【東京下町風景】上野恩賜公園の紅葉散策と園内のカフェ・レストラン

上野恩賜公園も少しづつ紅葉が進んできました🍁

また、上野動物園のパンダ「シャンシャン」の公開日も、12月19日(火)で協議が進んでいるようですね。ちなみに上野動物園で赤ちゃんパンダが公開されるのは1988年の「ユウユウ」以来29年ぶりだとか!

今回の記事では、上野恩賜公園の紅葉進捗(写真は2017年11月13日撮影)と紅葉散策中に立ち寄れる園内のカフェ・レストランについてまとめてみました。

上野恩賜公園内にあるイチョウの黄葉

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まだ青々とした葉のイチョウもありますが、東京文化会館前のイチョウ並木は少しづつ黄葉がはじまっています。

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東京都美術館の裏庭にあるご神木のような立派なイチョウの木。少しづつ色づきはじめています。

ちなみに東京都美術館では「「ゴッホ展 巡りゆく日本の夢」を開催中(1月8日まで)。ゴッホ展クーポンはコチラ

上野恩賜公園の噴水広場

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イベントの開催時などは屋台が立ち並び大勢の人で賑わう噴水広場ですが、普段はほのぼのとした和やかな風景。

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11月10日〜19日の10日間は、上野恩賜公園(谷中エリアほか)で「上野文化の杜 TOKYO数奇フェス」を開催中。大噴水の中には、かつてこの地に存在したという寛永寺山門「文殊楼」をモチーフにした作品が目を引きます。

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大噴水前の樹々は一足先に秋の衣替え…

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お花見で有名な桜通りの秋は、真っ赤に燃える桜紅葉が見られます。歩くだけでエネルギーチャージができそう!

上野恩賜公園内にある「上野東照宮」

現存する社殿は1651年に造営替えされたもので、日光東照宮までお参りできない江戸庶民のために建立されたという「上野東照宮」。

幕末には寛永寺の伽藍や子院の多くが上野戦争により消失する中、上野東照宮には火の手が及ばず、また関東大震災にも倒れず、第二次世界大戦では社殿のすぐ裏に爆弾が投下されたものの不発弾だった!という逸話もあり、いかにも「強運厄除け」のご利益が強そうな神社です。

忍耐強くチャンスを待ち、戦国の世を収め、天下統一を果たした徳川家康公(東照大権現)が神様として祀られていることから「必勝」のご利益があるとされ、「学業成就」「受験・就職合格」「出世開運」など勝ち運にまつわるご利益があるとされます。

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参道に立ち並ぶ石灯籠

大石鳥居をくぐると社殿に続く参道に沿って石灯籠と銅灯籠がズラリと立ち並ぶ。今年は早めに寒気がやってきたせいか、もうすっかり葉が落ちて寒々しい風景です。

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旧寛永寺五重塔

参道から見上げる五重塔が秋空に映えます。国指定重要文化財に指定されているというこの旧寛永寺五重塔(旧東照宮五重塔)、実は上野動物園内にあります。なぜかというと…

明治時代に神仏分離令が発令され、五重塔は仏教施設であることから全国の神社所有の五重塔は多くが破壊されました。当宮の五重塔も取り壊しの対象となりましたが、美しい姿を何としてでも残したいと考えた当時の宮司は熟慮を重ね、五重塔を手放すこととし、塔は寛永寺の所属であると国に申し出て取り壊しを免れました。
寛永寺の所属となったものの、寺からは距離があり管理が難しいことから1958年東京都に寄付され、現在は動物園の敷地内にあります。(上野東照宮フェイスブックページより引用)

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神楽殿と桜紅葉

紅葉シーズンの上野恩賜公園の中で、一番美しい紅葉風景が見られるは上野東照宮(参道付近)の五重塔、神楽殿と桜紅葉ではないかと思うほど、個人的にはここの風景が大好きです。近くの桜紅葉はすっかり散っているのに、こちらの桜紅葉はいつも持ちが良いんですよね。そんな真っ赤に染まったエネルギッシュな桜紅葉に、不思議といつも吸い寄せられてしまうのです。

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黄金色に輝くゴージャスな「唐門」

1950年に国指定重要文化財に指定された唐門(正式名称:唐破風造り四脚門/からはふづくりよつあしもん)。5年の歳月をかけて保存修復工事が2014年に完了し、再び社殿を公開していますが、改修後は唐門もピンピカの黄金色に輝き、唐草格子や昇り龍、降り龍などの彫刻も鮮やかに再現されています。

