【シアトル】ダウンタウン周辺の人気観光スポット&夜景巡り

2018年12月中旬、アメリカ西海岸最北のワシントン州にある「シアトル(Seattle)」を訪問しました。規模、経済すべてにおいて中心的なシアトルには、マイクロソフト、アマゾンなどの大企業をはじめ、イチロー選手が活躍したMLBシアトル・マリナーズの本拠地があり、またスターバックスの発祥の地などとしても有名です。今回は、シアトル・ダウンタウンの観光スポットと夜景をご紹介します。

サンフランシスコ空港からシアトル・タコマ空港へ

サンフランシスコ空港からシアトルへ向かい約2時間弱のフライトでシアトル・タコマ空港に到着。サンフランシスコのダウンタン方面は雲で覆われていたものの、ベイブリッジとトレジャーアイランドがくっきり見えました。

今回はかなりガスっていますが、晴れていれば左側の座席から綺麗にマウントシャスタを眼下に望むことができます(離陸後30分後くらい)。

シアトルを、外気の冷たい空気に触れ、やはり冬のシアトルはサンフランシスコより格段に寒いと感じました。


Treasure Island & Mt Shasta 

シアトル・タコマ空港からダウンタウンへのアクセス

シアトル・タコマ空港からシアトル・ダウンタウンまでは車で約30分ほどの距離です。

今回は車を手配していないので、スマホアプリで配車サービスのウーバーを利用しました。(ウーバーはスマホアプリで利用できるので、スマホが通信できる状態であることが必須。利用される場合は、事前に海外用プリペイドSIMカードを購入しておくことをオススメします。 ※米国用プリペイドSIMカードについての記事はコチラです。)

レンタカー以外のアクセス方法としては、ダウンタウン・エアポーター、ウーバー・リフト配車サービス、タクシー、ライトレイルなどがあります。

ウーバーやリフトの配車サービスまたはタクシー

ウーバー(Uber)やリフト(Lift)の配車サービスを利用する場合は、スカイブリッジを渡った3階パーキング・ガレージエリア内にある専用の「ライドシェア(Rideshare)」という乗り場からスマホアプリで呼び出します。

荷物の大きさや人数によって車種を選ぶことになり料金も多少変わりますが、目安として大人2人、スーツケース大2、小2のホンダアコードを利用した際は$35(2018年12月現在)でした。(チップは10%、15%、20%から選ぶ)

ライドシェア乗り場の手前にタクシー乗り場があり、タクシーの相場は$45~50(チップの目安は10~20%)です。

ダウンタウン・エアポーターとシャトルエキスプレス

スカイブリッジを渡った3階パーキング・ガレージエリア内のサービスカウンターでチケットを購入することができます。

「ダウンタウン・エアポーター(Downtown Airporter)」は、ダウンタウンの8つのホテル(クラウンプラザ、フェアモントオリンピック、グランドハイアット、ヒルトン、ルネッサンス、シェラトン、ワーウィック、ウェスティン)を巡回する乗り合いバスです。(片道1人/$18)

ダウンタウンの希望場所まで搬送してくれる乗り合いのバン「シャトルエキスプレス(Shattle Express)」は、行き先により料金が異なります。2人以上のグループ割引及び往復割引あり。(1人/$20~+$2程度のチップ)

また、シアトルから出港するクルーズに乗船する場合は、ピア66とピア91のクルーズポート行きの「クルーズトランスファー(Cruise Transfers)」も利用することができます。(片道1人/$22)

サウンドトランジットの路面電車「リンク・ライトレイル」

シアトル・タコマ空港「シータックエアポート駅(SeaTac/Airport Sta.)」からダウンタウンを結ぶサウンドトランジット(Sound Transit )の路面電車「リンクライトレイル(Link Right Rail)」。空港から終点の「ウエストレイク駅(Westlake Sta.)」までは40分前後。一番リーズナブルなアクセス方法です。(終点まで$3)

※ただし、空港のバゲージクレームからライトレイルまでの距離が思いのほか遠い(スカイブリッジを渡ったあとの駐車場棟の経路が長い!)ので荷物が多いときは結構大変です。

