「文京区立森鴎外記念館」を訪問 2022年は、文豪・森鴎外(1862-1922)の生誕160年・没後100年ということで、文京区立森鴎外記念館にて開催中の特別展「読み継がれる鴎外」を観覧してきました。…
【東京下町グルメ】佐渡の郷土料理が楽しめる割烹料理屋「菜の花」にて休日ランチ
目次
高級料亭の雰囲気が漂う「上野桜木 菜の花」のランチへGO!
6月初めの土曜日、千駄木界隈を散策する前に上野桜木の割烹料理屋「菜の花」にてランチをいただきました。 場所は上野公園と谷中にはさまれた静かな住宅街にあります。
清潔感のあるきれいな店内で、手前がテーブル席、奥がカウンター席(総席数17席/全席禁煙)のこじんまりとしたアットホームなお店。入店した時間はすでに12時をまわっていましたが、まだカウンター席におひとりいらしゃるだけだったので、2人用のテーブル席に着席。スピーカーから小さく流れるジャズが心地よいです。
佐渡産こだわり食材の「ランチメニュー」
ランチタイムは、火~土曜日が11:00~14:00、日曜日が11:00~16:00で、ランチメニューは「旬のお魚のお茶漬け」と「タレかつ」の2種類のみ。コース料理もありますが事前予約が必要とのこと。食材は、自家栽培無農薬野菜の野菜をはじめ、魚介、米など、ほぼすべてが佐渡産で、店主の実家(佐渡島の宿根木)から直送されているそうです。
12時半を過ぎた頃すでに満席に…店内は御主人の他に2名のスタッフさんが対応しており、かなり忙しそうでしたが、テキパキとしていて料理もすぐに運ばれてきました。
自家栽培無農薬野菜を使った「前菜」
注文後どちらのセットにもすぐに供されるのが、小鉢に綺麗に飾り付けされた前菜の盛り合わせ。佐渡産の自家栽培無農薬野菜によるブロッコリー、ぜんまい、三つ葉(こちらは確か…裏庭の家庭菜園から採取したもの)、スナップえんどう、苺など、ひとつひとつこだわった食材で丁寧につくられた料理をそれぞれ口頭で丁寧に説明してくれます。
ちょっとずつ、いろいろなお料理を食べられる幸せ…ゆっくりと味わって「いただきます!」
とろける美味しさ!「旬のお魚のお茶漬け」
「旬のお魚のお茶漬け」は、旬のお魚3種(この日はマグロ、サーモン、ワラサ)に、ご飯、味噌汁、香の物、お茶漬けセット付き。お米も、たくわんも自家製、そしてお味噌汁の味噌も佐渡産自家栽培の大豆による手作りなのだそうで、どれも味わい深い美味しさ!素材へのこだわりが伝わってきます。
食べ方としては、まず漬けのお魚を美しい陶器のお茶碗に盛られたコシヒカリの佐渡米でいただきます。鮪はお茶漬けに合わないのでしょうか…「マグロはそのままご飯でいただき、サーモンとワラサは数枚残してお茶漬けでどうぞ。」とのことで、説明どおりにいただきました。
胡麻風味の効いた旨味たっぷりのゴマダレが適度に熟成されたお魚の美味しさを引き出しているという感じでしょうか、モッタリとしたとろけるような口溶けの漬けは絶品です!と、あれよあれよとマグロを平らげてしまったあとで、写真を撮るのを忘れていることに気づきました。(丁寧に説明を聞いていたら、そのままうっかり食べ始めてしまったという…ことで、ちょっと食べかけの写真になってしまいました。)
2杯目はお茶漬けで
美味しいご飯で漬けをいただいたあとは、おかわりのご飯と出汁をお願いして、お茶漬けに。残したサーモンとワラサに、サクサクのあられ、のり、わさびをのせていただきます。
香りの良い佐渡の番茶に昆布塩の入った出汁のお茶漬けも素晴らしい味わい。2度美味しい料理が楽しめて満足度アップです!
新潟スタイルの「たれカツ丼」
東京都台東区上野桜木1-10-26
あとがき
以前、上野桜木あたりを散策しているときに見つけて気になっていたお店です。当時はちょうどミシュランのビブグルマン(星は付かないながらコストパフォーマンスが高く、6000円以下で良質な料理を提供する飲食店・レストラン)を獲得したばかりのときで、待ち時間が長く又の機会ということに…、その後行きたいと思いつつ数年経ってやっと訪問することができました。