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【アメリカ ロードトリップ】ルート66(カリフォルニア&アリゾナ)をロードトリップ!主要の観光スポット巡り

ルート66のアリゾナ州「ホールブルック〜ウィンズロー〜ウイリアムズ〜セリグマン〜キングマン〜オートマン」からカリフォルニア州「バグダッド〜ニューベリースプリングス〜サンタモニカ」までの主要スポットについてまとめてみました。

※こちらの記事は2012年から2015年のアメブロに掲載していたブログと2019年に再訪した際の情報をまとめて再投稿しています。

ルート66とは?!

 「ルート 66(Route 66: US66)」は米国初のハイウェイシステムのひとつで、イリノイ州シカゴからミズーリ、カンザス、オクラホマ、テキサス、ニューメキシコ、アリゾナの東西にまたがる各州を経て、カリフォルニア州サンタモニカで完結する全長3940kmの国道。マザーロードとも言われた最も有名なルートで、1926年から1985年までの約60年間活躍した路線です。

1950年代初頭、カリフォルニア州「バーストー(Barstow)」から東に伸びる「州間高速道路40号線(I-40:Interstate40)」の建設が始まり、その最終工事の部分(アリゾナ州ウィリアムズ)が1984年に完成、その翌年の1985年に国道66号線が正式に廃線となりました。

その後、完全に使われなくなった道路はあるものの、州間高速道路を補完する通勤道路となったり、州道、郡道、私道となったり、保存されている部分も多く80%以上が現存し、イリノイ州、ミズーリ州、ニューメキシコ州、アリゾナ州を通過する道路の一部は、国指定景観街道(National Scenic Hyway)の旧国道66号線「ヒストリックルート66(Historic Route 66)」に指定され、アメリカで人気のドライブルートに♪ 今でもルート66を愛するライダーを始め世界中からロードトリッパーがやってきて、ノスタルジックな雰囲気を肌で感じながら旅を楽しんでいます。

アリゾナ州・ホールブルック周辺

ニューメキシコ州「ギャラップ」から西へ20分ほど車を走らせるとアリゾナ州。州境にある「ラプトン」から「ホールブルック」の町までは、所々に民家や土産店が点在するほか何もない不毛地帯が続きます。ルート66の北側(アリゾナ州の北東部)には、ユタ州南東部とニューメキシコ州北西部の3つの州にまたがって位置するナバホ族の居留地区が広がっています。

ルート66を跨ぐ「化石の森国立公園」

ホールブルックの東約40kmの位置に、「化石の森国立公園(Petrified Forest National Park)」があり、その園内にオリジナルのルート66を見ることができます。現在は跡形もなく草に覆われていますが、今でも古い電柱が残っていて、その道筋を示してくれています。

▼「化石の森国立公園」についての記事は下記のリンクからどうぞ☆

2億年前の太古の樹木が宝石に生まれ変わった?!悠久の時の流れを感じる「化石の森国立公園」


Old Route 66

アムトラック「サウスウエスト チーフ」の長距離列車

シカゴからロサンゼルスを結ぶ長距離路線のアムトラック「サウスウエスト チーフ(Southwest Chief)」が、ルート66と同じ地域を走っています。


Amtrak:Southwest Chief Train

ディズニー映画カーズでも有名な「ウィグワム モーテル」

カーズ (字幕版)

ルート66を走る人にはお馴染みの「ウィグワム モーテル(Wigwam Motel)」は、ディズニー映画カーズに出てくる「コージー コーン モーテル」のモデルになったとされているモーテルで、ひとつひとつ独立した客室はティピーの形をしているユニークな外観です。

かつては、ケンタッキー州(2ヶ所)、アラバマ州、フロリダ州、アリゾナ州、ルイジアナ州、カリフォルニア州の7ヶ所にあったという「ウィグワム・ビィレッジ 」は、現在ケンタッキー州のケーブシティ(1937年〜、ウィグワムビレッジ#2)、アリゾナ州のホルブルック(1950年〜/ウィグワムビレッジ#6)、カリフォルニア州のリアルト/サンバーナ ディーノ(1949年〜/ウィグワム ビレッジ#7)の3ヶ所が残るのみ、それぞれアメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されています。 

