【カリフォルニア・ビッグサー】広大な「エサレン研究所」のキャンパスを散策♪

2018年11月、約18年ぶりにアメリカ・カリフォルニア州・ビッグサーにある風光明媚な「エサレン研究所(Esalen Institute)」を訪問しました。今回の記事では、エサレンの魅力をたっぷりお伝えすべくキャンパス内の各スポットをご紹介します。

エサレン研究所に関するコンテンツ

【1】人々が集まるエサレン研究所の歴史について

【2】エサレン研究所のアクセス方法と宿泊予約について

【3】広大なエサレン研究所のキャンパスを散策♪

【4】エサレン研究所のワークショップ「ペインティグ体験」に参加!

「エサレン研究所」のキャンパス内を散策!

エサレン研究所は、約120エーカー(東京ドーム10個分)の山と海の間に切り開かれた自然豊かなキャンパス。ワークショップの休憩時間に、ゆっくりエサレンキャンパスを散策してみましょう♪

エサレンキャンパスマップ(PDF)

リニューアルしたばかりの素敵な「エサレンロッジ」

「エサレン研究所(Esalen Institute)」のロッジは、以前まではシンプルな平屋でしたが、2015年に始まったリノベーション工事により規模が拡大!キッチン、ダイニングエリア、デッキ、カフェ、ブックストア、ゲストレセプションなどが新しく生まれ変わりました。素敵なデザインのロッジです。

オフィス&ブックストア

ロッジの北側にオフィスがあり、チェックインやマッサージなどの予約ができるゲストレセプションがあるほかブックストアがあります。(9時にオープンし、金曜日(3日間)と日曜日(5日間)のワークショップが始まる日は20時まで、それ以外は16時〜17時まで営業。)

ブックストアには数多くの書籍をはじめ、音楽CD、ポストカード、タロットカード、シンギングボール、ドリームキャッチャー、マグカップ、アクセサリーなどの小物雑貨やエサレンのロゴが入ったトレーナー、Tシャツなどを販売しています。

ダイニングルーム

ロッジの南側に位置する「ダイニングルーム」では、朝・昼・夜の食事をバフェスタイルで提供。(グルテンフリー、ベジタリアン、ヴィーガンに配慮した料理もあり)

ほぼ24時間オープンしており、コーヒー、紅茶、ホームメイドブレッド、ジャムなどはいつでも飲食できるようになっています。

朝食8:30–9:45 昼食12:30–13:45 夕食18:00–19:30(18:00 – 20:00お酒が飲めるバータイム)

ネット通信ができるWi-Fi設備があるのはこのロッジのみ(プレミアルーム以上の宿泊施設には有線LANのインターネット接続が可能な部屋もあり)。動画や写真の閲覧などサイズの大きい閲覧は禁止されていますが、メールチェックやライン程度のSNSは普通に利用できます。(食事の時間帯はネット禁止のため通信オフとなる)

ダイニングの洗面所にある壁面デコは一見の価値あり!エサレンキャンパス内にはアーティスティックなデコレーションがそこかしこに見られます。

スープ・サラダバー&バフェコーナー

食事時間以外は閉まっているバフェコーナーのシャッターが食事の合図のように開くと、良い香りがダイニング全体に広がり、一斉に行列ができます。

スープバーには、コンソメスープや味噌汁など2〜3種類のシンプルなスープ、サラダバーには各種野菜、オリーブ、チーズ、ハム、ナッツ類などが用意され、多くはベジタリアンやヴィーガンの人が利用しています。

ブレックファストの食事内容

ブレックファストには、ほぼ毎回ポレンタとキヌア料理が出るほか、スクランブルエッグなどの卵料理、ベーコン、ポテトなどのほか、新鮮なフルーツが提供されます。

ランチタイムの食事内容

ランチタイムのメインディッシュはパスタやキッシュといった比較的軽めのものが多く、卵や乳製品を含む動物性食品を摂らない完全菜食の「ヴィーガンデー」(写真中央)などもありました。

ディナータイムの食事内容

ラザニア、カレー、ビーフシチュー、サーモンetc…などディナータイムには肉や魚のメインディッシュが登場!

ランチ・ディナータイムには、スープ・サラダバーとは別に具だくさんスープやサラダ、またパウンドケーキなどのスイーツが用意されます。

テラスと2階のミーティングルーム

天気の良い食事時には大勢の人で賑わうロッジのテラス。2階にはオリエンテーション、講義、ビデオ鑑賞などが行われる「ルーフトップルーム(Rooftop Room)」とテラス付きの大部屋「ハクスリー(Huxley)」のミーティングルームがあります。

ハクスリーでは、ヨガ、ダンス、メディテーションなど「体験プログラム」を含むボディワークなども行われます。

太平洋が見渡せる「芝生の広場」

ロッジの西側には、太平洋が見渡せる芝生の広場があります。寄せては返す優しい波の音、遥か彼方に見える水平線、背後に連なる深い山々、優しく吹き抜ける風に鳥たちのさえずり、etc…豊かな自然がもたらす景観が素晴らしいです。

芝生に寝転がって昼寝をするも良し、椅子に座って読書をするも良し、ヨガやストレッチで身体を動かすのも良し、海を眺めながらマインドフルネスなメディテーションをするも良し、ワークショップの合間に皆思い思いに楽しむことができる広場です。運が良ければクジラやイルカが泳ぐ姿を見ることもできますよ!

