【山梨・河口湖】共立リゾート「ラビスタ富士河口湖」に泊まってみました

2022年11月、富士河口湖町の北麓にある「ラビスタ富士河口湖」に宿泊しました。北海道から沖縄まで、宿泊ニーズに応える様々なタイプの施設を展開する「共立リゾート」が運営し、中でも絶景を愉しむ「ラビスタ」シリーズは、ハイクォリティーなリゾートライフが満喫できるリゾートホテルです。今回は「ラビスタ富士河口湖」にITS健保組合員として利用しました。

「ラビスタ富士河口湖」に到着!

都内から河口湖までは高速が空いていれば約90分。河口湖ICから約15分で「ラビスタ富士河口湖」に到着です。(宿泊者用の無料駐車場70台あり)

電車の場合は、富士急行線「河口湖」駅からホテルまでの無料送迎バスがあるようです。

※アクセスについてはコチラ(ラビスタ富士河口湖公式HP)


ラビスタ富士河口湖
山梨県南都留郡富士河口湖町河口2395
0555-76-5220

1階フロント・ロビー・ラウンジ

「ラビスタ富士河口湖」のチェックインは15:00~19:00(チェックアウトは11:00)です。

チェックイン受付から15分ほど過ぎてフロントに向うとロビーは人で溢れ、順番に呼ばれるまでロビーの椅子で待機…ホテル到着から部屋に入るまで20分位かかりました。(下写真は人がいない時に撮影)

ロビーには、お土産店やバーラウンジなどがあり、コーヒーマシーン(珈琲、ココア、ハーブティーなど)は、24時間無料で利用することができます。

ラビスタ富士河口湖の客室へ

ラビスタ富士河口湖の客室は83部屋あり、今回は星のしずく棟4階414号室(ラビスタツイン)のお部屋。フロント前のエレベーターから大浴場のある2階に上がり、渡り廊下を通って星のしずく棟へ向かいました。

星のしずく棟2階にラビスタ富士河口湖のジオラマがあり、自分の客室を確認することができました。(414号室は下写真の赤丸部分)

客室の扉を開ると玄関横に広めのトイレ、引き戸を開けるとすぐ横に冷蔵庫のほか、ケトル、カップ類、珈琲・お茶などがセットされたコーナーがあり、冷蔵庫にはフリーのミネラルウォーターが入っています。

その先に洗面所、シャワー室、ビューバスがありました。ラビスタツインの客室には、富士山が見えるビューバスがもれなく付いています。

ラビスタツインのお部屋

「ラビスタ富士河口湖」の中で最も客室数が多いラビスタツイン(35部屋)は、42㎡の広々とした部屋。プロヴァンス調の内装でとても良い雰囲気です。ベッドもシモンズ製で快眠でした。

室内設備

デスクの横のクローゼットには、館内着と大浴場用の手提げカゴが用意されています。ソファーの前には暖炉型のヒーターがあっていい感じです。

プロヴァンス風のバルコニーテラス

バルコニーテラスには丸テーブルと2つのチェアがあり、壁や手すりなど南フランスのプロヴァンスをモチーフにしたエクステリアになっています。テラスでワッフルクッキーのお着菓子を頂きました。

「ラビスタ富士河口湖」のLA VISTA(ラビスタ)は「眺望・絶景」という意味のスペイン語。天気が良ければ、河口湖越しに雄大な富士山が見られるはずなのですが…、宿泊した日の天候はどんよりとした曇りで、残念ながら富士山を眺めることは出来ませんでした。

バルコニーテラスからの眺め

前方には河口湖と河口湖大橋、その背後には富士吉田方面に広がる富士山の裾野が少しだけ見えました。

414号室は山側の西端。東端7階のお部屋が一番富士山が綺麗に見えそうです。テラスのすぐ下に月のしずく棟のお風呂があり、ボイラーのような音が少し気になりました。

天然溫泉大浴場「漲山の湯」

ラビスタ富士河口湖(月のしずく棟2階)には、富士山に一番近い場所に造られたという天然温泉大浴場「漲山の湯」(内湯、サウナ、水風呂、露天風呂)があります。

チェックイン後すぐに向ったら先客1名のみでほぼ貸切状態でした。天気が良ければ、目の前の富士山を眺めながら溫泉を楽しむことができるようです。

 ラビスタ富士河口湖公式ウェブサイトより引用

5種類の「貸切風呂」

しずく棟2階には大浴場のほか、5種類(竹風呂、モザイクタイル風呂、レンガ風呂、石風呂、椅子式岩盤浴)の貸切風呂があります。

こちらは24時間利用可能(深夜2時〜4時は清掃点検)で、空いていれば自由に利用できるというシステム(「利用中」は案内板のライトが点灯)。予約制ではないので、タイミング良ければという感じですね。

