テントサイトは 13:00~19:00)、チェックアウトは7:00 ~ 11:00(テントサイトは ~12:00)で、当日に空きがあれば別途料金でアーリーチェックイン・レイトチェックアウトが可能です。

パークエリア・コテージB

予約したのはパークエリアのコテージB。こちらは6名まで宿泊可能な宿泊施設で「あなぐら」「よぞら」「のはら」「いろり」「ろじ」という5棟のコテージがあり、設備は同じですがそれぞれ違ったユニークなデザインになっています。

室内には冷暖房完備でマット(厚さ10cmのウレタンビニールレザー)・毛布・枕×6(シーツはレンタル)があるのみ。トイレ・バスは付いていませんが、ガスストーブの暖房が強力で快適に過ごせました。

屋外設備は、ウッドテーブル&チェア、BBQグリル、ファイヤーピット、温水シンク付き。温水が出るのは大変助かります。(駐車場はよぞらのコテージ前)

パークエリア(遊園地「ぐりんぱ」への宿泊者専用ゲート付近)には、同じような設備のコテージA(そら・みどり・かぜ・だいち・ひかり)もあります。(ただし富士山はほぼ見えない)

コテージBの「路地」

今回予約したコテージは「路地」。当初は電源ナシのテントサイトAを2泊で予約していたのですが、11月に入って急激に気温が下がり、夜は0度近くになるということで急遽テントはとりやめ、電話にて予約を変更、富士山が一番よく見えるコテージを希望したところいくつか提案してくださった中からこちらのコテージB「路地」をチョイスしました☆

コテージBの周りには6つの「テントサイト 電源ナシC」「森の小さなお家」などのサイトがあります。

上空は青空なのに富士山の周りだけ厚い雲に覆われ全く姿が見えず…。写真は富士山が顔を出すのを待っているところ…

そういえば、コテージ周辺の芝生には注意してても踏んでしまうほどそこら中にコロコロのフン(おそらく鹿)が転がっていました。匂いはないし、土の栄養になる土壌改良剤と思えばいいのでしょうが…フンというだけにちょっと気になりました。

午後4時半、ついに富士山が顔を出してくれました!と思いきや一瞬の出来事で再び厚い雲に覆われてしまい…まぁ明日があるさ。と思っていたら、結局眺められたのはこの一瞬だけだったという…。

夕食はBBQと豚汁。鍋でご飯も炊いたので、すごく時間がかかってしまい食べる頃はもう真暗….カセットコンロは2個用意すべきでした。外灯はひとつ付いていますが、シンク付近は暗めなので小型のLEDランタンも持ってきて正解!トイレに行く時にも便利です。

夜はファイヤーピットを囲んで焚火タイム。パークエリアのコテージでファイヤーピットがあるのは「路地」だけのようです。

しかし焚き火をしているのに寒いっ!ここは標高約1200mの富士山2合目辺りなので11月後半ともなるともう真冬の寒さです!寒いけれども、やっぱり火を見つめている時間は癒やされますね♡ 夜は満点の星空がとても綺麗でした✨️

トイレ・炊事場棟

トイレと炊事場が併設された棟はコテージBから50mほど。どちらも清潔感があって掃除が行き届いていました。この棟の裏手に電源付Aのテントサイトがあります。

虫嫌いがキャンプ場で恐怖なのはやはり昆虫類に遭遇すること。特にトイレでは逃げ出すこともできず寿命が縮まる…そんな経験を何度もしてきましたが、こちらのトイレは建物の入口とは別にドアがあって虫が入りにくい構造。虫1匹おらず安心して利用できました。しかもウォシュレットで便座も温かく快適です♪ 

お風呂棟・ゴミステーション

お風呂棟(営業時間 8:00-10:30・15:00-22:00)とゴミステーションは電源ナシAのテントサイト前にあり、「路地」からは200mほど離れた場所。利用したのが焚火後の21時半過ぎで真暗&極寒のため車で移動しました。

