【北海道・小樽】大正ロマンの香りが残る「小樽」の街を散策♪

小樽は明治から昭和にかけて海外貿易の商業都市として発展した街。いまも異国情緒と大正ロマンの香りが漂う小樽の街を1泊2日のクイック観光で散策しました。

「小樽運河」の夕暮れ時の風景

小樽に到着したのは、小樽運河・倉庫街の明かりが灯り始めた夕暮れ時の午後5時頃。

ここでの宿泊は、Airbnbで見つけた小樽運河にほど近い貸切のマンション。とてもアクセスが良い場所で、いつも満室の人気物件のようですが、この日はちょうど空いていてラッキーでした。エアビーはホストの方から色々な地元情報を教えてもらえるのが大きなメリットですね。

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「毛無山展望所」からの夜景

小樽で一番有名な展望スポット「天狗山」を差し置いて向かったのは、小樽市街から車で約20分の「毛無山(けなしやま)展望所」。標高約470mから小樽市街、小樽埠頭、北防波堤などを望むことができました。

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夕焼けに染まる山々と小樽の街並みが美しい…

「小樽港厩町岸壁」から小樽埠頭を眺める

毛無山を下りて次に向かったのは、地元の人しか知らないという「小樽港厩町岸壁」。湯の花という温泉がすぐ近くで小樽埠頭方面の夜景を見ることができます。

車を岸壁に横付けして、夜釣りを楽しむ人達が結構いました。サビキ釣りでチカやイワシ、投げ釣りでカレイやホッケなどが釣れるそうです。

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地元民がオススメする小樽で人気の回転寿司「和楽」

夕飯は、ホストの方が一押しのおすすめスポット「和楽」へ。大正時代の石蔵の面影を残す外観で、店内はローカルっぽい人多くかなり賑わっていました。満席だったものの10分ほどで席が空き、さすが回転寿司、そちらの回転も早い。そして全席禁煙が嬉しいですね。

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早速注文したのは本日の汁物「本タラバガニの鉄砲汁」。タラバガニの出汁が効いたカニ肉たっぷりの絶品でした!寿司は新鮮な生サンマ、生サーモンなどがとても美味しかったです。

ただ、大好きな中トロがなく(完売?!?)、マグロは解凍ものしかなくて水っぽかったのは残念でした。ホタテを頼むと解凍と生とがあるというので味比べをしてみたところ、やはり生はプリッとして美味しい。別物です。

せっかく海鮮の美味しい港町なので、新鮮な鮮魚のみをチョイスしながら二人で20皿近くたいらげました。色々と季節限定のものもあるので、そういったものや生の握りを楽しむのが良いですね。会計が約8000円で、回転寿司にしては高めと感じましたが、新鮮なお寿司が食べれて満足です。

ノスタルジックな石造りの倉庫が並ぶ「小樽運河」

小樽といえば石造りの倉庫やガス灯など大正ロマンの風情が漂う「小樽運河」。ガス灯が灯る夜の運河の散策は外せない!そう思っていたのですが、夜はあいにくの雨…一旦宿泊先に戻って出直そうと思っていたら、お腹が満腹なうえ、1日の疲れがどっと出たせいか、少し休憩するつもりが寝落ちしてしまい、なんと小樽の一番のみどころを見逃してしまいました…

というわけで、ガス灯が灯る運河の写真もないのですが、翌日はせめてもの朝の散歩…雨がシトシト降るなか、誰もいない小樽運河をゆっくり歩きました。小雨が降る朝の小樽運河もなかなか風情があって良かったです。

 

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ツタも秋色…自然のアートが美しい。

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周囲に点在する歴史的建造物を見学しながら、ノスタルジックな雰囲気を味わうことができました。

北海道の美味しいものが集まる屋台村「小樽出抜小路」

北の商都・小樽をイメージして2005年にオープンしたという屋台村「小樽出抜小路(おたるでぬきこうじ)」。海鮮丼、ジンギスカン、焼き鳥、天ぷらなどの食事処やクレープ、ソフトクリームなどのスイーツ店が集まっています。