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巨大なお化け灯籠

上野恩賜公園内(上野東照宮近く)に佐久間勝之(安土桃山〜江戸時代前期にかけての武将、大名)が奉納したというお化け灯篭(おばけどうろう)があります。(まわりをフェンスで囲まれているので中に入ることはできません)

お化けのように大きいことから「お化け灯篭」という名前がついたようですが、その高さはナント約6m!同じく「京都南禅寺」と「名古屋熱田神宮」の大灯籠も佐久間勝之が奉納したもので、これらは「日本三大灯籠」と呼ばれるそうです。

上野恩賜公園内にはところどころにモミジが見られますが、まだ紅葉は進んでおらず、お化け灯籠に垂れるモミジもまだまだ青々としています。色づき始めるのは12月に入ってからでしょうか…

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上野東照宮 公式ウェブサイト

上野恩賜公園のレストラン・カフェ

広い園内を歩いているとお腹も空いてくるし、ちょっと休憩したくなりますよね。上野恩賜公園内には食事処やカフェもあるので安心、休憩したあとは再び園内をゆっくり散策することができます。

テラス席がおすすめの「パークサイドカフェ」

噴水広場にあるカフェレストラン「パークサイドカフェ」。場所柄、料理もドリンクも割高ですが、何と言ってもオススメなのはテラス席。ゆっくり紅葉風景をながめながら優雅にランチやカフェが楽しめます。

また、ちょっと休憩したいだけならパークサイドカフェ向かいにスターバックス(上野恩賜公園店)があり、また国立西洋美術館のとなり(上野駅近く)には、子供が喜びそうなパンダモチーフの料理がある「上野グリーンサロン」があります。

上野恩賜公園の売店・レストラン

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パークサイドカフェ(フェイスブックページ)
東京都台東区上野公園8−4

江戸中期からの老舗うなぎ割烹「伊豆栄」

有名なうなぎ割烹の老舗「伊豆栄(いずえい)」は、「上野東照宮ぼたん園」の裏手(参道の途中にある細い道を曲がってすぐ)にあります。外観も緑にかこまれたとても素敵なお店で、うなぎ以外に、刺し身定食、天ぷら定食、幕の内弁当などをいただくこともできます。

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伊豆栄 不忍亭
東京都台東区上野2−11−19

フランス料理店の草分けレストラン「上野精養軒」

明治9年(1876年)不忍池畔にオープンしたというフランス料理の草分けレストラン「上野精養軒」。こちらの名物は
、じっくり煮込んだデミグラスソースを使ったビーフシチューやハヤシライス。

上野精養軒本店「カフェラン ランド―レ」「グリルフクシマ」をはじめ、東京都美術館内(鑑賞券は不要)にあるカジュアルレストラン「レストランミューズ」、本格フレンチダイニング「レストラン・サロン」、軽食ができるカフェ「カフェアート」、があるほか、東京文化会館内に「フォレスティーユ精養軒」と「カフェ ヒビキ」、国立科学博物館内に「レストラン ムーセイオン」があり、駅に近いUENO3153(さいごうさん)ビル内にも「上野精養軒」が入っています。

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上野精養軒
東京都台東区上野公園4-58

明治8年創業の日本料理「韻松亭」

明治8年(1875年)創業の「韻松亭(いんしょうてい)」は、豆菜料理を中心にお豆と季節の新鮮野菜を使った和食店。ランチは「茶つぼ3段弁当」「花籠膳」などの軽めのものから「豆富ゆば会席」「季節の会席」などの会席料理もいたくだくことができます。

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韻松亭
東京都台東区上野公園4−59

大正4年創業の「新鶯亭」とノスタルジー溢れる「東照宮第1売店」

大正4年(1915年)創業という甘味処「新鶯亭(しんうぐいすてい)」では、名物の「鶯団子」をはじめ、鶯しるこ、あんみつなどが堪能できます。

「東照宮第一売店」は一見、昭和な駄菓子屋さん風に見える売店ですが、店内にはテーブルとイスがあり、カレーライス、焼きそば、うどん、親子丼などが食べられるリーズナブルな食堂です。

どちらの店も上野東照宮・大石鳥居のすぐ側にあります。

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その他のカフェ・レストラン

レ クアトロ スタジオーニ(Le quattro stagioni)
東京都台東区上野公園1−59西郷銅像前

UENO3153(西郷さん)
東京都台東区上野公園1−57

上野の森サクラテラス
東京都台東区上野公園1−54

上野恩賜公園散策&カフェ・レストランマップ