Wigwam Motel #6
811 W Hopi Dr, Holbrook, Arizona

ウィンズローへ

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目次

イーグルスの名曲で有名な「ウィンズロー」

ルート66の中継地点であった「ウィンズロー(Winslow)」には、現在ルート66のサインが標された「スタンディングオンザコーナー」があります。

ここはアメリカのロックバンド「イーグルス」のデビュー曲「テイク イット イージー(TAKE IT EASY)」の歌詞に出てくる有名なスポット。テイク イット イージーは、ジャクソン ブラウンが車でアリゾナやユタへ行き、車で走り回っていたときに生まれた曲だそうで、ここウィンズローで車が故障してしまい途方にくれているとユタの国立公園で出会った人たちがちょうどバンで通りかかり拾ってもらうことができたのだとか。2番目の歌詞で「俺はウインズローの街角に立っている…」という場面が出てきます。

I’m a standin’ on a corner in Winslow, Arizona Such a fine sight to see
It’s a girl, my Lord, in a flat-bed Ford Slowin’ down to take a look at me
Come on, baby, don’t say maybe
I gotta know if your sweet love is gonna save me
We may lose and we may win, though we will never be here again
So open up I’m climbin’ in, so take it easy

「俺は素晴らしい景色のアリゾナ ウィンズローの街角に立ってる フォードトラックに乗った女の子が 俺を見ようとスピードを落としてきた カモンベイビー メイビーなんて言わないでくれ 君の優しい愛で俺のことを救ってくれ 上手くいくかもしれないしダメかもしれないけれど 俺たちは二度とここで会うことはない だからドアを開けて乗せてくれ まずは気楽に行こうじゃないか!」そんな歌詞に出てくる場面を表現しているスタンディング オン ザ コーナーです。

テイク・イット・イージー~サウンド・オブ・カリフォルニア

「テイクイットイージー」は、2016年に亡くなってしまったグレン フライとの共作。「ホテル カリフォルニア」と並ぶイーグルスの名曲です。
イーグルスのカントリーロックはルート66を走り抜けるには最高に気持ちが良い音楽で、ロードトリップのおすすめナンバーです。


Standing on the Corner

ウィンズローの名店「カサ ブランカ カフェ」

1942年にオープンしウィンズローで最も長い間営業しているというメキシカンレストラン「カサブランカ カフェ(Casa Blanca Cafe)」。店で人気の「C.B.Special」と「Stuffed Sopaipilla」がオススメでどれも超ビッグサイズ!評判通りの美味しいメキシカン料理が食べられます。

Casa Blanca Cafe
1201 E 2nd St, Winslow, Arizona

ウィリアムズへ

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グランドキャニオンへの玄関口「ウィリアムズ」

「ウィリアムズ(Williams)」は、ウインズローの約150km西に位置する趣のある山間の町。1941年から始まったI-40のバイパス工事がここウィリアムズで繋がり、1984年10月13日ついに全線が開通、ルート66最後の町として注目を浴びました。

ユニークなカフェやダイナーが立ち並び、とこどころにクラッシックカーが停車、ルート66の関連グッズのギフトショップも多く、古き良き時代のレトロ感溢れる楽しい町並みです。

ウエストヒストリックルート66「ウィリアムズ〜セリグマン」

ウイリアムズからI-40(W Historic Route 66)を西へ約30分、139 出口のCrookton Rdから旧国道66号線に入りセリグマンの町に向かいます。


Williams – Seligman, West Histric Route 66 

セリグマンへ

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ルート66再興の発祥の地「セリグマン」

ウイリアムズの約70kmに位置する「セリグマン(Seligman)」はルート66再興の発祥の地、またディズニー映画「カーズ」の舞台「ラジエーター スプリングス」のモデルとなった町と言われ、観光客に人気のスポット。ルート66の沿道にはバイク乗りたちのハーレーなどがずらりと並んでいます。

小さな町ながら約1kmに渡ってガソリンスタンド、モーテル、ダイナー、お土産屋さんなどが立ち並び、至る所にルート66の看板、オールディーズ時代のクラッシックカーが見られ、50’s〜60’sのアメリカンスター、マリリン モンロー、ジェームス ディーン、エルヴィス プレスリーの等身大パネルが並ぶなど、町はR&R、ロカビリー、アメカジといったフィフティーズ全盛期の面影が色濃く残っています。