脱衣所も浴場もとても清潔です。ただ営業終了間近だったせいか、かなりぬるめのお風呂でなかなか身体が温まらなかったので、早めの利用が良かったのかなという感じです。

※お風呂棟には脱衣所・洗面・浴場のほか、個室シャワーブース(男女別各1)あり

富士山がよく見えるテントサイト

残念ながら富士山は滞在中ずっと雲隠れでしたが…富士山がよく見えるテントサイトは、パークエリアのお風呂棟周辺にある「テントサイト 電源ナシA」「セットアップテントサイト」(左写真)、「テントサイト 電源付A」、グリーンエリアのゲストハウス前に広がる芝生のフリーサイト「テントサイト 電源ナシ」(右写真)あたりです。

富士山の裾野にあるキャンプ場なので場内はかなり高低差があります。パークエリアのコテージBサイト周辺は一番低くなっているものの正面に富士山が見え、少し高台になったテントサイト電源ナシAとセットアップテントサイト(焚火)や、グリーンエリアの芝生フリーサイトは、より大きく富士山が見えるといった感じです。(ただしグリーンエリアにあるテントサイトは斜面が多い)

グリーンエリアのキャンプサイト

11時にチェックアウトを終えたあと、大小多くのトレーラーコテージが点在するグリーンエリアを一周してみました。

トレーラーコテージ「バルコニー」

グリーンエリアの上部に佇む3棟の「バルコニー」は、大概の週末は満室という人気のトレーラーコテージ。展望デッキ付きなのが特徴で、室内設備は、冷暖房、キッチン(冷蔵庫・電子レンジ・食器・調理器具等あり)、ユニットバス、洗面台、ソファー、テーブル、ベッド、床暖房完備。屋外設備はピクニックルーフに炭用BBQグリル、ピクニックテーブル、温水シンク、ハンモック、、ファイヤーピットなど必要なものがほとんど揃っている魅力的な棟です。

トレーラーコテージ「グランヴィラ」

PICA富士ぐりんぱの場内で一番の高台にある定員4名のトレーラーコテージ「グランヴィラ」。以前予約した際は台風到来で断念し、今回も予約時は満室だったという2棟しかない人気サイトです。

上写真:GV2 下写真:GV1

高台からの眺め

高台から眺めるグリーンエリアはかなりの急斜面です!天気が良ければ北西方面に富士山が見えるはずなのですが…残念ながら最後まで富士山は全く見えずじまい。ただ御殿場方面の町並みなどは綺麗に見渡すことができました。

PICA富士ぐりんぱ
静岡県裾野市須山字藤原2427
055-965-1331

今回の立ち寄りスポット

「PICA富士ぐりんぱ」の訪問前後に立ち寄ったスポットです。

「らんち ちゅうちゃん」のコスパ最強ランチ

PICA富士ぐりんぱに向かう前に、焚き火用の良質な薪をゲットするためまずは鳴沢へ向かいました。周辺でランチ営業している店をGoogleマップで探したところ「ちゅうちゃん」という高評価(4.5)の季節料理店があったので、まずはこちらで腹ごしらえすることに♪

お店は、国道139号線を「道の駅なるさわ」方面に向かい、約1km手前の鳴沢歩道橋を左折して少し入ったところ。畑に囲まれた長閑な場所にあり、こじんまりとしたアットホームな雰囲気です。

「らんち ちゅうちゃん」の営業時間は11:00〜15:00。丸テーブルの4人席ひとつとカウンター8席のほか、奥に座敷もあるようです。いつも女将さんひとりで切り盛りをされているのか、オーダーはテーブルに備え付けの紙にかいて手渡し、水もセルフサービスで、食事の場合は、コーヒー・紅茶・お茶も飲み放題とのこと。好きな急須と湯呑みを棚からとって温かいお茶をいただきました。

メニューはカレーライス、うどん、焼き肉、ハンバーグ、フライなどバラエティに富んでいて、しかも600円〜900円とかなりリーズナブル!唐揚げカレーやうどんなど各自好きな料理をオーダーしました。

まず最初にどどんと届いたのは地元鳴沢村で採れた身体に良い新鮮な食材を中心にサラダやたくさんの小鉢が付いたボリューム満点の前菜!食後のフルーツ(洋梨)も入っていました。すごい!!安くて美味しくてお腹いっぱいになって、思わず笑みがこぼれる満足感♪ 食べる人の健康と地産地消を大切にしたお店です。ごちそうさまでした^人^


らんち ちゅうちゃん
山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢1951-3
0555-85-2864

「渡辺製材所」にて薪を調達!