温泉水を利用した「温水プール」

ロッジ前の屋外にあるスイミングプールは、塩水の混ざった温泉水を利用した温水プール。天気の良い温かい日には冬でも泳ぐ人の姿が見られます。

滞在中の朝の体験プログラム「太極拳」は、こちらのプールサイドで行われていました。

コミュニティを支える「メインガーデン」

広場の先には、美しいガーデンが広がっています。ノースキャンパスにある農場、またこちらのガーデンでは有機農産物や多くのハーブ類を育てており、40年以上に渡って持続可能なモデルを提供し教育すると共に、コミュニティの人々を支え、エサレンに訪れる人々を癒やしてきました。

キッチンや食事の食べ残しで集められた生ゴミも全て堆肥にし、再び肥沃な土壌が作られるという無駄のない循環システムになっています。

エサレン・メインガーデンの今と昔

メインガーデンからキャンパス南側の眺め。見晴らしが良く広場やロッジまでよく見えます。

18年前に撮影した白黒写真を見ると、メインガーデンは鬱蒼とした雰囲気。

多くの大木が消えガーデンが拡大したのがよく分かります。

ランドリーエリアの「コインランドリー」

メインガーデンの先には、業務用ランドリーエリアのほか、ゲストが利用できるコインランドリーと不要になった服のリユースコーナーがあります。

北と南のキャンパスを結ぶ「キャニオンブリッジ」周辺

ランドリーエリア横の坂道を下っていくと木製の橋「キャニオンブリッジ」がありノースキャンパスへと続きます。(上空に見えるのは州道1号線(CA-1)カブリロハイウェイの橋)

川の畔に佇む「メディテーションセンター」

ブリッジの下をくぐり階段を降りていくと、ひっそりと佇む円形型の「メディテーションセンター」があり、川のせせらぎを聴きながら瞑想ができます。イベントがないときはいつでも利用できますが、ここでの昼寝は禁止です。

川沿いの美しい「エサレンキャニオンハイク」

ブリッジを渡る手前に鉄製のゲートがあり、その先はエサレンキャニオンハイクとなっています。川沿いの美しい大自然の中をゆっくりハイキングするのは大変気持が良く爽快です。

ノースキャンパス側の渓谷沿い

ブリッジを渡り、渓谷沿いの小径をすぐ左に曲がるとネイティブアメリカンの儀式「治癒と浄化」のための「スエットロッジ(Sweat Lodge)」があります。

ここからサウスキャンパス側の急勾配の坂道や、メディテーションセンターの横を通リ過ぎる川の水流が、太平洋に流れ込む滝となって落ちていく様子が見えます。

スエットロッジの先を更に進むと断崖絶壁の海岸沿いに建つ「マーフィーハウス(Murphy House)」、また芝生の広場には宿泊施設の「プライスハウス(Price House)」とミーティングルームの円形型テント「サイプレスヨート(Cypress Yurt)」などがあります。

芸術品を生み出す「アートバーン(Art Barn)」

ブリッジを渡って直進すると、子供を預かってくれる「ガゼボ スクール パーク(Gazebo School Park)」や宿泊施設の「ノースサイド ゲスト(Northside Guest House)」があり、そのすぐ先に「アートバーン(Art Barn)」があります。

屋根付きのパティオがある2階建ての建物で、絵画、デッサン、陶芸、金属加工、木の旋削、石の彫刻、織物などアートに関する幅広いワークショップやイベントの会場として使われています。(何も行われていない場合は、オープンスタジオスペースとして利用可)

今回のワークショップ会場「レオナルド・パビリオン」

アートバーンのすぐ先に白いカバーを覆った巨大テント「レオナルド・パビリオン(Leonardo Pavillion)」があり、こちらが今回参加したワークショップ「ペインティング体験」の会場となりました。

「ペインティング体験」の詳細はコチラ

キャンパス最北端に広がる農場「ザ・ファーム」

アートバーンの先には広大な農場「ザ・ファーム(The Farm)」が広がっています。

エサレンでは、農場とガーデンに関わる活動が盛んに行われており、野菜やハーブの収穫体験ができる「農場&ガーデン ボランティア」やWWOOFのような農作業と引き換えに食事の提供と、(宿泊はできませんが)温泉が利用できるというエクスチェンジプログラム、また技術的な見習い体験ができる一日ボランティアプログラムなどに参加することが可能です。

