【鎌倉ランチ】江ノ電・極楽寺駅からすぐ!ヘルシーなオーガニック和食レストラン「Umi鎌倉」

2018年12月にオープンした「Umi鎌倉」で美味しい和食ランチをいただきました。有機栽培野菜などの食材から、無添加、自然醸造の調味料まで、すべての食材にこだわったオーガニック和食レストラン。ほとんどの食材が地元産でまかなわれた地産地消を意識されたお店で、素材の味を生かした伝統的な和食を堪能することができます。

「Umi鎌倉」は江ノ電・極楽駅から徒歩1分!

場所は江ノ電「極楽駅」から長谷方面へ歩いて1分という便利なロケーション。昨年、極楽寺を訪問したときにはまだなかった大きな案内板が桜橋の横に設置されていました。店舗は住宅街の一角に佇む一軒家、目の前は駐車場で2台分の専用駐車スペースが用意されているので車もOKです。

店内は古民家風のノスタルジックな空間

のれんをくぐり引き戸を開けると上がり框のある玄関口で、スリッパで入店すると思いきや靴のままでOKとのこと。予約の名前を告げると2階の4名掛けのテーブル席に案内されました。

2階には18席(2名×1、4名×4)のテーブル席があり、おそらく予約をすると外の景色が見える2階席を用意してくれるようで、12時には満席となりました。(1階は厨房と2名×2、4名×1のテーブル席)

店舗は古民家再生の専門家が手がけたそうで、外観は普通の1軒屋ですが、内装は築80年という昭和初期の趣を残しつつ、戦前の古建具、1950年以降のイギリスアンティーク家具や照明を配したノスタルジックな空間となっています。

2階の窓から桜橋と極楽寺を望む(右写真は桜橋からの眺め。江ノ電唯一のトンネル「極楽洞」の脇にUmi鎌倉が見えます。)

自然・無添加のこだわりオーガニック和食ランチ 

地元の契約農家さんから届くミネラル豊富な土で手間ひまかけて育てられた有機栽培野菜、由比ヶ浜など地元の漁師さんから直接仕入れる新鮮な魚、抗生剤・ホルモン剤等の投薬を使わず自然の中で丁寧に育てられた肉、厳選された調味料など、自然・無添加・オーガニックと、こだわり抜いたすべての素材をシンプルな調理法の和食で表現された豊かなオーガニック和食!

Umi鎌倉の料理長は、過去にはリッツカールトンや、表参道ヒルズ本家「やさい家めい」の料理長を歴任、伝統的な日本料理の技術を継承したシェフとあり、最高の食材・最高のシェフによる料理ということで期待が高まります♪

ランチメニューは5種類

ランチメニューは、季節野菜の盛合せがワンプレートで提供される「お野菜ランチ」、お野菜ランチに魚と肉料理がプラスされる「Umiランチ」、ナチュラルビーフの「お肉ランチ」、魚料理に刺身がつく「お魚ランチ」、季節の八寸に肉もしくは魚が選べてデザートがつくスペシャルランチ「極楽ランチ」の5種類。

税別価格なのでスペシャルランチだと飲み物をつけて4000円超え…気軽なランチにしては気が引けるお値段ですが、デザートまでつくので女子会やグループの会食、誕生日ランチなどには最適ですね。

「お魚ランチ」や「お肉ランチ」も魅力的ですが、今回は初めての来店だったので一番人気の「Umiランチ」をチョイスしました。先付け、野菜・魚・肉料理の八寸、酵素玄米または白米、汁物がついています。

肉と魚が入ったワンプレート「Umiランチ」

鎌倉の契約農家「渡辺農園」から仕入れているという地元産の有機栽培野菜がたっぷり堪能できる先付けと盛合せ。土作りから追及したこだわりの野菜は、濃厚な旨味で野菜の甘味も感じられる本物の味!オーガニック野菜を中心に希少価値の高いナチュラルなお肉や鮮魚を一緒に味わうことができます。

先付け

先付けは、旬のオーガニック生野菜。この日のメニューは、鎌倉野菜で人気のコリンキーをはじめ、小カブ、赤カブ、四川キュウリの4種類が上品に添えられた一皿です。

野菜はどれも新鮮でみずみずしく甘みがあってそのまま食べても美味しい!半分はそのままで、半分は横に添えられた米麹に味噌をミックスしたという和風ディップ(ピリッとした辛味がアクセント)をつけていただきました。生野菜と発酵食品の組み合わせのスタートは身体にとっても良さそうです。