ルールとして1回の利用時間は40分程度とのこと。大浴場に行く前に寄ってみるとすべて利用中でしたが、しばらく経ってから行くと3箇所のお風呂が空いていたので覗いてみました。

家族風呂として楽しめそうですが、椅子式岩盤浴以外ちょっと暗めで古めの印象。客室の明るい富士山ビューバスの方が断然気持ちよさそう。ということで、こちらは写真撮影のみです。

左:椅子式岩盤浴 中央:竹風呂 右:レンガ風呂

湯上がり後のアイスとヤクルト

時間帯によって湯上がり処には、無料のアイスキャンディー(15時〜翌1時)や、ヤクルト(朝5時〜11時)が用意されます。なかなかうれしいサービスですね。

「プチ・ポッシュ」にてフレンチフルコース

ディナーは、ラビスタ富士河口湖2階にあるレストラン「プチ・ポッシュ」にてフレンチのフルコースを堪能!主に地元産の食材を使ったという季節の味が楽しめました。

※食事時間はチェックインの際の先着順(17時半もしくは20時半のいずれかを選択)。

食前酒とオードブルバリエ

まず最初にサーブされたのは食前酒の「温州蜜柑のカクテル」。すでにテーブルには温州蜜柑が入ったグラスが用意されており、あとからシャンパン(もしくは炭酸水)を注いでくれました。

オードブルバリエは、上からポテトと玉葱のピューレ・タラバ蟹・鱈のスモーク・唐千寿・甲斐サーモンのマリネ・山梨県産馬肉のロースト・合鴨のスモーク。少量で色々な味が楽しめるのが嬉しい☺︎

温菜とスープ

温菜は「山梨県で育った地鶏の軽い煮込み(ポルチーニ茸のクリームソース)」で、温かいパンと一緒にサーブ。そのあとにやってきたスープは「大和芋のポタージュ」。今まで食べたことのないフワフワとろとろの食感でとても美味しかったです。

魚料理

魚料理は「鰤の軽い燻製のオーブン焼き(ほうれん草のソース)」。ブリと大根という典型的な和食材が、おしゃれなオーブン焼きのフレンチに見事に変身!なかなか斬新なテイストでした。

肉料理

メインの肉料理は「特選黒毛和牛ロース肉のロースト 山葵添え」もしくは「イベリコ豚ベジョータのロースト 黄金柚子胡椒添え」のいずれかをチョイス。どちらのお肉も柔らかく、特にローストビーフはとろける美味しさでした。

フロマージュとデザート

デザートの前に「カマンベールチーズとクリームチーズ(トリュフの風味の蜂蜜掛け)」が供されました。正式なフランス料理では、フロマージュと呼ばれるチーズをいただくのはメインとデザートの間なんですよね。

最後のデザートは「スパイス香る温かいアップルパイ(バニラアイス添え)」で、飲み物は珈琲、紅茶、ハーブティーの中からチョイス。満腹だったので、お腹の調子を整えてくれるミントティーを注文。大変満足できる美味しいフルコースでした。

※フロマージュとデザートの間に、希望者はホタテの炊き込みご飯、みそ汁、漬物の無料サービスがありました。もうお腹がいっぱいでデザートが食べられなくなるとも思ったのですが、無料と聞いてついついお味噌汁だけいただきました。正式なフランス料理に締めの和食…。気になって担当さんに聞いてみるとご飯が食べたいというお客さんの要望があってこのようなサービスをしているそうです。

夜食の「夜鳴きラーメン」

22時半〜23時の時間帯は「夜鳴きラーメン(無料)」の夜食タイムが設けられていました。醤油ラーメンかトマトラーメンから選ぶことが出来ます。

すでにお腹は一杯だけど、無料となるとちょっと食べてみたくなるもので…10時半過ぎころ夕食を頂いたレストランに向うと、すごい人数の方がゾロゾロとレストランへ向う姿が…。皆同じですか☺︎ あっという間に満席でした。

