【山梨・甲斐】黒富士農場が届ける安心安全な卵の直売所「たまご村 塩山店」を訪問

黒富士農場直売所「たまご村 塩山店」へGO!

2026年4月、勝沼にあるイワイテラス(ブログ記事はコチラ)を訪れた際、足をのばして黒富士農場の直売所「たまご村 塩山店」に立ち寄りました。「黒富士農場」は、山梨県甲斐市(標高1,100mの黒富士の中腹)にある養鶏場。自然循環農法を取り入れ、平飼い放牧やアニマルウェルフェア(動物福祉)に配慮した環境で、安心・安全なオーガニック卵を生産しています。

1984年(昭和59年)に一般的な養鶏農家としてスタートし、1989年に平飼い放牧へ転換、2002年にはオーガニック養鶏を開始。日本で初めて有機JAS認証の卵を取得したパイオニアとして知られ、内閣総理大臣賞や日本農業賞大賞の受賞歴もあります。

今回訪れた「たまご村」は、その直売店のひとつで、山梨県内には甲府店・敷島店と合わせて3店舗があります。塩山店は初めて伺いましたが、広いガーデンには遊具や動物とふれあえるスペースもあり、子連れファミリーにも喜ばれそうな長閑な雰囲気です。


たまご村 塩山店
山梨県甲州市塩山上塩後923
055-332-0005

豊富な卵スイーツが並ぶアットホームな店内

店内は、木の温もりに包まれたアットホームな空間。訪れた時はちょうど母の日の装飾が施されており、店内に明るい彩りを添えていました。中央の円形棚には、自慢の卵を贅沢に使った焼き菓子がカゴに可愛らしく並び、奥の冷凍・冷蔵ケースには、アイスクリームやプリン、バウムクーヘンといったデザートも種類豊富に揃っています。

嬉しいおもてなしの「試食コーナー」

店内の奥へと進むと、大きな窓際のテーブルには、なんとも嬉しい試食のサービス。鳥の巣のような器に並んだゆで卵に、プレーンのバームクーヘン、さらには冷たいお茶まで用意されていました。使用している卵は、コクのある味わいが特徴の「さくら卵」。お塩をパラリと振っていただくと、卵本来の濃厚な旨みが引き立ちます。直売所ならではの温かな心づかいに、ふっと心が和むひとときでした。

多彩なラインナップの「鶏卵コーナー」

鶏卵コーナーには、箱にたっぷり詰まった「さくら卵」をはじめ、黒富士・八ヶ岳・奥出雲の放牧卵など、個性豊かな卵がずらり。近年、都内のスーパーでも見かける機会が増えてきた「リアルオーガニック卵」は、お昼過ぎの時点ですでに完売。その人気の高さがうかがえました。

そんな中で今回ひときわ目を引いたのが、「ハーブで育った放牧卵」。抗酸化作用や卵黄の栄養価を高めることを目的に、にんにくやターメリック、パセリ、バジル、ローズマリー、桑の葉といった6種類のハーブを飼料に加えて育てているそうです。こうした健康志向のアプローチも、食の安全に真摯に向き合う黒富士農場ならではの取り組み。どれを選ぼうか迷ってしまうほど、魅力あふれるラインナップが揃っています。

放牧卵とさくら卵の特性

放牧卵の鶏たちは、標高1,100mの豊かな森の中で太陽を浴びて自由に走り回れる環境にあり、日本で初めて採卵鶏のアニマルウェルフェア認証も受けています。それに対して、さくら卵の鶏たちはケージ飼いですが、光が差し込み風がしっかり通り抜ける「高床式開放ケージ」が採用され、一般的なウインドレス鶏舎に比べてストレスが軽減されるよう工夫されているようです。