シアトル・ダウンタウン周辺マップ

シアトル・ダウンタウン冬の夜景

12月から1月にかけて、シアトルのダウンタウンもクリスマスイルミネーションが綺麗です。

ワシントン州コンベンションセンターのアーケード

大きなアーケードが目印の「ワシントン州コンベンションセンター(WSCC)」。1階には観光案内所「ヴィジットシアトル(Visit Seattle)」があります。(メトロバス等の時刻表・路線図などもゲットできます。)

ダウンタウンのショッピング街

メイシーズやノードストロームなどのデパートがあるほか、アバクロンビー&フィッチ、ナイキタウン、ギャップ、オールドネイビー、バナナ・リパブリックなど、人気ブティックが並んでいます。


Macy’s & Nike Town


Nordstrom & Abercrombie & Fitch


PIROSHKY PIROSHKY

パイクプレイス・マーケットで人気のベーカリー「ピロシキピロシキ」がダウンタウンの4thアヴェニューにもあります。

夕暮れ時のパイクプレイスマーケット

12月から1月は「日の入り」が16時半と、1年を通して一番日照時間が少ない時期。日暮れと共に昼間の喧騒からゆっくりと静かな夜が訪れるパイクプレイス・マーケットに哀愁が漂っています。

「パイクプレイスマーケット」ついての記事は下記のリンクからどうぞ☆

【ワシントン】日本人と繋がりの深いシアトルの「パイクプレイス・マーケット」を訪問

閑静な住宅街の眺望公園「ケリーパーク」

ダウンタウンから車で北へ 10分ほど行ったロウワークイーンアン(Lower Queen Anne)エリアの高台に「ケリーパーク(Kerry Park)」があります。

車がなければ、ダウンタウンからバスを利用することも可能で、乗車時間は20分ほど。「Queen Anne Ave N & Highland Dr」で降車し、高級住宅街を抜け3分ほど歩くと到着です。もし、SIMカードを持っているならば、ウーバーやリフトなどの配車サービスを利用するのが便利です。

バスのルート・時刻表などはコチラ

ケリーパークは、シアトルの夜景スポットとして有名ですが、季節によって日の入時間がかなり違うので(一番早いのが冬季の12〜1月16時半前後、一番遅いのが夏季の5〜6月が20時半〜21時)サンセットから夜景に移り変わっていく風景を見るには、事前に日没時間をチェックしておくことをオススメします。

ケリーパークは閑静な住宅街にある小さな公園。ここからダウンタウンをバックにスペースニードル、またエリオット湾のウォーターフロント周辺が綺麗に望めます。

Kerry Park
211 W Highland Dr,
Seattle, WA 98119

※写真は2014年5月に訪問したときに撮影したものです

シアトル・センターの観光スポットと夜景

ロウワークイーンアンエリア(Lower Queen Anne)の最南端(ダウンタウンエリア最北部のすぐ北)にある「シアトルセンター(Seattle Center)」には、シアトルのランドマークスペース・ニードルをはじめ、ミュージアム、ガーデンなど多くのアミューズメント施設が集まっています。

ポップカルチャーが集まる博物館「MoPOP」

アメリカのポップカルチャーが集まる博物館「ミュージアム オブ ポップ カルチャー(Museum of Pop Culture)」(略して「MoPOP」)。館内には映画や音楽にまつわるポップなコレクションが展示されています。

こちらの名物は、ミュージアムの中央に設置された楽器のオブジェ。エレキギター、アコースティックギター、バンジョー、バイオリンなどの弦楽器から、ドラムやアコーディオンまで様々な楽器が…火山が噴火して大爆発を起こした瞬間のような光景は壮観です!

Museum of Pop Culture
325 5th Ave N,
Seattle, WA 98109

ガラスの庭園「チフーリ ガーデン アンド ガラス」

ガラスアーティスト「デール・チフーリ(Dale Chihuly)」の壮大な作品が多数展示された庭園 「チフーリ ガーデン アンド ガラス(Chihuly Garden and Glass)」。2012年5月にオープンして以来、新たな観光名所となっています。

Chihuly Garden and Glass
305 Harrison St,
Seattle, WA 98109

シアトルのランドマーク「スペースニードル」の夜景

1962年の万国博覧会の時に建てられたというシアトルのランドマーク「スペースニードル(Space Needle)」。高さは184mで、夜は展望台からは美しいダウンタウンの夜景を一望することができます。