エサレン温泉とエサレンマッサージについて

自然豊かなエサレン研究所は、海辺の崖から噴出する熱い鉱泉に恵まれた素晴らしい温泉スポット。ロッジから続く小径を下っていくと岸壁の中腹に温泉施設(シャワー・トイレ・更衣室完備)が現れます。

施設内にはエサレンマッサージ専用ルームやマッサージ台の並ぶ室内浴場があるほか、アッパーデッキに大小2つのホットタブといくつもの猫足浴槽、また屋根のないローワーデッキに2つのホットタブがあります。

打ち寄せる波の音を聴きながら、深いリラクゼーションとヒーリングに包まれる至高のひとときを堪能しましょう♪

「エサレン温泉」はクロージングオプショナル(Clothing oputional)つまり裸でも水着をつけても選択は自由となっていますが、圧倒的に裸の人が大多数。水着を着ていると逆に申し訳ないような気持ちになりがちですが、自分の快適さが一番、ここは違和感のない方法を選びましょう。

温泉の写真撮影が禁止の為、エサレンカタログより写真を掲載

温泉施設内のセミプライベートルームで行われる「エサレンマッサージ」(75分間)を受けたい場合は、オンラインまたはゲストレセプションにて予約が必要です(人気があるので早めの予約がおすすめ。宿泊者以外も予約可。時間・料金等はコチラ)。マッサージは施術の前に温泉に入って身体を温めることができ、時間になると施術者がホットタブまで呼びにきて案内してくれます。

また、ワークショップの参加者以外にも利用できる「パブリック ナイト ベイジング(Public Night Bathing)」(1人$35、利用時間1時〜3時の2時間)があり、利用したい日の当日予約のみ受付けています(イベントがある日を除く朝9時から受付。数に限りがあり1グループ4人まで)。事前予約さえできないという厳しい条件ですが、チャンスがあればぜひ試してみてください。

Esalen Institute
55000 Highway 1
Big Sur, CA, 93920
888-837-2536 (国内電話)
1-703-342-0500 (国際電話)

編集後記

太陽がサンサンと降り注ぐ肥沃な農場とガーデンで育った栄養たっぷりの野菜やハーブをいただき、波の音を聴きながら海辺の温泉にゆっくり浸かる贅沢…私にとってエサレンは、いつ来ても心身ともに深いリラックスができる場所、世界中からやってくる数多くのリピーターの1人です。

エサレンに到着した翌日の夜中3時のことですが、時差ボケですっかり目が覚めてしまったので暗闇のなか懐中電灯を片手に温泉へ向かいました。人の気配がなく静まり返った暗い温泉に少し心細くなっていると、女性の先客が1人いたので安心して一番奥のホットタブへ…この日は曇りで、ほぼ満月のおぼろげな月がとても幻想的な夜でした。

温泉が湧くこの地に、かつては「全てのものにスピリットが宿り、全ての存在と繋がっている」という世界観のもとネイティブアメリカン「エスリーン(esleen)」が暮らしていたといいます。古代より聖地としてエネルギーが高いこの地に人が集まり、永い時を経てもなお、そのスピリットが人々の心に受け継がれてきたことに思いを馳せます…。

目を閉じ静かな気持ちで寄せては返す波の音を聴いていたら、雄大な自然に包まれ全てのスピリットと一体化したような、どこか心地よい異次元に入りこんだような、なんともいえない不思議な世界に誘われました。今思えば、それはまさにエスリーンの贈り物だったように思います。とても素晴らしい貴重な体験でした。

また今回の訪問ではマッサージを受けました。実は1999年にエサレンマッサージを学び、当時はよく生徒同士でエクスチェンジをしたのですが、それ以来、自分がエサレンマッサージをしてもらうということがなかったので、久しぶりに受けてみたくなったのです。

エサレンマッサージは、香り立つアロマと共に全身をゆっくりと流れるストロークが特徴のホリスティックなボディーワークです。施術者によってストロークの時間、長さ、圧力など多少個人差があり、波動の相性のようなものもありますが、担当してくれた柔らかい物腰の女性JBの施術はちょうど良いストロークで、指圧具合の確認をしてくれたり、途中で飲水を用意してくれたり、とても丁寧な気遣いのある方で、全てが心地良く素晴らしいひとときでした。

今回の5泊6日エサレン研究所の滞在では、ペインティング体験のワークショップをはじめ、食事、交流、温泉、散策と、全てのことが、まさにエサレンのモットーである「ボディ・マインド・スピリット」を包括的に捉えるホリスティックワークだったように思います。

エサレン研究所に再訪することができて本当にラッキーでした。感謝感謝です!