セリグマンの名店「デルガディロス スノーキャップ」

セリグマンで一際目立っているお店が1953 年創業のハンバーガーショップ「デルガディロス スノー キャップ(Delgadillo’s Snow Cap)」。店の扉を開けると雑然とした狭い店内には旅行者たちの名刺や写真などが壁から天井までビッシリ埋め尽くされています。名物はビッグシェークとチーズハンバーガー。イタズラ好きの店員さんからサプライズを受けることがあるかもしれません。店の裏庭にはカーズのキャラクターに出てくるようなクラッシックカーがズラリと並んでいます。


Delgadillo’s Snow Cap
301 AZ-66, Seligman, Arizona

夕暮れ時のセリグマン

ノスタルジックな雰囲気に酔いしれます…


Seligman at dusk

ウエストヒストリックルート66「ヤンパイ〜ハックベリー〜キングマン」

セリグマンからキングマンまでは約140km。ルート66は、I-40の北側に弧を描くように走っており、「ヤンパイ(Yampai)〜ピーチ スプリングス(Peach Springs)〜トラックストン(Truxton)〜ハックベリー(hackberry)」と、いくつかの中継点を通過していきます。

荒涼とした大地が続きますが、ピーチ スプリングの「「グランドキャニオン洞窟(Grand Canyon Caverns)」(米国最大の乾燥洞窟のひとつ)や、ハックベリーのジェネラルストア「Hackberry Jeneral Store」(歴史を感じるポップアートなギフトショップ)など、いくつかの見どころがあります。

ちなみに、ヤンパイとピーチスプリングの間にあるインディアンロードは、美しいハヴァス滝があるインディアン居留地「スーパイ(Supai)」への唯一の道。ハヴァスパイ トレイルヘッドまで約120km、そこから渓谷沿いのトレッキングルート約13kmを徒歩で向かいます。


Hackberry General Store

夕暮れ時のウエストヒストリックルート66

哀愁漂う夕暮れ時のルート66は、切ないような寂しいような…でもワクワクするような、なんとも言えない気分になります。舗装された道路とはいえ片側1車線で、狭く単調な道が続くので、照明のない真暗な夜間に走行する場合は十分にご注意を…

Yampai – Hackberry, West Histric Route 66 

州間高速道路40号線「セリグマン〜キングマン」

セリグマンからI-40でキングマンに向かう場合、その距離は約115km。ルート66と比較して20〜30分のショートカットになります。こちらの道路は片側2車線で中央分離帯があるので、いつでも安心して走行することができます。


I-40

キングマンへ

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ラスベガスへの玄関口「キングマン」

ネバタ州ラスベガスへの玄関口である「キングマン(Kingman)」は、アトランティック&パシフィック鉄道の開通によって栄えたという町。ホールブルック〜ウィンズロー〜ウイリアムズ〜セリグマンと、昔ながらの雰囲気が味わえるスポットから、ようやく現代的な町が出現するという感じですが、キングマンのシンボル的な存在であるルート66が描かれた給水塔や、ルート66沿いの「エル トロ ヴァトーレ モーテル」など、所々に古き良き時代の名残を見ることができます。

アリゾナ州のルート66の歴史を伝える「アリゾナ ルート66 博物館(Arizona Route 66 Museum)」や、「モハベ歴史芸術博物館(Mohave Museum of History and Arts)」などの歴史博物館も人気の観光スポットとなっています。


Canada Mart Gas Station

キングマンに残る老舗宿「エル トロ ヴァトーレ モーテル」

1937年にサービスステーションを開始し、1939年からモーテル経営を始めたという「エル トロ ヴァトーレ モーテル(El Trovatore Motel)」は、戦前に創業してから現在まで営業しているモーテルとしてはキングマンに残された数少ないモーテルの1つ。当初はアリゾナ州で最初に空調設備を入れたという最先端のモーテルで、1泊わずか3ドルで宿泊できたのだそうです。

それぞれの部屋のドアには、マリリンモンロー、ジェームスディーン、マイケルジャクソンなど、スーパースターの名札がかかっていて客室毎にスターにちなんだ絵や写真などが飾られています。

El Trovatore Motel
1440 E Andy Devine Ave, Kingman, Arizona

キングマンの名店「「ラザフォード 66ダイナー」

昔ながらのアメリカンダイナー「ラザフォード 66 ダイナー(Rutherford’s 66 Diner)」。取り立てて美味しいレストランと言うわけではないのですが、フィフティーズのポップな雰囲気が楽しい人気店。リーズナブルでボリューム満点料理のファミリーレストランです。

