【利用レビュー】アメリカ滞在中のSIMカードは「Mostsim」がオススメ!

海外旅行で重要なポイントは何と言ってもインターネット通信!空港やホテル、カフェなどでも無料Wi-Fiを利用することはできますが、移動する先々でグーグルマップやインターネット検索がすぐにできないのはとても不便。いつでもどこでもインターネットが使える環境は今や必須ですよね。今回は約3週間のアメリカ西海岸訪問で利用したSIMカード「Mostsim」について簡単にまとめてみました。

そもそも海外でインターネットに接続する方法は?

  • 現地でスタバなどフリーWi-Fi施設を探して利用する
  • 日本のキャリアが提供している国際ローミングを使用する
  • 海外用WIFIルーターをレンタルする
  • 海外用SIMカードを購入する(SIMフリー端末が必要 or ご自身で解除)

以上のような接続方法がありますね。でも、フリーWi-Fiはどこでも利用できるわけではないし、ドコモやAUが提供している海外用のパケットプランなどは料金が高いし、モバイルルーターは受取と返却が面倒&スマホと一緒に持ち歩かなくてはいけないのが不便…

というわけで総合的に見ると、SIMフリーのスマホを持っている、もしくはSIMロックが解除できるスマホであれば、やはり格安で簡単な「プリペイドSIMカード」が今のところ1番お得で便利と言えそうです。

SIMロック端末はロック解除が必要

日本で販売しているスマホは、SIMフリーを選んで購入する以外(最近少しずつ状況は変わりつつあるようで、スマホの中には購入時に既にSIMロック解除済みのものもあるようですが…)、その多くは「SIMロック」と言って、各通信キャリアで発行されたSIMカードしか認識しない設定になっています。

「SIMロック」状態のスマホは、海外用のSIMカードが利用できないため、各通信キャリアでロックを解除してもらう必要があります。

海外対応のスマホの中には3Gなどに対応していないものが稀にあるるようなので、古い機種などの場合は、まず問い合わせしてみると良いですね。

各キャリア別のSIMロックの解除方法

下記リンクは、SIMロック解除条件と解除方法についての各通信キャリアの公式ページです。機種購入日より180日以上経過していることなどの解除条件もあるので、まずはご自分の契約しているキャリアのウェブサイトで確認してみて下さい。

SIMロック解除は、自分でパソコンやスマホから作業すれば無料、また各通信キャリアの店頭でお願いすると、手数料が3000円ほどかかります。経験はありませんが、解除条件がクリアできれば解除手続きは簡単な作業で済むようです。

プリペイドSIMカードを事前入手しよう

アメリカ入国後、現地で調達することもできますが、販売店の場所や営業時間を調べたりするのは時間がかかるし、デポジットや追加料金など全部でいくらかかるか分からないし、そもそも自分が欲しいSIMカードが購入できる確信も持てないしetc…何かと不安も多いですよね。

渡航前に日本で入手しておけばそういった心配は無用ですし、フライト中にSIMを交換すれば、空港についた瞬間から通話ができ、また現地情報などインターネットで検索できることは、今どきの旅行にはとても重要なポイント!

用意しておけば良かったとあとで後悔しないためにも、プリペイドSIMカードを事前に入手しておくことをオススメします。

アメリカ通信キャリア4社について

まずは、アメリカプリペイドSIMを日本で事前購入する上で、アメリカの通信キャリアVerizon、AT&T、Verizon、T-mobile、Sprintの4社について通信状況をチェックしてみました。

現在のところ、回線のカバー範囲の広さ、通信の速さなど総合的に4社の中でトップなのがVerizonで、通信料の高さもトップ。それに次ぐAT&Tは、回線の質等はほぼVerizonと同じと言われています。

それに続くT-mobileは、以前まではそれほど人気がなかったものの、細かいサービス面で次々と新たな取組を行い急成長をしている通信キャリア。また4位のSprintは、以前ソフトバンクが買収した事で話題にもなり、また私自身アメリカ在住中に利用していた通信キャリアですが、回線のカバー範囲が不十分かつ通信速度が遅いというのが実感でした。これは順位相応なのでしょう。

1~3位までの通信キャリアに絞って、日本で事前購入できる米国内プリペイドSIMカードを探してみると、4社中実際に使える「プリペイドSIMカード」は、AT&TまたはT-mobileという現況が分かりました。

米国プリペイドSIMカードの選定条件(参考まで)

米国プリペイドSIMカードは「AT&T」または「T-mobile」の2社の通信キャリアから選ぶことにまずは決定。AT&T系の「H2o」と「Mostsim」、またT-mobile系「ZIP SIM」と「Mostsim」の4種から下記の選定条件(上から優先)に合うものを探してみました。

  1. 使用容量(無制限であること)
  2. 回線の安定性と速度の速さ(高速データ通信が可能なこと)
  3. テザリング対応であること 
  4. 使用期間の長さ(15日間、22日間に近いプランがあること)
  5. 価格が手頃であること

以上の選定条件で、チェックしてみると、使用容量が500M~2GBと少なかったり、使用期間が7/14/30日間しかなかったり、テザリングができなかったり、価格が高かったり….