ビュッフェスタイルの朝食

朝食もディナーと同じレストラン「プチ・ポッシュ」で、ビュッフェスタイル。地元産の食材を取り入れた和食と洋食の食べ放題です。

ミニサイズのパンが豊富でパン好きには嬉しいサービス。ふわトロのフレンチトーストがすごく美味しかったです。

朝のビューバスタイム

朝食の後は、部屋風呂用の入浴剤(フロント近くのに3種を用意)を使ってビューバスタイム♪ バスタブはキュートなハート型です。

天気が良ければ、窓の外には河口湖越しに富士山の絶景が広がっているのでしょうが…残念ながら2日目は更に雨という悪天候で、とうとう富士山を見ることはできませんでした。

天気はいまいちだったものの、窓をあけて風を感じながらの半身浴が気持ちよく、IPADでリラックス音楽を聞きながらゆっくりと読書を楽しむことができました。

あとがき

ホテル「ラビスタ富士河口湖」の醍醐味である富士山が見えなかったのは残念ですが、風が感じられるレイクビューのバスタイムはとても気持ちの良いもので、またフランス料理フルコースのディナーも大変美味しくいただきました。優雅なロケーションに贅沢なフレンチに大満足!

ただ残念に感じたことも2点ほどありました…。まず、17時半に予約済(2部制の初回)の夕食時のこと。少し遅れて行ったもののすぐにテーブルに案内されず、チェックインのときのようにロビーが人で溢れており、何故かラウンジで5分ほど待たされたのち、部屋番号で呼ばれるという…。いつまで待たされるのかファミレスの順番待ちをしてるような気分になってワクワク感がちょっと下がりました。

その待ち時間を使って「すいません質問があるのですが…」と若いフロントの女性に声をかけると、顔は向けるものの返事はせず(今忙しいんだから話しかけんな「なに!?」的な)好戦的な態度で睨まれました。やっと忙しいチェックインが一段落して他事をしたいときだったのか、なにか気に入らないことがあったのか、何にしろ事情がどうであれホテルの顔であるフロントマンがこの態度はナイと思いましたね。このときサッと引き下がっていれば更に不快な思いをすることもなかったのですが…。

「部屋に施設の説明などが書かれたガイドは置いてないのでしょうか。」と尋ねるとまたもや無言。この後3ターンほど会話したあと「机の上にQRコードの案内があると思うのですが…」と無表情で言われ、気がつかなかったこちらに落ち度があるような言われよう…。「そうでしたか、ではそちらで確認してみます。とりあえず朝食の時間を教えてもらえますか?」と聞くと「夕食は取られますか?」と、今度は質問に質問でかえされ絶句…。気を取り直して「ゆうしょくは〜よやくしてますけどぉ、ちょうしょ」と途中まで言ったところで言葉を遮られ「夕食のときに担当の者から説明があります。」と言われました。はい?

最後は私もキレ気味に「いえ、ただ朝食の時間を教えてほしいだけなんですけど」と言ったところでやっとまともな返答がかえってきたという…。もう笑えないコントでした…。 10秒で終わる質問なのに終始会話が噛み合わず、はたから見ると「わがままな聞き分けのない客に応戦するスタッフ」みたいな構図になってるような気分になり、いやいやたった2つの簡単な質問しただけですよ?!どうしたらここまで人を不快にさせられるの?あなた天才!!という感じで、個人的に史上最悪レベルのおもてなしでした。その方とさえ関わらなければ終始気持ちよく過ごせたのに、気軽に訪ねたことを激しく後悔。などということがありました。

▼こちらがデスクの上にあるQRコードの案内

そのあとは嫌な気分を引きずったままのディナーとなりましたが、テーブル担当さんの丁寧なスマイル接客と美味しい食事に救われました。ちなみに、お風呂の清掃点検の男性スタッフさんは親切丁寧で、笑顔が素敵な送迎バスの運転手さん(たぶん同人物だったような…)の接客は完璧でした。

そんなこんなで不運なところもありましたが、とにかくロケーションは最高ですね。紅葉の名所「富士河口湖もみじ回廊」も歩いて5,6分という近さで、素敵な晩秋の紅葉を見ることが出来ました。

▼「富士河口湖もみじ回廊」についての記事は下のリンクからどうぞ☆

【山梨・河口湖】色とりどりの落ち葉が美しい晩秋の「富士河口湖もみじ回廊」