【カリフォルニア・ビッグサー】究極の癒やし温泉・スパの旅!星空を眺めながらの「エサレン ホット スプリングス」

良質の天然温泉がいくつもある米国カリフォルニア州、その中からオススメの温泉をご紹介!今回はビッグサーの太平洋沿岸に位置するエサレン研究所施設内の岩風呂「エサレン ホット スプリングス」の訪問レポです。

「エサレン研究所」ってどんなとこ?

「エサレン研究所(Esalen Institute)」はヒューマン・ポテンシャル・ムーブメント(人間の潜在的可能性)を根底にボディ・マインド・スピリットを総合的に探求するセンター。スタンフォード大学時代に出会ったという「マイケル・マーフィー」 と「ディック・プライス」によって1962年に設立されました。

1960年代のカリフォルニアといえば、東洋思想に影響を受けた新しいムーブメントが起こった時代。その最中、彼らはヒューマン・ポテンシャル・ムーブメントの発信地として、コミュ二ティセンターをつくることを決意し、マーフィーの祖母が所有していたビッグサー沿岸の小さな温泉地に滞在型のセンターを開設し、さまざまなセラピーやボディーワークを通して人間の潜在能力の覚醒を目指す心理療法・身体開発の場を提供しています。

著名な心理学者や哲学者の大部分がエサレンを訪れたと言われ、エサレン創立者と同じくスタンフォードの卒業生でアップル創始者の「スティーブ・ジョブス」も禅を学ぶために度々訪問、またビル・ゲイツやビル・クリントンもエサレン研究所を訪問したといいます。

事前に知っておくべきこと

他のニューエイジ系温泉リゾートとは少し違い、エサレンの温泉施設を利用するには基本的に滞在型のワークショップ(電話またはオンラインの事前予約要)などに参加する必要があります。(真夜中の1〜3時にナイトベイジングが可能。条件等有り)

筆者がはじめてエサレンを訪問したのは、1999年のこと。エサレンマッサージを学ぶためにワーキングクルーとして働きながらしばらくエサレンに滞在しました。ワークショップの料金には、ワークショップ代(教材費等は別)宿泊費、食費、温泉などの施設利用、ヨガ・太極拳などの体験プログラムなどが含まれています。その管理上、ワークショップ参加者以外は施設内に立ち入ることができないのです。(ちょっとだけ見学させてもらいたいとか、ちょっと立ち寄ってお土産を買いたいなどといったことも不可、ゲートでピシャリと断られます。)基本的に当日の予約も受付けていないので、ご注意ください。

※温泉エリアは男女共用なので当然ながら混浴ですし、衣類を身に付けるかどうかは自由という「clothing-optional」が基本ポリシーです。

エサレン研究所に関するコンテンツ

エサレン研究所についての詳細は下記のリンクを御覧ください。

【1】人々が集まるエサレン研究所の歴史について

【2】エサレン研究所のアクセス方法と宿泊予約について

【3】広大なエサレン研究所のキャンパスを散策♪

【4】エサレン研究所のワークショップ「ペインティグ体験」

【5】星空を眺めながらの「エサレン ホット スプリングス」

いざ「エサレン ホット スプリングス」へGO!

海岸線沿いに位置するCA1号線(カブリロハイウェイ)は、ダナポイントからレゲットまで全長約1046kmにわたる人気のハイウェイ。特にサンタバーバラからモントレーまでCAセントラルコースト沿いは太平洋が見渡せる絶景の連続!ビッグサーの美しい海岸線が楽しめます。ちなみにビッグサーの風光明媚な景色は、マックOS Big Sur Ver 11.4の壁紙にも使用されています。

サンフランシスコからCA1を南下し約3時間(モントレーからは約1時間)、またはロサンゼルスからCA1を北上し約5時間半でエサレン研究所に到着。まずはセキュリティが24時間待機するフロントゲートで受付です。

エサレンキャンパスマップ

広大なエサレンキャンパスの詳細マップです。温泉はマップの右端にあります。

エサレンキャンパスマップ(PDF)