ランチを食べたあとは、ちゅうちゃんから5分ほどの国道139号を挟んだ北側にある「渡辺製材所」に向かいました。PICAでも薪は売っているのですが、一束1000円以上と高めなのですよね…。事前に調べたところ鳴沢に薪の販売所を2つ見つけることができました。(もうひとつの道の駅なるさわの先にある販売所「薪野郎」はこの日は定休日)

看板はありませんが、材木が山積みされた場所ですぐに見つけられます。針葉樹の薪が1束200円、広葉樹の薪が1束400円!安っ!!着火時に使う針葉樹1束と、燃焼時間の長い広葉樹を2束ほど購入するつもりだったのですが、針葉樹は売切れ、広葉樹は一束しか残っておらず、工場の中に入って声をかけてみるも誰もいらっしゃらないので、400円を料金箱に入れて広葉樹を1束だけゲット。車のトランクに入れているときに別の方が薪を買いに来て、何も残っていないので残念そうでした。到着が金曜の12時半頃だったのですが、ランチより先に来ていれば3束手に入っていたかもと思うと私達も残念でした。

その後は「DCM河口湖店」で薪をゲット(今回は2束1200円、たしか針葉樹が400円位で広葉樹が800円位)、すぐ隣の「フォレストモール 富士河口湖店」で食材を調達するという、富士五湖周辺でキャンプをする際のいつものパターンになりました。

渡辺製材所
山梨県南都留郡鳴沢村鳴沢1008

富士吉田「紅葉Line」と「山梨県立富士山世界遺産センター」

「PICA富士ぐらんぱ」に1泊した翌日は、富士吉田の「道の駅 富士吉田」〜「紅葉Line」〜「山梨県立富士山世界遺産センター」などに立ち寄り、各スポットから富士山の絶景を望むことができました。

後日色々と調べてみたのですが、南側より北側から望む富士山の方が見える確率が高いようですね。参考までに…ふもとから富士山が見える可能性を気象データにもとづいて指数化している「富士見予報」というサイトも見つけました。

【山梨・富士吉田】富士山を背景に望む秋の紅葉散策「もみじLINE」へGO!

▼「河口湖周辺・人気スポット」についてのブログ記事は下記リンクより御覧ください☆

【山梨・河口湖】絶景の人気スポットを巡る!雄大な富士山の裾野・北麓ドライブ観光

あとがき

「PICA富士ぐりんぱ」は遊園地に隣接しているので、お子様連れのファミリーが多いキャンプ場のようですが、11月下旬の平日(金曜日)の訪問だったので、ファミリーでステイしている方はほとんどおらず、コテージ宿泊者も私達(大人3名)のみ。宿泊者は遊園地に無料で入場できるというので散歩だけでもしてみようと思っていたのですが、すでにこちらも営業終了(10月中旬~4月中旬までクローズ)しており、場内は閑散としていました。キャンプは活気がある方がテンション上がりますが、静かに過ごすのも悪くなかったです。施設が充実しており、設備等も綺麗に管理されているのでファミリーや初心者にも安心して利用できるキャンプ場だと思います。

今年の日本は(世界でも)過去で最も気温が高い年となり、11月に入っても結構温かかったのでテントサイトでも気持ちよく過ごせるかなと甘い考えを思っていたのですが、やはり山中の夜はかなり気温が低く、コテージに変更して良かったです。

今回は1泊だったので途中でキャンプ場を出ることはありませんでしたが、滞在中に再度有料道路を通行した際は、フロントで南富士エバーグリーンラインの確認印のある領収書(チェックイン時に領収書を見せて確認印を押してもらう)を提示すると、2枚目の領収書と引き換えに、通行料を払い戻ししてくれるそうです。