【東京下町風景】江戸の風情が残る天神さまに梅の花が香り立つ「亀戸天神 梅まつり」

約300本の梅が咲き誇る「亀戸天神 梅まつり」

学問の神様として有名な「菅原道真公」を祀る東京都江東区の「亀戸天神社」は、古くから「亀戸の天神さま」「花の天神様」などと呼ばれ多くの庶民に親しまれてきた天満宮。

亀戸天神は、心字池を囲むように植えられた藤の花で有名ですが、都内有数の寒梅名所でもあり、梅が見頃を迎える2月上旬から3月上旬にかけて「亀戸天神 梅まつり」が開催されます✾

アクセス:JR総武線「亀戸駅」より徒歩約15分、またJR総武線・東京メトロ半蔵門線「錦糸町駅」からも徒歩約15分

亀戸天神の境内には、白加賀、月影、紅干島、枝垂れ梅など、300本を超える紅白の梅の木が植えられ、梅の花を好んだ菅原道真公が5歳のときに詠んだといわれる梅の歌の碑もあります。


亀戸天神社
東京都江東区亀戸3-6-1
 03-3681-0010

亀戸天神の大鳥居と太鼓橋

2月下旬に亀戸天神を訪問してみると、境内には美しい紅白の梅が咲き乱れていました。

男橋と梅

大鳥居をくぐった先の「心字池(しんじいけ)」にかかる「太鼓橋(男橋)」。男橋の先には「平橋」と「女橋」の橋が架かっており、過去・現在・未来の人生に見立てた3つの橋を渡りながら神前に向かうようになっています。

女橋と梅

大鳥居から3つ目の未来をあらわす「太鼓橋(女橋)」。橋を渡ることで心身を清め御神前へ…

心字池の琴柱灯篭

平橋を渡った女橋の手前には、曲線の脚で支えられた「琴柱灯篭(ことじどうろう)」があります。心字池を前に社殿、女橋、琴柱灯籠、梅の花が織りなす風景がとても美しいです。

心字池で寛ぐ小動物たち

心字池では鳥や亀たちが日向ぼっこ。ここは小動物たちの憩いの場所にもなっているんですね。

この日は境内でおさるショーも開催していました。

亀戸天神の本殿前に咲き誇る梅

本殿の左右には、祝福するように咲き誇る梅の花。左手には東京スカイツリーの頭がひょっこりw

菅原道真公の師匠を祀る「御嶽神社」の梅

亀戸天神社本殿に向かって東にある境内末社「御嶽神社(みたけじんじゃ)」は、卯の神として信仰される菅原道真公の師匠を祀る神社。

「國家安穏」「天下泰平」の文字が彫られた石の鳥居をくぐると社を囲うように梅の花が咲き誇り…、質素で小さい社ながら、その美しい花々と光に包まれた神聖さに感謝の念が溢れました。

亀戸天神参拝後は…

週末や休日、特に梅・藤・菊のまつりシーズンはたくさんの人出で混み合いますが…、参拝して境内をゆっくり散策したあとは、下町ならではの江戸懐石料理や甘味を楽しむのもオススメです☺︎

江戸懐石の「若福」

亀戸天神の鳥居をくぐった左手に江戸懐石がいただける「若福」があります。花見のあとに江戸前箱膳をいただくという下町情緒も乙ですね。(ランチ予約は不可)

甘味処の「船橋屋」

亀戸天神のすぐ近くには甘味処の「船橋屋亀戸天神前本店」があります。大鳥居前にも船橋屋の臨時販売店があるので、亀戸天神を訪れた際は必ずこちらに立ち寄って看板商品のくず餅をゲットしています♪

▼船橋屋本店についてのブログ記事は下記リンクより御覧ください☆

【東京下町カフェ】和菓子の発酵食品!?老舗甘味処「船橋屋」の乳酸菌で発酵させたくず餅とは?