【カリフォルニア州ミドルタウン】究極の癒やし温泉・スパの旅!「ハービンホットスプリングス」

良質の天然温泉がいくつもある米国カリフォルニア州、その中からオススメの温泉をご紹介!今回はナパバレーの北に位置する「ハービン ホット スプリングス」の訪問レポです。

※こちらの記事はアメブロに掲載していたブログをもとに再投稿しています。

「ハービン ホット スプリングス」ってどんなとこ?

「ハービンホットスプリングス(Harbin Hot Springs)」は、ナパバレーの北(クリアレイクとカリストガの中間)ミドルタウンに位置する会員制(当日入会可)のリゾート温泉。「シエラホットスプリング」の姉妹温泉(ハービンの方が規模が大きく訪問客も多い)です。日帰りでも宿泊でもゆったりとした癒やしの休日が過ごすことができます。

山と緑に囲まれた静かな環境で、温泉やマッサージが堪能できるほか、ヨガ、メディテーション、ダンス、ワークショップ、スピリチュアル系の講座などの無料のアクティビティが充実!またオフィス近くのシアターでは1日に数回、映画などを上映します。(スケジュールカレンダーはオフィスやレストランなど数カ所に掲示)

「ハービン ホット スプリングス」で特に人気なのが温水プールにて施術する水中トリートメント「ワツ(Watus/Water Shiatu)」。1980年、ハロルド ダール氏が日本で学んだ指圧をアレンジし開発したセラピーで、新鮮で極上の癒やし体験ができます。

事前に知っておくべきこと

「ハービン ホット スプリングス」は、会員制ですが当日入会が可能で誰でも気軽に訪問できます。ただし、基本的にニューエイジ系の温泉施設なので、一般的な温泉とはちょっと様相が違います。

まず温泉エリアは男女共用なので当然ながら混浴ですし、衣類を身に付けるかどうかは自由という「clothing-optional」が基本ポリシーです。服を脱がなければならないというわけではありませんが、おそらく全裸率は80〜90%?!とにかくほぼ、皆さん裸族!逆に水着を着用している方が注目されるようで何となく恥ずかしくなってしまうような雰囲気です。

また、LGBTの方も多く利用されているので、理解のない方は居心地が悪いと感じるかもしれません。偏見の眼差は禁物!本当に様々なタイプの人々が集まってくる、まさにここはダイバーシティといえるリゾート温泉です。

いざ「ハービン ホット スプリングス」へGO!

ソノマから北東に向かい、山を越え、約1時間(サンフランシスコからは約2時間)でハービン ホット スプリングスのゲートに到着。左側の道に進むとオフィスのあるメインサイド。右側の道がキャンピングサイトなどがあるメドウエリアです。

まずはオフィスにてチェックイン!(一応チェックインは15:00からですが部屋が空いていれば早めに案内してもらえます)

グループで訪問の場合でも、1人会員がいればOK。免許証やパスポートなどのIDを提出すればすぐに会員(会費は1ヶ月10ドル、1年30ドル、ライフタイム300ドル)になれます。またメンバーシップは、姉妹温泉のシエラ ホット スプリングスも有効です。

利用料金についてはコチラ


Gate House @ Harbin Hot Springs

温泉エリアの施設

温泉エリアには、大・中・小(ハート型)の露天、熱い内湯と水風呂などがあるほか、サウナがあります。(残念ながら写真撮影不可のため写真はありません。)

プールの様子は公式ウェブサイトへ プールエリア ギャラリー

大中小の温泉プールは温めの温度設定となっていますが、小屋の中にある内湯は50℃近い源泉の掛け流しで、浴槽内はそれより少し低いとはいえかなり高めの温度。ゆっくりと静かに入湯するもビリビリとした痛みを伴う強烈な熱さで、誰かが動くたびにうめき声が漏れてしまうほどです。すぐ裏手に水風呂があるので温冷交互浴が楽しめます。

大プール前のサンデッキにはリクライニングチェアと持参したピクニックシートを広げられるスペース、ハートプール前にウッドチェアがあるので、温泉エリアで1日ゆっくり過ごすときは早めの場所取りがオススメ。(プールサイドにはサンドイッチなどちょっとした軽食ができるカフェあり)

