【神奈川・鎌倉】「鎌倉市農協連即売所」通称レンバイで新鮮な季節の鎌倉野菜をゲット!

2019年7月、鎌倉プチ旅行の際に鎌倉駅近くの「鎌倉市農協連即売所」通称レンバイにて、新鮮な鎌倉野菜をゲットしました♪夏バテなどに効果が高いカロテン、ビタミンC、ビタミンEなどを多く含む夏野菜シーズンの到来で、即売所のテーブルにはトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、トウモロコシ、カボチャ、ズッキーニなどなど、新鮮な旬の鎌倉野菜がズラリ!今回は初夏に訪問したレンバイのレポート記事です。

鎌倉野菜の発祥の地「鎌倉市農協連即売所」

「鎌倉市農協連即売所」(以下レンバイ)は鎌倉駅(東口)から歩いて4,5分とアクセスの良い場所にあります。レンバイの発足は1928年(昭和3年)と歴史が古く、鎌倉地域の農家さんが自ら生産した安全で新鮮な農産物を直売。元日~1月4日以外は土日を含めて毎日営業しています。

営業時間は8時〜日没頃まで(商品がなくなった時点で終了)

ローカル御用達の直売所ですが、最近は私達のような旅行者の利用も増えている様子。また鎌倉市内で営むレストランのシェフもレンバイの新鮮な野菜を仕入れにやってくるといいます。

直売所は昭和の雰囲気満載です。

多品種少量栽培の彩り豊かな旬の野菜たちをご紹介

鎌倉近郊の農家さんが作っている鎌倉野菜は、多品種少量栽培が特徴でユニークな野菜を多く販売、生産者の顔が見える市場 です。

農薬散布を極力抑え、新鮮で安全な野菜であることをモットーにしており、特に表記はありませんが、無農薬野菜や減農薬野菜のほか、話を聞いてみるとオーガニック野菜だったりするなど、農家さんとおしゃべりしていると色々な情報が得られます。珍しい野菜についても質問すると食べ方やレシピまで丁寧に教えてくれる農家さんが多いです。

20軒以上の農家さんが1班から4班までの4つのグループに分かれ、1日ごとのローテーションで出店。そのため曜日も固定されておらず、各農家さんの売り場も毎回反時計回りで移動しています。

 1〜4班の出店日カレンダーはコチラ

旬野菜には旬の効能がある!

野菜はハウス栽培などでほぼ何でもいつでも手に入るので、野菜の旬が分からなくなりがちですが…旬野菜には旬の効能があり、その季節に必要な栄養素がたっぷり含まれているんですよね!旬ものは美味しいばかりでなく値段が安くたっぷりの量が手に入るのも魅力です。

夏野菜は、豊富な水分そしてカリウム、カロテン、ビタミンC、ビタミンEなど多くの栄養素がたっぷり!身体にこもった熱をクールダウン&栄養チャージで、夏バテや疲れを吹き飛ばしてくれる元気な野菜がいっぱいです♪

旬の果実野菜

路地もののキュウリ、トマト、ナスのほか、カラフルな旬野菜が揃っています。スーパーで見かけるズッキーニは、ほぼきゅうり型のものですが、こちらでは欧米でよく見る丸型、UFO型など、色も形も違う多様なズッキーニを販売。

また日本では珍しいバターナッツや新種のコリンキーなど、ユニークな野菜がズラリと並んでいます。

旬の根野菜

ジャガイモ、ニンジン、ビーツ、ラディッシュなど、どの根野菜も品種が豊かで色鮮やかな根菜が目を引きます。

ジャガイモはスーパーで良く見かけるキタアカリのほか、都内では珍しいノーザンルビー、シャドークィーンなどカラフルな品種があり、またビーツは赤ビーツをはじめ、ゴールデンビーツや可愛らしいうずまきビーツなどもあります。(ちなみに綺麗なうずまき状のスライスにしたい場合、丸くて形の整ったビーツを選ぶのが良いです)

当日または前日に収穫された野菜は土付き・葉付きのまま販売するものが多く、葉付きのニンジンやビーツはいらなければカットしてくれます。

また、数種類の根菜をすぐに食べられるサイズにカットした「温野菜セット」なるものも販売。がさばらず軽いので、ちょっとしたお土産に良さそうですね。

さまざまな品種の葉野菜

多種にわたるレタス類をはじめ、キャベツ、空芯菜、ひょう、ケール、ツルムラサキ、またローズマリー、バジル、フェンネルなどの様々なハーブ野菜が手に入ります。

葉野菜にはアブラムシや幼虫が付いていることがあり、今回購入したリーフサラダにも芋虫が数匹見つかりました。虫が苦手(特に芋虫は身の毛がよだつ…)なので、それを見つけた瞬間は背筋がゾッとして身体が固まってしまうのですが、虫がいるということは虫が食べられるくらい安全なものでもあるということ…。

