【カリフォルニア・パームスプリングス】ネイティブアメリカンの聖地「インディアンキャニオンズ」を歩く

ゴルフ&温泉リゾートとして人気のパームスプリングスの南に広大な渓谷「インディアンキャニオンズ」があります。ここは砂漠の温泉地帯の渓谷とパームツリーの景観が素晴らしいネイティブアメリカンの聖地。パームスプリングス観光の中ではトップ10に入る人気の観光スポットです。

※こちらの記事は2013年11月のFC2ブログに掲載していた記事をもとに再投稿しています。

「インディアンキャニオンズ」ってどんなとこ?

アグア カリエンテ インディアン居留地にある「インディアンキャニオンズ(Indian Canyons)」は、乾いた砂漠に滝やクリークが流れ、そのクリーク沿いにパームツリーが生い茂る砂漠のオアシス。アンドレアスキャニオン、マレーキャニオン、パームキャニオンの3つの渓谷が連なる広大な渓谷で、アメリカ合衆国国家歴史登録財に登録されています。

また、インディアンキャニオンズは、ネイティブアメリカン「カウィーア族(cahuilla tribe)」の聖地。太古の昔、アグア カリエンテ カウィーアの祖先がパームスプリングス地域(パーム、マレー、アンドレアス、ターキッツ、チノキャニオン周辺の山々)に定住し、広範囲にわたって複雑なコミュニティを発展、何千年もの間繁栄していたと言います。

各渓谷にはいくつものハイキングコースがあり、乗馬なども楽しめるほか、夏には満天の星空を眺めるツアーなどもあります。


Palm Canyon

アグア カリエンテ インディアン居留地について

「アグア カリエンテ インディアン居留地(Agua Caliente Indian Reservation)」が設立されたのは1876年のこと。

現在、アグアカリエンテ族はインディアンキャニオンズのほか、パームスプリングス市内に2700haの土地を所有する共同地主であり、パームスプリングス・ダウンタウンの「アグア カリエンテ カジノ パームスプリングス」と、ランチョミラージュの「アグアカリエンテカジノリゾートスパ」の2つの主要なカジノを所有するほか、インディアンキャニオンに2つのゴルフコースを持っています。

アメリカ西部に点在するネイティブアメリカンの居留地は、その多くが砂漠や断崖などの過酷な場所に見られますが、砂漠でありながら豊かな水と温泉地に、数多くの動植物が生息し、また豊富な農作物が栽培できたという恵まれた環境は、どこよりも快適で安定した生活が営めていたのではないでしょうか。今日でも峡谷には、岩絵、住居跡、灌漑用水路などの痕跡を見ることができます。

いざ、砂漠のオアシス「インディアンキャニオンズ」へ!

パームスプリングスのダウンタウンからは車で約10分、サウスパームキャニオンドライブを南下するとインディアン キャニオンズのゲートに到着です。園内では車道を乗馬用のトレイルが交差する場所もあるので、運転にはご注意を…

営業時間:8時〜17時(16時までに入場)※10月1日〜7月4日の毎日、7月5日〜9月30日は金土日のみオープン。
入場料 :大人9ドル、子供(6〜12歳)5ドル、シニア(62歳以上)/学生7ドル

※営業時間等は2019年11月現在の情報です。


Indian Canyons Toll Gate

「アンドレスキャニオン トレイル」を歩く

「アンドレアスキャニオン(Andreas Canyon)」は、世界で2番目に大きいという「カリフォルニア ファン パーム(ワシントンヤシ)」のオアシス。クリーク沿いを歩く約2kmの簡単なハイキングコース(ループトレイル)があり、トレイルの入口では古代からの巨石が迎えてくれます。

小川と珍しい岩層の険しい絶壁とに挟まれた細いトレイルをひたすら前進…。

クリーク沿いに生息するカリフォルニア ファン パームをはじめ、プラタナス、コットンウッド、ヤナギなど、150種以上の植物が緑豊かなオアシスをつくっています。

クリーク沿いに群生するパームツリーと刃のようにするどい岩が連なるワイルドな景観。


Andreas Canyon Trail

「マレーキャニオン トレイル」を歩く

アンドレアスキャニオン&マレーキャニオン駐車場の南端にトレイルヘッドがある「マレーキャニオン トレイル」は、「セブンシスターズ(Seven Sisters)」と呼ばれる滝を往復する約6kmのハイキングコース。