また日中は、無料で参加できるWatsuクラスのレクチャーなどが開催されることもあります。

「ザ・テンプル」のアクティビティ

こちらのテンプルでは、ヨガ、メディテーション、ブリージング、チャンティング、ダンスなどのアクティビティを毎日開催。無料で気軽に参加できます。


Temple

ハービン ホット スプリングスの「宿泊施設」

ゲストルームには、メインエリアのドミトリーやスタンダードルームのほか、メドウエリアの貸切コテージ、ドーム型宿泊コテージ、テントキャビンなどがあり、様々な宿泊スタイルから選ぶことができます。

てんとう虫みたいな形をしたキュートなテントキャビン

今回宿泊したのはメドウエリアのテントキャビン。全部で7つのキャビンがある中でオススメは「Domes」の駐車場の目前にあるNo.4のキャビン。すぐ横にピクニックテーブルとデッキがあり、何より隣人を気にする必要がない孤立しているところがとても良い!ベストボジションです。


No.4 Tent Cabin

テントキャビン内の様子

テントキャビン内は思いのほか広く、ベッド、チェスト、チェア、タオル掛け、シェルフ、水瓶、扇風機など必要なものは一通り揃っていて電気も使えます。(水道、トイレ、シャワーは近くのザ・ドームを利用)

シーツ以外の寝具はついていないので、枕、寝袋、ブランケットなど持参しました。この地域は夏でも夜中から朝方にかけて冷えますが、ベッドには、ダイイヤル温度調整付きの電気毛布が仕込まれていて寒い夜も安心です。


Inside Tent Cabin

近未来的な建物の「DOMES」

「DOMES」は、近未来的で独特な形をしたドーム型の宿泊施設。5つの大きなドームの1階と2階に13の客室があります。

1階にキッチンやトイレ&シャワーがあるのでドームテントにステイの人もこちらを利用。キッチンには冷蔵庫、ガスレンジ&オーブン、トースター、調理器具、カトラリー、食器等、一通りのものが揃ってます。(電子レンジはナシ)


Domes

ドーム内の温水プール

客室のすぐ前には2つの温泉プールがあります。ドームの宿泊ゲストは、利用時間内に使用可能。滞在中はほとんど貸切状態だったため、自己流のWatsuを楽しむことができました。


Domes Pool

ハービン ホット スプリングスでの食事

ハービンホットスプリングスの敷地内にレストランとカフェがあります。また、車で約7分ほどのミドルタウンには、中華、メキシカン、タイ料理などのレストランがあります。

宿泊の場合は、各宿泊施設内のキッチンで自炊することができます。(肉や魚などの調理は禁止 / 食材はミドルタウンのコンビニやスーパーでゲット)

今回の3日間の食事ではレストランとカフェをそれぞれ1回利用した以外はすべて自炊!テントキャビンでの宿泊だったので、DOMESのキッチン&ダイニングを利用しました。朝は毎回料理を運んでピクニックテーブルにて朝食。朝の木漏れ日の中、鳥のさえずりを聞きながら大自然の中でいただく食事は最高でした。


Wooden Deck & Picnik Table

山に囲まれた敷地内では頻繁に鹿と遭遇!滞在中はテントの近くで鹿さん親子をよく見かけました。

あとがき

カリフォルニアは、ヒッピー文化、ニューエイジを通して、新しいスピリチュアル文化が栄えた中心地だったこともあり、ニューエイジ ヘルス リゾートというジャンルがある中で、特にこちらの「ハービン ホット スプリングス」は、独特な雰囲気のニューエイジ系リゾート温泉として有名。来ている人もユニークな人が多いです。

プールサイドでは、かたや洋服を着ている女性、かたや裸の男性が何のためらいもなく話をしていたり、全裸でヨガをしていたり…、ここでは夢の中の出来事じゃないかと思う様なインパクトシーンに何度も遭遇することでしょう。基本は裸の混浴なので、そこさえ大丈夫な人であればおそらくノープロブレム!郷に入れば郷に従え…そういう世界なのだとオープンマインドで、楽しむことができると思います。

※掲載写真はすべて2015年7月に訪問した際のものですが、その2ヶ月後に発生した山火事「バレー・ファイア」で、施設の95%が焼失してしまいた。(カリフォルニア州では毎年のように山火事が自然発生していますが、山に囲まれたハービンホットスプリングスもハイリスクな立地にあります)

その後、温泉エリアとコテージ・キャンピングトレーラー・ドームなどの宿泊施設が再建されすでにリオープンしていますが、その他の宿泊施設やレストランなど、完全復旧にはまだしばらく時間がかかりそうです。

Harbin Hot Springs
18424 Harbin Springs Rd, Middletown, CA