放牧卵の鶏たちは、標高約1100mの豊かな森の中で、太陽を浴びながら自由に走り回れる環境で育てられています。日本で初めて採卵鶏のアニマルウェルフェア認証を取得している点も、大きな特徴です。一方、さくら卵の鶏はケージ飼いではあるものの、光が差し込み、風がしっかりと通り抜ける「高床式開放ケージ」を採用。一般的なウインドレス鶏舎に比べて、ストレスを軽減できるよう配慮されています。

のびのびと育った放牧卵は、栄養価が高く、雑味のない澄んだ味わいの中にしっかりとしたコクが感じられるのが魅力。対して、淡いピンク色の殻が特徴のさくら卵は、純国産鶏「ゴトウさくら」によるもの。黄身は自然な色合いでコクがあり、起泡性にも優れているため、料理やお菓子作りにも適しています。

黒富士農場の卵へのこだわり

  • 天然湧水の恵み
    カルシウムやマグネシウムがたっぷりと含まれた天然の湧き水を、農場内でろ過し人も鶏も毎日飲んでいます。
  • 遺伝子組み換え分別管理
    農場で使用している飼料は全てへの遺伝子組み換えの混入を防ぐため、分別生産流通管理を行っています。
  • BMW技術で環境保全(B=バクテリア M=ミネラル=Wウォーター)
    鶏舎内の飼料として環境改善や飼料用クロレラの培養などに生かされています。
  • エコフィードと発酵菌体飼料
    鶏の腸内環境をより元気にするため、エコ原料で発酵菌体意飼料を作っています。
  • 徹底した品質検査で安全性を確保
    自社のGPセンターには「異常卵検査装置」や「キズ卵検査」があり、機械と人の目から卵の安全性を確保しています。
  • 農場HACCP認証で安心飼育
    農場HACCP認証を取得しています。作業工程の管理や、記録をしっかり残すことで安全な生産を心がけています。

こだわりが詰まった黒富士農場の「安心」の秘密

会計を待つ間、レジ横に貼られたポスターにふと目が留まりました。そこに綴られていたのは、美味しい卵を生み出すための、並々ならぬ情熱です。まずは消費者として一番の関心事である「飼料へのこだわり」。人が発酵食品で腸内環境を整えるように、鶏たちにも善玉菌の力を活かした発酵飼料を与えているそうです。主原料となるトウモロコシや大豆も、遺伝子組み換え(GMO)の混入を防ぐため厳格に分別管理されており、食の安全に対する強い意識が伝わってきます。

続いて、「環境へのこだわり」。標高の高い豊かな森の中で、カルシウムや天然ミネラルを豊富に含んだ湧水を飲み、太陽の下でのびのびと走り回る…そんな放牧飼育が実践されています。さらに、岩石や腐葉土、水の力を活かして微生物を活性化させる「自然循環農法(BMW技術)」を取り入れ、鶏を取り巻く環境そのものを健やかに保つ工夫が徹底されています。

こうして育まれ、毎日約6万個も生まれる卵は、最新技術と人の目による厳しい検査を経て出荷されるとのこと。「鶏と人が安心して食べられるものを」という真っ直ぐな想いが、そのひとつひとつの卵に凝縮されているのだと、改めて深く感銘を受けました。こうした作り手のひたむきな姿勢を知ると、手にする卵がよりいっそう愛おしく、ありがたいものに感じられます。

自宅用に選んだこだわり卵

今回購入したのは、「黒富士放牧卵」「奥出雲平飼い卵」「ハーブで育った放牧卵」の3種類(写真左上)。生食で2週間、加熱ならさらに2週間は日持ちがするということで、少し多めに買い込みました。すると「たくさん買っていただいたので」と、さくら卵を3個おまけしてくださいました。嬉しいお心遣いです。

その他の写真は、以前ふるさと納税の返礼品として申し込んだ際のものですが、卵で作られた調味料やスイーツがセットになったギフトボックスは、バリエーション豊かでかなり堪能できました。これらはすべてオンラインショップでも購入することができます。

安心・安全、そして環境にまで配慮された黒富士農場の美味しい卵。日々の食卓に、ぜひ一度取り入れてみてはいかがでしょうか。