Space Needle
400 Broad St,
Seattle, WA 98109

ウォーターフロントの夜景

パイクプレイスからウォータフロントまでは徒歩で10分ほど。下り坂なので行きはゆっくりと散策するのがオススメです。

観覧車「シアトルグレートウィール(Seattle Great Wheel)」があるピア57の「マイナーズランディング(Miners Landing)」には、カニをハンマーでカチ割って食べるシアトル名物「クラブポット(Crab Pot)」も入っています。

Miners Landing
1301 Alaskan Way,
Seattle, WA 98101

海辺のレストラン「アイバーズ エーカーズ オブ クラムズ」

ピア54の海辺にある「アイバーズ エーカーズ オブ クラムズ(Ivar’s Acres of Clams)」は、クラムチャウダーが有名なシーフードレストラン。(シアトルのクラムチャウダーは個人的に「パイクプレイスチャウダー」が一番と思いますが…)カジュアルに新鮮なシーフード料理が味わえます。

隣には1938年創業の「アイバーズ フィッシュ バー(Ivar’s Fish Bar)」があり、フィッシュ&チップスやクラムチャウダーがファーストフード感覚で気軽に楽しめる店舗となっています。

Ivar’s Acres of Clams
Pier 54,1001 Alaskan Way,
Seattle, Washington 98104

ダウンタウンエリアを巡回するフリーシャトル

パイクプレイスマーケットを中心にダウンタウンエリアを巡回する「イーストループ(East loop)」、北のスペース・ニードルと南のキングストリート駅の間を巡回する「ノース&サウス(North & South)」2通りのルートの「フリーウォーターフロントシャトル(Free Waterfront Shuttle)」があります。

※10時〜20時まで約20分毎の間隔で毎日運行。

ノース&サウスループ停留所(North & South Loop Stops)

【A】Seattle Center / Space Needle →Victoria Clipper → Pier66 → Historic Piers / Seattle Aquarium / Pike Place Market (East Loop乗換) → Ferries / Water Taxi → Pioneer Aquare(Light Rail接続)→ Stadium / King Street Sta.(Sunder/Amtrak/Light Rail接続)→ Seattle Aquarium / Pike Place Market → Pier66 → Sculpture Park →【A】

イーストループ停留所(East loop stops)

Historic Piers / Seattle Aquarium((North & South Loop乗換) → Retail Core / Convention Center / Hotels(Monorail接続)→ Pike Place Market

フリーシャトルのマップはコチラ

シアトルの宿泊「シェラトン シアトル ホテル」

「シェラトン シアトル ホテル(Sheraton Seattle Hotel)」は、ダウンタウンの中心ワシントンコンベンションセンターの隣にあり、最寄りのウエストレイク駅からも徒歩約5分と近く、パイクプレイスマーケットまで歩いて行けるという、便利な立地にあります。

ホテルのロビーとスターバックス。ホテル内で無料のWi-Fiが使えるのはこちらのロビーのみです。

キングベッドルームの客室。内装がオシャレで部屋も快適、ゆったりと過ごすことができました。

冷蔵庫とコーヒーメーカーがあり、パイクプレイスのスターバックス珈琲とウォーターボトルが毎日ハウスキーピングの際に補充されます。さすがスタバ発祥の地シアトルですね。

バスルームはバス付きなのは嬉しいのですが…シャワーの水圧がイマイチ。4つ星ホテルとして残念な点です。

高いビルに囲まれているので8階からの客室の窓からはビルしか見えませんでしたが、目の前が政府機関の低い建物で屋上のライトアップが素敵でした。日本の旗が目の前に見えたこともちょっと嬉しい。ちなみに左隣のビルは在シアトル日本国領事館です。

35階に24時間オープンのフィットネスルームと室内プールがあり、宿泊者はいつでも自由に利用できます。

Sheraton Grand Seattle
1400 6th Ave, Seattle, WA 98101 

最後微かに顔を出す「マウントレーニア」

帰国便の飛行機の座席を左側で予約しておくと、上空からマウントレーニアを望むことができます。6日間の滞在中は恵まれない天気でしたが、最後の最後に微かながらマウントレーニアを望むことができました。