野菜・魚・肉料理のプレート

次に運ばれてきたのは、丸い大皿に盛られた野菜・魚・肉(全12種類)の料理。エビと野菜の蒸し物を中心に、じゃがいもの冷製スープ、おかひじきの和え物、ブロッコリー胡麻和え、山芋の梅鰹和え、カンパチの漬け、出汁巻き卵、神山鶏の照焼き、赤カブの酢漬け、季節の野菜(枝豆・とうもろこしなど)の白和え、京都おぼろ豆腐、ナスの煮浸しとシラスが、小皿にのっています。

ご飯は酵素玄米もしくは白米が選択でき、もちろんここでは完全食と言われる酵素玄米(寝かせ玄米)をチョイス。栄養価が高いだけでなく香り良し、モチモチとした食感も良し、噛めば噛むほどに自然の甘みが出て美味しい。

本日の汁物は大根とニンジンをメインにした根菜汁でこちらはさっぱりとした優しいお味でした。

地元の名産「しらす」と徳島県産「神山鶏」

ナスの煮浸しは塩加減がちょうどよい「釜揚げしらす」がのった一皿。個人的にはどんぶりにどっさりのってるしらす丼などより、このくらいのちょこっとした量が好み。鎌倉・江ノ島の名物をいただけたという満足感も得られます。

この日のお肉料理は、徳島県産「神山鶏」の照焼き。こちらは、全飼育期間において抗生物質・合成抗菌剤は無投与、植物性のみの専用飼料(PHF、NONGMOのトウモロコシ・大豆・飼料米を使用)の平飼いで育った鶏。適度な噛みごたえと旨味たっぷりのジューシーな肉質でとっても美味しい!

オーガニック蒸野菜&ニューカレドニア名産「天使のエビ」

中央の皿にはキャベツ・ズッキーニ・エリンギ・人参・大根・アーリーレッドなどを蒸したオーガニック野菜。そしてなんと!ニューカレドニアの名産で世界最高品質のエビと言われる「天使のエビ」がのってます。

ニューカレドニアといえば世界でいちばん美しい海と言われ「天国に一番近い島」として知られる場所。そこで養殖されている海老ということで「天使の海老」という名がついてます。

思わぬところで貴重な最高級品に出会った驚き! 感謝しながらゆっくりと味わっていただきました♪ 

Umi鎌倉
Facebookページあり→コチラ
神奈川県鎌倉市極楽寺2-1-19
050-3467-0433

※訪問の際は事前予約がオススメ。オンラインで「一休.comレストラン」からも予約ができますよ。

極楽寺周辺 マップ

まとめ…

訪問したのが平日だというのに、ランチタイムは満席。おひとりで来ている方のほか、カップルや女子会らしきグループも見受けられました。店内は木の温もりが感じられる落ち着いた雰囲気で、BGMはなく、時折江ノ電が走り抜ける音が聞こえてきます。店内は全面禁煙で、ゆっくりと料理が味わえるのも嬉しい。

和食ランチのお味は…、日本料理の経験豊かなシェフが作るオーガニック和食ということで、期待通りの美味しい料理の数々!どの料理も手が込んでいて、塩加減なども抜群です。新鮮で甘みのある生野菜や蒸し野菜が美味しいのはもちろんのこと、脇役的な白和えが思いのほか濃厚な味わい深さにハッとさせられる美味しさ、また貴重な天使のエビや神山鶏が食べられたのも嬉しいサプライズでした!

ここまでの食材にこだわっている和食レストランは本当に珍しく貴重なレストランだと思います。そのこだわりを貫き通すというのは色々と大変なこともあるかと思いますが、日本の食生活の意識向上のためにも是非頑張っていただきたい!

近所だったら良かったと思うのですが…、鎌倉を訪問する際は、できる限り足をのばしたいレストランです。ベジタリアン、ヴィーガンの方はもちろん、オーガニック、食の安全、また食生活の改善をしたいと思っている方は、是非一度「Umi鎌倉」の本物の和食をいただいてみてはいかがでしょうか☆

ちなみにUmi鎌倉はオーガニック和食店ですが、秦野に「Bio食堂」というオーガニック洋食店の姉妹店があるとのこと。こちらも機会があれば食レポしてみたいと思います。