一般のスーパーで販売している野菜には虫がついていることなどは滅多になく、また虫食いの穴があるような野菜は商品になりませんが、普通の栽培ではそれだけ農薬が多く使われているという証拠…。むしろ虫の発見は、普通の野菜がいかに農薬などを多用しているかということを、改めて認識させられる瞬間です。

消費者がクリーンなものを求めるほど、身体への悪影響が増えていく構図…。安全で美味しい野菜を食べたければ、そこは慣れていくことが大事なんですよね。

因みに私は、熱めのお湯に葉野菜をくぐらせたあと、使い捨て手袋を使って1枚1枚流水でよく洗い流しながら葉の裏と表、ヒダの部分まで目を皿のようにしてチェックしています。

オススメは生で食べられる珍しい野菜「コリンキー」

レモン色のキュートな形をした「コリンキー」は、都内のスーパーでは滅多にお目にかかれない珍しい新種の野菜。カボチャの仲間で、完熟させずに若取りすることで果皮がやわらかく生食で皮ごと食べられます。

クセが少なく柔らかいのでとても食べやすく、何と言ってもコリコリっとして瑞々しい食感が最高!(コリンキーという名前の由来も食感からきているのだそう。)

一度食べたらやみつきになりますよ。旬は5月から7月位までですが、見かけたらチャンス。是非食べてみて下さい♪

コリンキーはヘタ以外はすべて食べられる!

ワタはオリーブオイルで炒めて塩胡椒をするだけでも立派なおかずの一品になるし、サラダの上にふりかけて食べても美味しいですよ!

レンバイへ行く前に準備した方が良いもの

レンバイで野菜を買うと鎌倉で採れた農産物のマークが入ったバッグに入れてくれます。少量ならばそれでも良いのですが、せっかくならこのチャンスにたくさんゲットしたい!そんな方は下の4点セットを用意していくと便利。遠方からでも野菜を傷めることなく、また鮮度を保ったまま自宅まで運ぶことができます。

また、レンバイの近くに郵便局があるので、チルドゆうパックを利用するという手もあります。(ちょっと高くついちゃいますが…)

  1. キャスター付きカートやキャリアーバッグ
  2. 発泡スチロールの箱
  3. 野菜を包む新聞紙
  4. 穴あきビニール袋

   ※夏季は保冷剤や冷却パックがあるとベター

鎌倉市農協連即売所
神奈川県鎌倉市小町1-13-10
0467-44-3851(鎌倉地区運営委員会事務局/即売所には電話ナシ)

隣接する鎌倉中央食品市場に並ぶユニークなお店

市場のすぐ隣には「鎌倉中央食品市場」があり、国産小麦と厳選素材を使用したシフォンケーキ専門店「鎌倉しふぉん」、酵母パンを扱う自家製ベーカリー「パラダイスアレイブレッドカンパニー」、稲村ヶ崎の干物カフェ「ヨリドコロ」の干物販売店、手作りのスモークチーズ専門店「北鎌倉燻製工房」など、こちらもユニークな専門店が集まっている注目スポットです。

自宅でいただける新鮮な鎌倉野菜のサラダランチ♪

リーフレタスにうずまきビーツ、キュウリ、アーリーレッド、コリンキーをスライスした生野菜にすりごま・ホワイトチアシード・オリーブオイル・バルサミコ酢をかけていただきました。サラダの上からレーズンやくるみ・ひまわりの種・カボチャの種などをふりかけても美味しい♪

ニンジン・ズッキーニ・コリンキーのワタはオリーブオイルで炒め塩こしょうのシンプルな味付け。ホクホクの食感に加え野菜の旨味が倍増です!

鎌倉駅周辺 マップ

あとがき…

鎌倉を訪れる際は是非立ち寄りたい「レンバイ」ですが、難点は早めに行かないと良い品は売り切れてしまうし、かと言って朝から荷物を持ち歩くのは大変…という点です。(鎌倉駅のコインロッカーは数が少ないのですよね。一応、野菜を買ったときに少しの間快く預かってくれる農家さんもいらっしゃいますが、基本的には預かりサービスはありません。)

今回の鎌倉訪問は日帰りではなくホテルに1泊だったので、初日に観光を済ませ、荷物を極限まで減らし、野菜を入れるためだけのキャスター付きキャリーバッグを用意してイザ鎌倉へ出発!2日目の午前中に気合を入れてレンバイへ向かいました。平日の午前中ということもあってか、まだ十分に野菜が陳列されていて一安心、都内では手に入らない野菜を中心に新鮮な鎌倉野菜をたくさんゲットすることができました。

都内からは車で高速を使っても往復2時間以上かかってしまう距離なので、頻繁に利用することができないのが残念。もっと近かかったらなぁと思うのですが、今後も鎌倉を訪れる際は必ずレンバイにも足を運びたいと思います☆

新鮮で美味しい鎌倉野菜を食べたい方、また観光の際はご当地野菜の朝市や道の駅など必ずチェックしてしまうという方は、レンバイは必見!オススメのスポットです。