小樽入船町にあった望楼を模したという「火の見やぐら」(展望台)にのぼることができ、そこから小樽運河と小樽の海が見えるそうです。

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一番早いお店の開店時間が10時から。誰もいないひっそりとした朝の出抜小路を歩くのも面白い…

小樽出抜小路
北海道小樽市色内1-1

小樽市内の駐車場について

エアビーのホストさん曰く、小樽の駐車場はかなり高めとのこと。そんな時に役立つのは「タイムズ駐車場検索アプリ」。駐車場検索はもちろんのことリアルタイムに満車空車情報が確認できて駐車料金計算機能などもついてます。(もちろん無料のアプリ)今回もこのアプリのおかげで不安なく簡単に駐車場を探すことができました♪

ちなみに小樽運河エリアには、タイムズ駐車場が多く点在しており、大体どこの駐車場も22時〜8時までは1時間100円(最大料金は各々違う)、8時以降は1時間300円〜600円位です。

ショッピングが楽しい「堺町通り」へ

小樽運河から「堺町通り」に車を移動し、約1kmにわたってレトロな洋館や雑貨店、工芸品店、洋菓子店、カフェなどがズラリと並ぶショッピング街を散策しました。

まず最初に向かったのは北一硝子3号館にある「北一ホール」。毎朝行われる石油ランプの店頭作業の見学です。

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堺町通り商店街マップ

167個の美しい石油ランプが灯る「北一ホール」

「北一ホール」は倉庫を改修して作られているので、天井が高くとても開放感のあるカフェレストラン。なんといっても北一ホールでの一番の魅力は、石油ランプだけの照明によって灯される店内の幻想的な美しさです!

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歴史の面影を感じるトロッコのレール

かつてニシン漁で栄えたという小樽。工場倉庫として使われていた頃に貨物運搬用のトロッコが走っていたというレールが残っており、歴史の面影を感じることができます。

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石油ランプの点灯作業は必見!

朝8時45分の開店と同時に石油ランプの点灯作業が開始され、点灯作業を見ることが出来ます。

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数名のスタッフさんによって丁寧かつ手際がよくガラスのランプに火が灯され、その上にカサをのせていく様は、厳かに執り行われる儀式のよう…

石油ランプのシャンデリアの上昇シーンが見られる

約10分〜15分ほどであっというまに167個ものランプが灯され、3つの大きなシャンデリアが同時にゆっくりと天井に上がっていき、設置が完了すると周りの照明が消え、石油ランプのみで広い店内を灯します。

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石油ランプのみの幻想的な空間は、まるで異次元の世界。柔らかい優しい灯りが心もほっこり温めてくれます。

静かな空間で朝食とカフェを楽しむ

一連の作業が終わるころカフェが9時にオープン。飲み物やソフトの他、11時まではオープンサンドのモーニングセットがあります。(ランチタイムからは、海鮮丼、ニシンそば、御膳など食事のメニューも充実!)

ホールにはスタインウェイのグランドピアノがあり、祝日を除く毎週月曜日〜金曜日は、1日3回(14時、15時、16時の各30分)のピアノ演奏が開催されるとか!

こんな素敵な空間の中で奏でられるピアノの生演奏は、さぞかし素晴らしいでしょう。時間があれば是非体感してみたかったです…

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朝食はスモークサーモンとクリームチーズのオープンサンド1品のみですが、これがとっても美味しい!サックリしっとりのパンにフレッシュな野菜とスモークサーモンが絶妙なバランスです。

スイーツは色々あって迷いますが魅力的なフォルムのモンブランをチョイス、こちらも美味しくいただきました。(名物というメガサイズの「びっくりシュークリーム」は2018年9月現在、販売休止中。)

心も身体も癒やされる、素晴らしいカフェタイムでした!

北一ホール
北海道小樽市堺町7-26 北一硝子三号館
0134-33-1993
営業時間:8:45~18:00

小樽ガラスの名店「北一硝子3号館」

北一ホールからレールの残る通路を隔てた向かい側に、カフェ同様倉庫を改装した北一硝子の広い店舗があります。

和・洋・カントリーの3つのフロワーに分かれ、それぞれのテーマごとに色とりどりの素敵なグラスウエアやアクセサリーが並んでいて、見ているだけでも楽しい!