徒歩もしくは乗馬でヤシの木に囲まれた美しいオアシスを進みます。(渓谷沿いのクリークが流れているのは冬〜春のみ)

絶滅危惧種の大角羊やベルモズモドキ、またミュール鹿などの珍しい野生動物が今でもキャニオンの高地に生息し、運が良ければ出会うことができるかもしれません。


Murray Canyon Trail Head

世界最大のカリフォルニアファンパームのオアシス「パームキャニオン」

「パームキャニオン(Palm Canyon)」の駐車場は、アンドレアス&マレーキャニオンの駐車場から南の少し離れた場所にあります。

しい岩だらけの峡谷と不毛な砂漠の地とは思えない美しい小川とヤシの木の景観には驚かされますが、インディアンキャニオンズの中でも特に「パームキャニオン(Palm Canyon)」の壮大な景色は格別。世界最大のカリフォルニアファンパームのオアシスと言われており、3つの渓谷のうち1つのハイキングコースを選ぶとしたら、パームキャニオントレイルがオススメです。

曲がりくねったサウス パームスプリングス ドライブを上るとパームキャニオンの駐車場に到着です。


South Palm Canyon Drive


View from Palm Canyon Paking Lot

「ウエスト フォーク フォールズ トレイル」を歩く

「ウエスト フォーク滝 トレイル(West Fork Falls Trail)」は、約200mの短いハイキングコース。ゴツゴツとした狭い岩山の間をくぐり抜けていくと下方に小さな滝が見えてきます。

※訪問したのはまだ水量が少ない秋。冬に向けて滝の勢いも増加していきます。

雨がほとんど降ることがないパームスプリングスの青い空、清々しい風に、気分爽快です。


West Fork Falls Trail

「パームキャニオン トレイル」を歩く

駐車場には小さな売店を兼ねた工芸品などのトレーディングポストがあり、そのすぐ前に全長約24kmの「パームキャニオントレイル」(途中から様々のトレイルにアクセス可能)のトレイルヘッドがあります。

インディアンキャニオンズの「パームキャニオン(Palm Canyon)」は、世界最大のカリフォルニアファンパームのオアシス。乾燥した山々を背景に、渓谷沿いに密集したパームツリーが密集している壮観な景色です。


Palm Canyon Trail Head

パームツリーキャニオンのピクニックエリア

パームキャニオントレイルのトレイルヘッドから急勾配の遊歩道を降りていくと、そこはパームツリーが密集した広場。渓谷に面したピクニックエリアになっています。

パームツリーのあまりの巨大さに圧倒…怪獣が襲ってくるように感じる迫力です。


Palm Canyon

「ウエスト フォーク トレイル」を歩く

パームキャニオントレイルの途中からアクセスすることができる「ウエスト フォーク トレイル(West Fork Trail)」は、急勾配の坂が続く本格的なハイキングコース。短い距離で一気に400mほど登ります。

頂上からはパームスプリングスの町並みが望める素晴らしい景観が広がっている…はずなのですが、あまりにも激しい坂道で体力が続かず頂上にたどり着くことができませんでした…。

※写真下:ウエスト フォーク トレイルの坂の途中から写真撮影。駐車場の先に微かにパームスプリングスの町並みが見えます。また、注意深く尾根沿いの高地を見つめていると、大角羊やミュール鹿などを発見することもあるようです。


West Fork Trail

Indian Canyons
Agua Caliente Band of Cahuilla Indians

38500 S Palm Canyon Dr,Palm Springs, California

パームスプリングス 周辺マップ

あとがき…

素晴らしい砂漠のオアシスを間近に見ることができる「インディアンキャニオンズ」ですが、日中は猛暑&直射日光が厳しいので午前中早めの訪問がおすすめ。忘れてはいけないのが水の確保で、帽子・サングラス・日焼け止めといった紫外線対策や歩きやすい靴も必須です。

子供連れや体力に自信がない方は、木陰が多くアップダウンが少ない渓谷沿いのトレイルが無難です。また、時々ガラガラヘビがハイキングコースに現れることもあるようなので、夏のハイキングは特に要注意です。