その結果、今回の選定条件すべてに見合ったのが、断トツT-mobile系の「Mostsim」でした。

アメリカの通信キャリアのトップがVerizon、次いでAT&Tとなっているので、AT&Tの方が高品質と言えそうなのですが、サービスプランが少ない反面、T-mobileは多少劣っているという回線カバー範囲や品質に対し、充実したサービス面でカバーしているようです。

「Mostsim(T-mobile)」SIMカードの特徴

  • 5/7/10/12/15/18/21/25/30/45/60/90/120日間の豊富なプラン
  • T-Mobileの純正商品なのでMVNOより安定していて通信速度が速い
  • データ通信量が無制限で使い放題
  • 高速3G/4G LTEネットが使い放題(子機速度は3G)
  • テザリングができる
  • アメリカ国内での通話(携帯+市内電話)とSMS発着信が無料
  • SIMカードは標準、Micro、Nanoの全サイズ対応
  • 日本語説明書付き、日本語の問合せが可能
  • 電話番号が発行される
  • 長期使用したい場合は継続利用の申込が可能

私がプリペイドSIM「Mostsim(T-mobile)」を選んだ理由

AT&TとT-mobileのプリペイドSIMカードを比較検討した結果、サービス内容が細やかな通信キャリア「T-mobile」を選択!その理由は以下の通りです。

1.日本からインターネットで簡単に購入できる

出発前に事前購入できるので、渡航先の空港に到着後すぐに使用できる!

2.高速データ通信が無制限で使い放題

予約した宿泊ホテルの室内Wi-Fiが有料でも、高速データ通信が無制限なら安心!Wi-Fi追加料金も不要!

テザリングができる

テザリングの必須条件をクリア!(同行の友人のスマホが古くSIMカードが利用できない為)

使用期間のプランが豊富

ちょうどよい使用期間のプランがある!(万が一、延長したい場合も継続利用の申込が可能)

価格がリーズナブル

必須条件を全てクリア、かつ価格も安い!

電話番号が1つ提供される

電話番号の発行は必須条件ではなかったものの、あれば便利!

米国プリペイドSIM「Mostsim」はamazonで購入できます

今回購入したのは米国プリペイドSIM「Mostsim(T-mobile)」の15日プランと21日プランのもの。こちらはアマゾンで購入することができます。AT&T系の方が良いという方や、メキシコ・カナダにも旅行する予定がある方などは、詳細を確認して比較検討されると良いと思います。

今回購入したおすすめプリペイドSIM「Mostsim(T-mobile)」

5/7/10/12/15/18/21/25/30/45/60/90/120日間の豊富なプランあり!

MOST SIM – アメリカ SIMカード インターネット 10日間 高速データ通信無制限使い放題 (通話とSMS、データ通信高速) T-Mobile 回線利用 US USA ハワイ

AT&T系Mostsimが良ければ…

10/15/21/30/45/60日プランの高速無制限使い放題。(ただしテザリングはできない)

MOST SIM – AT&T アメリカ SIMカード、10日間、高速無制限使い放題(通話+SMS+インターネット無制限使い放題) 回線は全米で最大の通信網を誇るAT&T USA SIM ハワイ

メキシコ・カナダにも行くなら…

5/7/10/12/15/17/21/28/30/58日プランのカナダ・メキシコ高速5GB、アメリカ ネット無制限使い放題。

MOST SIM – 北米 SIMカード 10日間 カナダ/メキシコ 高速通信5GB +アメリカ 高速通信使い放題(通話、SMS発着信無制限)Canada Mexico

米国プリペイドSIM「Mostsim(T-mobile)」の注意事項

  • SIMフリー以外の端末は使用不可(各通信キャリアでSIMロック解除方法などは要確認)
  • スマートフォンでのみ利用可能。その他のタブレット、Wi-Fiルーター等は利用不可。
  • 利用端末は、T-mobileが使用するLTEバンドB2/4への対応が必須※1
  • アメリカ、カナダ、メキシコ間以外の国際通話・SMSは利用できない。
  • SIMフリーのスマートフォンのみ利用可能(タブレット、Wi-Fiルーター等不可)
  • アクティベート申請は開通希望日の1~2日前まで完了させておく。
  • SIMカードは有効期限を過ぎた後自動失効。※2

※1 国内で販売する機種で稀に未対応なものあり。SIMフリーiPhone X/8/7S/7/6S/6 は使用可能。
※2 継続利用はプラン終了の48時間前までにMostsimまで問合せ。

説明書の注意書きには「知らない番号から電話、SMSなどがございましたら、どうぞお気になさらずそのまま無視していただいくようお願いいたします。 」とあります。

実際に、今回は夫と私とそれぞれSIMカードを使用しましたが、どちらのスマホにも電話はかかってきませんでした。また、私のスマホにはSMSも入ってきませんでしたが、夫のスマホには1箇所からの広告SMSが22日間滞在中10件ほど入っていたようです。Mostsimを使用した友人は、何度も電話がかかってきたと言います。

割り当てられる電話番号は持ち回りで使用しているようなので、運が悪いと電話がかかってくるかもしれませんが、そればかりは注意書きにあるように無視するしかないですね。料金が発生するわけではないのでそのへんの心配はありません。

カバレッジマップで渡航エリアの電波状況をチェックしてみよう!