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北一ホールで灯されているような硝子の石油ランプはカントリー館で購入することができます。

また、3号館の近くの「北一硝子クリスタル館」、生産中止品や訳あり商品などお買い得品が揃う「北一硝子アウトレット」にも立ち寄りました。

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北一硝子では、キャンドルグラス、スタンド、液だれしない醤油差しなどを購入。

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ガラスの工芸品店が多い中、フクロウの雑貨ばかりを集めたユニークなショップなどもあります。

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北海道を代表する有名な菓子店「六花亭」と「北菓楼」が仲良く隣り合わせで建っていました。(どちらのお店も店内には販売コーナーとイートインコーナーあり)重厚感のある立派な石の蔵です。

「堺町通り」で便利な駐車場

北一硝子の特約駐車場(30分無料)は、堺町通りからも近くて便利。しかも、北一硝子各店の合計2000円以上の利用で2時間有効な無料券がもらえます。(北一ホールのカフェで1枚、北一硝子で1枚もらえたので、購入した硝子商品を車に運んだ際に、もう一度パーキングし直すというナイス裏技で駐車料金が4時間無料になりました。)

小樽駅からすぐの「三角市場」で三色丼ランチ

港町の美味しい海鮮丼が食べられるということで、ランチは三角市場へ!食堂や海産物のほか、青果店、日用品店などが軒を連ねた市場です。

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JR小樽駅から徒歩2分という便利な立地にあり、車の場合はすぐ目の前に有料駐車場(三角市場で2000円以上利用すると駐車料金が1時間無料になる)があります。

小樽三角市場とは

小樽三角市場は小樽駅と国道5号線の間に位置しています。 名前の由来は、土地と屋根が三角の形をしていることからつけられました。

昭和23年頃、小樽駅前において7〜8軒の露天商がお店を出したのが始まりです。その後、出店者が相次ぎ、近郊地域の石狩地方や後志地方、遠くは上川地方や日高地方から、来客はもとよりも買出しに訪れる人々で賑わいをみせ、朝市として発展しました。(小樽三角市場公式ウェブサイトより抜粋)

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市場内はとても狭く、通路の両脇には15店舗の鮮魚店や食堂が軒を連ねている。天井近くの壁には「小樽アメ横」の文字が…

三角市場
北海道小樽市稲穂3-10-16

人気の「さんかく亭」にてランチ

三角市場にある食堂6店舗のうち「味処たけだ」がすでに待ち列ができている人気ぶりでしたが、事前にチェックしたグーグルマップの口コミでダントツの人気店であった「さんかく亭」へ直行しました。お店は市場の奥の方にあります。

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10種類位あるネタの中から3品を選べる三色丼でウニ、カニ、ホタテを注文。たっぷりのカニが嬉しい。そして意外にもサービスの海鮮汁がなかなか美味しい!(「ネット見ました」と言えば、サービスで食事に海鮮汁がつきます。)

雲丹ラヴァーとして言及しておきたいのは、すでに禁漁期に入ってしまったせいか、残念ながら9月下旬の時点で、ウニは生でも塩水でもなかったです。(ほんのりミョウバンの香りがする程度で悪くはないといった感じですが。)

さんかく亭がグーグルの口コミで良かったのは、美味しい海鮮汁がついてお得というところからかもしれません。海鮮系の丼ものが中心ですが、ホッケなどの魚定食もあります。

ただ、地元の方が三角市場の食堂はどこも大体一緒!と言っていたので、特に行きたい店が決まっていなければ待たずにサクッと入れる店でも良さそうです。

さんかく亭
小樽市稲穂3-10-16三角市場内
営業時間:8:00-17:00
0134-23-2446

市民の憩いの場「旭展望台」

余市に向かう途中、小樽駅から約10分の距離にある標高約190mの小高い「旭展望台」に立ち寄ってみました。駐車場から展望台までは歩いてすぐ。その短い区間の林道がとても気持ち良い!

周辺にはいくつもの遊歩道があり、地元の人たちの憩いの場になっているようです。

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少し草木が育ち過ぎてる感がありますが、最後に小樽市街を望むことができました😊

小樽周辺マップ