絶景の露天風呂「エサレン ホット スプリングス」

自然豊かなエサレン研究所は、海辺の崖から噴出する熱い鉱泉に恵まれた素晴らしい温泉エリア。ロッジから続く海岸沿いの小径を下っていくと岸壁の中腹に温泉施設(シャワー・トイレ・更衣室完備)が現れます。

施設内にはエサレンマッサージ専用ルームやマッサージ台の並ぶ室内浴場があるほか、アッパーデッキに大小2つのホットタブといくつもの猫足浴槽、また屋根のないローワーデッキに2つの岩風呂があります。

目の前は広大な太平洋!大きな波が間近の岩に当たり豪快な波しぶきをあげ次々と波が押し寄せてきます。オススメの時間帯は早朝、太平洋に日が沈む夕暮れ時、そして静寂の中で星空が眺められる真夜中…あたり一面暗闇に包まれる夜空、特に新月の夜は素晴らしい満点の星を眺めることができます。

「エサレン ホット スプリングス」はクロージングオプショナル(Clothing oputional)つまり水着をつける選択は自由となっていますが、圧倒的に裸になる人が大多数。水着を着ていると逆に申し訳ないような気持ちになりがちですが、自分の快適さが一番、ここは違和感のない方法を選びましょう。

下写真は1999年撮影。当時大型ハリケーンによって温泉施設が大打撃を受けしばらく閉鎖されていたため、その近くに臨時の露天風呂がオープン。再建築後は、上写真のような素晴らしい岩風呂が完成しました。

星空の下で「ナイトベイジング」

ワークショップ等に参加しない場合でも、真夜中に利用できるのが「パブリック ナイト ベイジング(Public Night Bathing)」。利用したい日の当日予約のみ受付けています(イベントがある日を除く朝9時から受付。1人35ドルで利用時間は真夜中の1時から3時まで。数に限りがあり1グループ4人まで)事前予約さえできないという厳しい条件ですが、チャンスがあればぜひ試してみてください。

「エサレン ホット スプリングス」までの道のりには足元を照らすライトが設置してありますが、周辺はかなり暗いので携帯用の懐中電灯があると安心です。

エサレンマッサージについて

エサレンマッサージは、香り立つアロマと共に全身をゆっくりと流れるストロークが特徴のホリスティックなボディーワーク。施術者によってストロークの時間、長さ、圧力など多少個人差はあるものの、深いリラクゼーションとヒーリングに包まれる至高のひとときを過ごすことができます。

ワークショップ参加者は、温泉施設内のセミプライベートルームで行われる「エサレンマッサージ」(75分間)を受けることが可能です。オンラインまたはゲストレセプションにて要予約。(人気があるので早めの予約がおすすめ。宿泊者以外も予約可。時間・料金等はコチラ)。マッサージは施術の前に温泉に入って身体を温めることができ、時間になると施術者がホットタブまで呼びにきて案内してくれます。

あとがき

2018年11月、エサレンに到着した翌日の夜中3時のこと。時差ボケですっかり目が覚めてしまったので暗闇のなか懐中電灯を片手にひとり温泉へ向かいました。人の気配がなく静まり返った暗い温泉に少し心細くなっていると、女性の先客が1人いたので安心して一番奥のホットタブへ…この日は曇りで、ほぼ満月のおぼろげな月がとても幻想的な夜でした。

目を閉じ静かな気持ちで寄せては返す波の音を聴いていると、雄大な自然に包まれ全てのスピリットと一体化したような、どこか心地よい異次元に入りこんだような、なんともいえない不思議な世界に誘われます。

温泉が湧くこの地に、かつては「全てのものにスピリットが宿り、全ての存在と繋がっている」という世界観のもとネイティブアメリカン「エスリーン(esleen)」が暮らしていたといいます。古代より聖地としてエネルギーが高いこの地に人が集まり、永い時を経てもなお、そのスピリットが人々の心に受け継がれてきたことに思いを馳せました。

Esalen Institute
55000 Highway 1
Big Sur, CA, 93920
888-837-2536 (国内電話)
1-703-342-0500 (国際電話)