T-mobileの公式サイト「カバレッジマップ(Coverage Map)にて、州・市街地名または住所を入力し「CHECK COVERAGE」をクリックすると電波エリアが確認できます。

https://www.t-mobile.com/coverage/coverage-map

SIMカードが届いてからのステップ

1.SIMカードが届いたらアクティベーションサイトで開通日等を登録。(Mostsimのアクティベーションサイト

2.指定した開通日になると自動に開通、電話番号のお知らせが指定メールに届く。

3.フライト中にSIMカードを交換し空港到着後すぐにインターネット通信と通話が利用可能になる。

※今回使用したiPhone6とiPhone8では、SIMカードを挿入し電源を入れ直すだけで自動で通信可能となりました。

まれに自動で電波を受信しない場合もあるようで、その際は取扱説明書にAndroid用とiPhone用のAPNの設定方法の詳細が記載されています。

プリペイドSIMのアクティベーション(開通作業)について

少なくとも希望の開通日の1~2日前までに、MostsimのプリペイドSIMアクティベーションサイトにアクセスして、以下の手順でアクティベーションを完了しておきます。

1.SIM番号とパスワードを入力後【次へ】

2.アクティベーション情報の入力
・IMEI (電話番号を入力する画面で「*#06#」を入力すると番号が表示)
・希望の開通日(行き先の現地時間)
・滞在期間

3.連絡先の入力後【次へ】
・名前
・電話番号(使用する携帯の番号)
・PCメール(電話番号発行等のメールが受信できるメルアド)
・アマゾン注文番号(発送のお知らせ等で確認)

4.「再確認のお願い」が表示されたら内容を確認後【確認済み】

5. アクティベーション完了!

MostsimのプリペイドSIMアクティーベーションサイトはコチラ

プリペイドSIM「Mostsim(T-mobile)」を使用した感想

2018年11月末、夫と22日間の米国渡航にあたり、今回は「Mostsim (T-Mobile) 」のプリペイドSIMで、私が15日間プラン、夫が21日間プランのものを購入しました。なぜそれぞれ期間が違うかというと、サンフランシスコに到着してモントレーを一緒に観光した後、夫はラスベガスへ、私は友人と共にビッグサーを訪問したのですが、人里離れた僻地のため電波が届かないエリアだった上、スマホ自体必要のない場所の訪問だったため日数の短いプランにして、5日後再びモントレー空港で待ち合わせをする日から私のスマホを開通させました。(夫のSIMカードが21日で切れても、最終日は私のSIMカードでテザリングをすることができるという算段です。)今回は土日以外は夫が仕事だったので別々のSIMカードを用意しましたが、一緒の旅行であれば、25日間のSIMカード1枚で十分だったと思います。

「Mostsim(T-mobile)」の品質について

約3週間のアメリカ西海岸滞在で、モントレー、ラスベガス、サンフランシスコ、シアトルなど、ほとんどの場所が主要都市だったということもあるかもしれませんが、いつでもどこでもサクサクと高速通信ができる快適さでした。またテザリングも問題なく快適に使用することができ、品質が劣っている印象など全く感じさせない、むしろ高品質さを感じました。

発行された電話番号について

他にグーグルボイス等の電話番号を持っているので、特に必要としていなかったのですが(現在はラインやフェイスブックなど便利なSNSがありますし、データ通信ができれば良いという方も多いですよね)、米国内で友人との連絡やレストランの予約・問合せなど「どこでもすぐに安定した回線」で無料電話が使えたことは大変便利と感じました。

また配車サービスアプリ「ウーバー」の登録電話番号をMostsimで付与された電話番号に変更できたことで、ドライバーから(空港や混み合った場所での確認など)の電話やSMSにもすぐ返答できたのが良かった点です。(ただし、以前誰かが同じ番号でウーバーに登録していた為、ウーバーのアプリの問合せで番号の解除依頼をする必要がありました。)

「Mostsim(T-mobile)」のプリペイドSIMカードは、高速データ通信が無制限に使える上、アメリカ国内で利用可能な電話番号が発行されるので、日本の通信キャリアで高い国際ローミング料金を支払うよりも大変お得で便利だと思います。SIMフリー端末を持っている又はSIMロック解除ができる端末があれば、ぜひ利用してみてください!