Rutherford’s 66 Family Diner 
2011 E Andy Devine Ave, Kingman, Arizona

ウエストヒストリックルート66「キングマン〜オートマン」

キングマンからオートマンまでは、標高3550フィートの峠を超えて行きます。途中幾度となくバイクに跨ってさっそうと走り抜けていくライダーたちとすれ違い、イージーライダーの映画を彷彿。気分もワイルドになります。

イージー★ライダー コレクターズ・エディション [DVD]

「イージー★ライダー」は1969年にデニス ホッパー&ピーター フォンダによって低予算で制作された映画(1969年第22回カンヌ国際映画祭で新人監督賞受賞)。2人の青年がハーレーダビッドソンにまたがって、自由と平和を求めアメリカ横断の旅に出るという世界的に大ヒットしたロードムービーです。2020年2月、日本の公開50周年(初公開は 1970 年1月)を記念して「イージー★ライダー」がリバイバル上映されました。

 

オートマンへ

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風光明媚な景色が広がる「オートマンハイウェイ」

キングマンからヒストリックルート66の「オートマンハイウェイ(Oatman Hwy )」に入ってクール スプリングス〜シットグリーブス パスを経由し、約40km続く険しい山道を走ってオートマンへ向かいます。

山道の途中、鉱石採掘の為に使われていたロバがそのまま放置され野生化したというロバに遭遇することもあるので、注意しながら運転します。


【Route66】Kingman to Oatman via Sitgreaves pass

ルート66全盛期に賑わった「クールスプリングス」

オートマンへ向かう途中に突如現れる「クールスプリングス(Cool Springs)」は、アリゾナ州北西部のコロラド川沿いの険しい山脈「ブラックマウンテン」の東斜面にあります。1920年代半ばにサービスステーションが作られ、 峠を越えるドライバーたちにとって貴重なドライブインとして、ルート66の全盛期には多くの人で賑わっていたのだとか。

その後ハリウッド映画などで度々登場し、1992年のSF映画ユニバーサル・ソルジャーではここで爆破シーンなどが撮影されました。現在はオシャレな外観のギフトショップになっています。

Cool Springs
8275 Oatman Road, W Historic Rte 66, Golden Valley, Arizona

絶景が広がる「シットグリーブス パス」

クールスプリングスから約10分ほど走ると標高3550フィート(約1100m)の峠「シットグリーブス パス(Sitgraves  Pass)」。周辺にはいくつかの駐車スペースが点在しているので、休憩がてら素晴らしい景色を堪能したいビュースポットです。

クールスプリングスからオートマンまでは左右に揺さぶられるガードレール無しのワインディングロードが続くので運転にはご注意を…オートマンの4kmほど手前に鉱山跡地を見ることができます。


Sitgraves  Pass

かつてゴールドラッシュに湧いた町「オートマン」

ルート66で唯一の峠を越えると昔宿場町だった「オートマン(Oatman)」に到着です。この町は小さな鉱山キャンプとして始まり、20世紀初頭にゴールドラッシュのブームが到来。 オートマンの鉱山は約10年間アメリカ西部で最大の金山と言われ、3500人以上の住人で賑わったそうですが、100年以上の時を経て現在の人口は128人(2010年国勢調査)となっています。

道路は舗装されているものの、町に足を踏み入れると西部劇で見るような風景が広がり、まるで西部開拓時代にタイムスリップしたような哀愁漂う世界。カフェやギフトショップが並ぶメインストリートは約200mほどで終わってしまう小さな町です。(2014年現在ほとんどの店がクレジットカード使用不可なので念のため現金はお忘れなく!)

車が近づこうが一向にかまわないといった様子でロバが道路に立ちはだかり、トラックの運転手が手を叩きながら手慣れた動作でロバを端へと誘導。立っていると近寄って来る人なつこい野生のロバたちです。

歴史的建造物の「オートマンホテル」

クラークゲーブルとキャロル ロンバードがウエディングのあと宿泊したという「オートマンホテル(OATMAN HOTEL)」(1902年に建てられた当時は「Drulin Hotel」として営業、1960年にOatman Hotelに改名)。歴史的価値が高く1997年にアメリカ合衆国国家歴史登録財にも登録されています。

現在は看板が残っているだけでホテルは営業していませんが、1階がレストラン&バー、2階がギフトショップ兼博物館として営業しており、クラークゲーブルたちが泊まったとされる2階の客室も見学することができます。


Oatman, Arizona(West Histric Route 66)

