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【浅草グルメ】うますぎて申訳ないス!で有名な老舗洋食店「ヨシカミ」のランチ
目次
浅草の名店「ヨシカミ」へGO!
冬季休暇に入った年の瀬に自転車を走らせ浅草の名店「ヨシカミ」でランチをいただきました。先日、ひょんなことでヨシカミの話題がのぼり久しぶりに平日限定のランチが食べたくなったのです。
「ヨシカミ」は、今から71年前の1951年(昭和26年)12月末、浅草の六区興行街の裏通り(いっぷく横丁)に10席ほどのオープンカウンター式の小さなお店をオープンしたのが始まりという今や浅草で誰もが知る老舗の洋食店!(カウンター20席、テーブル席40席の現在の店舗になったのは1960年/昭和35年)店のロゴにもなっているヨシカミのキャッチコピー「うますぎて申し訳ないス!」という言葉は有名ですね。
開店15分前に到着するとすでに行列ができていました。最後尾の列に並びワクワクしながら待っていると「本日からたっぷりランチはお休みです」という店から出てきた店員さんの悲しいアナウンスが….
待望の月曜ランチに向かったのに年末年始ということでちょうどこの日からたっぷりランチがお休み…再開は1月9日からとのことで大ショックです!!
浅草はたくさんの飲食店が集まるグルメ激戦区なので、安くて美味しいランチが食べられるお店はいくらでもあるものの、せっかくヨシカミを目指してやってきたので普通にランチを頂くことにしました。
ヨシカミの店内
ヨシカミの営業時間は、11:30~21:30(定休日は木曜日)。11時半に扉が空き女性スタッフが順番に案内を開始!ギリギリ1回転目に入ることが出来ました。
店内中央のオープンキッチンの周りにL字型のカウンター席が並び、入口側のテーブル席とカウンターを挟んだ奥に広めのテーブル席があります。今回は入口側の席に案内されました。
ヨシカミの店内は昔ながらの洋食屋さんといったレトロな雰囲気。赤いイスとギンガムチェックのクロスがいい感じのアクセントになっています。 テレビや雑誌でもよく取り上げられる洋食店なので、店内には著名人のサインが至る所の壁に掲げてあります。
ヨシカミのメニュー
メニューの豊富さに迷います…。ヨシカミといえば看板メニューのハヤシライスが人気ですが、今回は食べたことのないオムライスとハンバーグステーキをシェアすることにしました。
スープ&サラダセット
熱々のコーンスープと、レタス・きゅうり・湯むきしたトマト・ホワイトアスパラなどが入ったミニサラダ。爽やかなフレンチドレッシングがかかっています。
オムライス
しっとりとしたケチャップライスを薄焼き卵で包みこんだ美しいフォルムのオムライス。ボリュームもあって普通に美味しいのですが…、やはり観光地価格な印象です。
ハンバーグステーキ
たっぷりのデミグラスソースがかかったハンバーグステーキにはポテトサラダと千切りのキャベツが添えられています。パンやライスは別注文です。
平日限定・たっぷりランチを食べに再び「ヨシカミ」へ
年末年始の平日は「たっぷランチ」がお休みだったので、約1ヶ月後の月曜日に再び「ヨシカミ」へ行ってきました!
平日限定のたっぷりランチは、曜日別に2品の料理、コーンスープ、コーヒーorバニラアイスがセットになったお得なランチセットです。
月曜日:ビーフシチュー&ナポリタン
火曜日:ポークソテー&ドライカレー
水曜日:メンチカツ&カレーライス
金曜日:一口カツ&カニヤキメシ
※土日は「ウィークエンドサービスセット(コーンスープ、コンビネーションサラダ、牛ヒレステーキ、ライスorパン、コーヒー)」
ライブ感溢れるオープンキッチン
今回座ったのはオープンキッチンのカウンター席。結構隣との距離が近いので端の席に座れてラッキーでした。厨房を取り囲むようにレイアウトされている席なので、活気溢れる調理場の様子がよく見えます。
目の前のコックさんは、ソーセージを切ったり、にんにくの芽をとったり、食材の準備に専念。 豪快に年季の入った鉄フライパンを振るコック、鍋をかき混ぜながら何日も煮込んだビーフシチューをお皿に注ぐコック、銀食器に野菜を盛りつけするコックなど、厨房には7-9人のコックさんたちがテキパキと役割分担をこなしています。
その様子はまるで一連のライブパフォーマンスを見ているかのよう!洗い物に専念するスタッフや、奥の厨房で何やらセッセと作業をしているスタッフなど、ウエイター・ウエイトレスをいれると20人近くのスタッフさんが働いています。
カウンター席はおしゃべりしたい方には向いていないかもしれませんが、調理の様子を見たい方には最高の特等席です!
