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【東京下町グルメ】江戸の粋とモダンテイストが融合した「江戸蕎麦 僖蕎」にて蕎麦懐石を堪能
目次
向島の裏路地に佇む「江戸蕎麦 僖蕎」
料亭・置屋・和菓子店などが軒を連ねる花街として江戸時代に栄えた向島。社寺・文豪の名所が多く残り、今でも江戸の残り香を感じることができるエリアです。今回はそんな向島の裏路地にひっそりとのれんを掲げる「江戸蕎麦 僖蕎(ききょう)」を訪問しました。
最寄り駅は、東武伊勢崎線「押上駅」、東武亀戸線「曳舟駅」で、各駅から徒歩約10分ほどの住宅街にあります。
千本格子の外観は、隈研吾の建築を彷彿とさせる粋な風情。半間ほどの入口にかかったシンプルな表札と暖簾がいい感じです。
喜蕎・店内の様子
「僖蕎」がオープンしたのは2017年ということで、まだ新築のように綺麗で清潔感がある店内。ジャジーな音楽が静かに流れるモダンなデザインの中で江戸の「粋」を感じられる落ち着いた空間です。
席数全60席、テーブル席、カウンター席のほか、2階には個室があるようで、友人との集まりや接待、ビジネスの会食にも利用できそうです。
「江戸蕎麦 僖蕎」のランチメニュー
僖蕎のランチは、風味豊かな自家製の二八蕎麦に、八寸やお造り、天ぷらなどを組み合わせた蕎麦懐石が魅力的!
セットメニューは、蕎麦と小鉢、彩り惣菜、甘味がついた「舞」、蕎麦と彩り惣菜、天ぷら、漬物、甘味がついた「雅」、蕎麦と季節の彩り八寸盛、旬の味覚小鉢、産直旬鮮魚の造り二種盛、季節の天ぷら盛り、甘味がついた「艶」のほか、島根産直の「のどぐろ天ぷら昼御膳」の4品で、そのほかにも、蕎麦とミニ天丼の昼御膳や天丼セット、また単品の季節蕎麦、数量限定の料理などがあります。
蕎麦懐石「艶」コース
注文したのは、前菜、一品、造り、揚物、食事、甘味(全6品)の艶コース。白地に青で文様をのせた染付の和食器のひとつひとつに趣きがあって素敵です。
一品の「旬の味覚小鉢」は豆鯵の南蛮漬け。造りの「産直旬鮮魚の造り」は、真鯛とシメ鯖の2種盛り。程よい甘酢に絡めた豆鯵も、漁港直送の旬鮮魚を捌いたお刺身も抜群に美味しい!シメ鯖も鮮度が良く酢で浅く〆ていて本来の旨味を味わうことができました。
前菜「旬の彩り八寸」
他のセットメニューにある「彩り前菜」と同じ内容&皿盛りでの提供でしたが、美しい食器でなかなかいい感じ。さつま揚げや卵焼きなどバランス良く盛られた前菜は、見た目も美しく心躍ります。
甘口の赤味噌と西京味噌を合わせた風味豊かな味噌にそばの実をブレンドしたという「そば味噌」につけていただくきゅうりと、そばせんべいがとても美味しく、日本酒が飲みたくなります。
※下写真は雅コースの前菜と漬物。
揚物「季節の天ぷら盛り」
季節の天ぷら盛りは、海老、なす、ピーマン、カボチャの4種。カラリと揚がった天ぷらを、そば粉と塩を合わせて炒りつけたほんのり香ばしさがある「そば塩」で食べます。
食事「自家製せいろ蕎麦」
蕎麦は、江戸時代から「そば処」として知られる茨城の風味豊かな「常陸秋そば」を使用したという二八そば。直送された蕎麦の実は和食職人である店主が蕎麦を打ち、江戸伝統の濃いめの辛口のかえしとともに供されます。
宗田節の厚削りと本節の出汁で、風味が増す赤酒もブレンドされているというつゆはしっかりとした旨味が感じられ、細くてしなやかな蕎麦が、つるりと滑らかに喉を通り過ぎるのどごしの良さ。最後は残ったそばつゆに、少し甘みがあってトロリとした蕎麦湯を割っていただきます。
締めの甘味はきな粉と黒蜜がかかった「抹茶餅」。タピオカ粉を使っているらしく、弾力のあるモチっとした食感でこれも美味しい♪
周辺には、東京スカイツリーや桜の名所など人気の観光スポットも多数あり!「江戸蕎麦 僖蕎」は江戸の粋を感じたい時に訪れたい一軒です☺︎
江戸蕎麦 僖蕎
東京都墨田区向島5-27-10 Sビル
03-6658-8462