カリフォルニア州のルート66へ

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カリフォルニア州のルート66

最東端に位置する ニードルズから最西端のサンタモニカまで、カリフォルニア州のルート66の長さは、およそ500km。ニードルズ〜バーストー 間には広大なモハーべ砂漠(Mojave Desert)が広がり、その南側を 大きく迂回するように「フェナー(Fenner)〜エセックス(Esexess)〜チャンブレス(Chambless)〜アンボイ(Amboy)〜バグダッド(Bagdad)〜シベリア(Siberia)〜クロンダイク(Klondike)〜ラドロー(Ludlow)」と旧国道であるルート66が走っています。

広大な砂漠地帯「アンボイ〜バグダッド」

迂回するルート66を半分ほど過ぎた頃、モハベトレイル国定公園の噴石丘・アンボイクレーターが左手に見えてきます。ルート66とアムトラックが交差するポイントに位置する「アンボイ(Amboy)」の見どころは、なんといっても「ロイズ モーテル & カフェ(Roy’s Motel and Café)」。1940年代後半からニードルズとバーストーの間の主要拠点として賑わい、このロイズ複合施設(モーテル、カフェ、ガソリンスタンド、自動車修理工場など)で最大約70人もの人々が働いていたと言います。

 1974年、I-40が開通したことによって他の拠点と同様にアンボイは衰退。その後紆余曲折があったものの、2005年にレストランオーナー兼慈善家の日系アメリカ人アルバート オークラ氏がアンボイの土地を購入し建物等を再建、ガソリンスタンドとギフトショップを再開し、2019年にはネオンサインが復活!その後も水道・電気・下水設備などの準備が着々と進み、近々カフェとモーテルも再開する予定とのこと。楽しみですね!

アンボイに続くバグダッドには、かつて「バグダッド カフェ(Bagdad Cafe)」(ドイツ映画のモデルとなった場所)というカフェなどがあるドライブインがありましたが、現在は何も残っていません。バグダッドに続くシベリアとクロンダイクも同じく現在はゴーストタウンとなっています。ちなみに、アンボイからノースアンボイロードを南に下るとジョシュアツリー国立公園があるルート62に繋がります。


 Amboy – Bagda, California(West Histric Route 66) 

映画のロケ地となったニューベリースプリングス「バグダッド カフェ」

迂回ルートのバグダッドから80kmほど車を走らせたバーストーに近い「ニューベリー スプリングス(Newberry Springs)」 に、現在も営業している「バグダッド カフェ(Bagdad Cafe)」があります。

カリフォルニア州バグダッドを設定とした1987年制作のドイツ映画「バグダッド・カフェ」のロケ地として使われたのが、現在も営業する「バグダッド カフェ」です。撮影当時は「サイドワインダー カフェ」という名前だったのを映画と同じ名前に変更し、有名な観光スポットになっています。また撮影に使われたヘニングモーテルは2015年に取り壊されました。

▼「バグダッド カフェ」についての記事は下記リンクからどうぞ☆

映画のロケ地ニューベリースプリングスの「バグダッド カフェ」を訪問

※モハーベ砂漠地域のバグダッドカフェ近くにある「キャリコ ゴーストタウン」についての記事はコチラ

Bagdad Cafe
46548 National Trails Hwy,
Newberry Springs, California

ルート66の終着点「サンタモニカ」

ニューベリースプリングスからは、「バーストー(Barstow)〜サンバーナディーノ(San Bernardino)〜パサデナ(Pasadena)〜ダウンタウンロサンゼルス(Downtown LA)〜ウエストハリウッド(West Hollywood)〜ビバリーヒルズ(Beverly Hills)」を経てルート66最西端の「サンタモニカ ピア(Santa Monica pia)」に到着。最東端のイリノイ州シカゴから続くルート66の終着点です。

当初はダウンタウンLAの交差点(7番街とブロードウェイアベニュー)がルート66の西端だったのが1936年にサンタモニカまで延長、1940年にロサンゼルスで最初の高速道路(パサデナフリーウェイ:現在はアロヨセコパークウェイ)がルート66に組み込まれそうです。

サンタモニカ ピア(桟橋)には「End of the Trail」のサインや、フォレストガンプの映画でおなじみの「ババガンプ シュリンプ(Bubba Gump Shrimp Co.)」、ファミリーやカップルなどに人気の遊園地「パシフィックパーク(Pacific park)」があります。


Santa Monica Pier

ルート66(アリゾナ〜カリフォルニア)観光スポットマップ

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