月曜日の限定ランチ「たっぷりランチ」
月曜日のたっぷりランチは、コーンスープに、1人前ナポリタン&ハーフサイズのビーフシチュー、そしてコーヒーかバニラアイスが付くお得なランチセット♪
開店直後の店内はすぐに満席になってザワついていますが、物腰の柔らかい熟練ウエイターさんが柔らかい口調でオーダーを取りに来てくれました。穏やかで丁寧な接客が、田舎のおじいちゃんに会いにきたような、ほっこりとした空気を作り出しています。
まず最初に運ばれてきたのは熱々のコーンスープ。クリーミーで濃厚なお味です。
定番のナポリタン
湯気をあげる熱々のナポリタンが手際よくお皿に盛り付けられていきます。一度に作り上げる量がすごいです!それを物語るかのように棚の上には大量のケチャップが並んでいました。
ナポリタンの具は、棒状にカットされたハム、玉ねぎ、マッシュルーム、そしてインゲン。ヨシカミのナポリタンはピーマンではないんですよね。粉チーズはあらかじめかけられています。
パスタはもちっと適度な食感の中太麺。しっかりと炒められているのでケチャップの酸味が適度に抜けてバランスの良い味わいに仕上がっています。
トロトロお肉のビーフシチュー
人参、ポテト、ヤングコーンがセットされたレトロな銀食器に、大きめカットのビーフがゴロゴロ入ったビーフシチューが次々と注がれ、インゲンと粉チーズがトッピングされて出来上がり。そのまま熱々のビーフシチューがテーブルに供されました。
ゆっくり時間をかけて煮込まれたコク深いデミグラソースに包まれたホロホロのお肉が、お口の中でトロトロに溶けていきます♪ ヨシカミの料理は日本人の味覚に合う料理作りをしているとのことで、ビーフシチューは赤ワインの風味を抑え醤油を使用するなどの工夫がなされているようです。
ビーフシチューは単品で2800円とちょっとお高めなのですが、おサイフに優しいたっぷりランチのハーフサイズは個人的にジャストフィット! 大好きなナポリタンとビーフシチューが一緒に食べられるなんて幸せです♡
締めのデザート
〆はバニラアイスもしくは珈琲。ごちそうさまでした^人^
待ち時間は周辺散策OK♪
今回はカウンター席だったこともあって約30分のクィックランチ。12時過ぎ頃お店を出たときは約50分待ちの札がでていました。
開店時に入店できなかった方や開店後に来店する方は、名前を記入しておけばおよその戻り時間を教えてくれるので並ぶ必要はありません。近場の「まるごとにっぽん」や「浅草ROX」のショッピングモールなど、時間まで周辺を散策することができるのはいいですね。
また、ゆっくりとランチをいただきたいという方は、慌てずとも17時までやっているので遅めのランチが良いかもしれません。(ハヤシカレーはすぐに売り切れてしまうようですが…)
ヨシカミ
東京都台東区浅草1-41-4
03-3841-1802
あとがき
気軽に立ち寄れる雰囲気の町洋食屋さんにしてはリーズナブルとはいえない観光地価格なので、最後に食事をしてからしばらく遠ざかっていたのですが、今回十数年ぶりにヨシカミを訪問!年末は平日限定ランチがお休みだったということで単品料理をいただき、年始明けにリベンジで仕事を半休して月曜日の限定ランチを食べに行きました。
オムライスやハンバーグなど単品で料理を注文する場合、やはり割高感は否めません…。安くて美味しいお得感を求めたい者としては、スープやサラダがついたセット価格だったらいいのになぁといったところです。
そういう同じような感覚を持つ方にも満足して味わえるのが平日限定の「たっぷりランチ」。こちらも時を経て値上がりはしていたものの、今やどこも値上げラッシュですからね…たっぷりランチは、スープに2品の料理と珈琲orアイスがついたボリューミーなセットなのでお得感ありです!
ヨシカミは浅草の名店なので、観光がてら訪問する県外からのお客さんも多いようです。下町らしい活気溢れる店内でランチタイムは特に混雑しますが、店員さんの接客や気遣いも丁寧なので気持ちよく食事をいただくことが出来るアットホームな洋食店です。
またそのうち、別の曜日の限定ランチも食べに行きたいと思います♪