1日の始まりは朝1杯の「グリーンスムージー」

グリーンスムージーって何?

小松菜、ケールなどの新鮮な葉野菜と、りんご、バナナなどの果物、そして水をミキサーやブレンダーで混ぜたものを「グリーンスムージー」と呼びます。

生の葉野菜を使うことが特徴ですが、基本は葉野菜4割果物6割で、フルーツの割合が高いので飲みやすく、不足しがちな葉野菜の栄養を無理なく美味しく摂ることができる、美容・健康に最適なドリンクです。

元々は、葉野菜を摂るための手段として考案されたもので、本来は葉野菜、果物、水のシンプルな材料で作るようですが、アメリカで爆発的な人気を博し、水の代わりにアーモンドミルク、豆乳、ヨーグルトなどを使った応用レシピも数多くあり、葉野菜を使っていればとりあえず「グリーンスムージー」と言えそうです。

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小松菜、りんご、バナナ、ヨーグルト、ココナッツミルクのグリーンスムージー

グリーンスムージーの魅力は?

ビタミン、ミネラル、食物繊維などの栄養素が豊富な新鮮生野菜と、生きた酵素たっぷりのフルーツを、丸ごとミキサーにかけるグリーンスムージーは、葉野菜にフルーツを合わせることで飲みやすく、またその栄養素を効率よく摂取することができる生きた美容・健康ドリンクというのが最大の魅力です!

人気にあやかって美容・健康を謳った商品(粉末スムージーなど)も数多く見かけますが、市販されている野菜ジュースなどは加熱殺菌の工程で酵素が死滅しているし、粉末にしろ、市販スムージーにしろ、酸化を防ぐため、味をよくするため、香料や人口甘味料などの添加物も入っているので、栄養素よりもそちらの害の方が心配です。「美味しいから飲む」のでしたら良しですが、「美容・健康を考えて飲む」のでしたら、やはり栄養豊富で効果の高いを本物の「グリーンスムージー」を飲むべし!です。

栄養価が高いだけでなく、豊富な食物繊維もそのまま摂ることができるので、体内に溜まった毒素を排出するデトックス作用、便秘改善、ダイエットなどにも期待できます。

グリーンスムージーの材料と作り方は?

小松菜、ほうれん草、ケール、ルッコラ、クレソン(ミントやパセリなどの新鮮なグリーンハーブを好む人もいる)などの葉野菜1種を4割、りんご、バナナ、キウイ、オレンジ、レモン、パイナップルなどのフルーツ2〜3種を6割、そこに水をはじめ、ココナッツミルク、アーモンドミルク、豆乳、ヨーグルトなどの水分をお好みに合わせて加え、ジューサーやブレンダーでミックスします。

食べ合わせの良し悪しなども賛否両論ありますが、体質によっても様々な違いもあるでしょうし、最初は公開レシピなどを参考に、実際に自分で試飲しながら体調の変化をチェックしてみるのが良いと思います。ちなみに、

でんぷん質を多く含む根野菜は、果物との食べ合わせが悪く消化吸収が妨げられるため、胃の中で腐敗、発酵したものが悪玉菌の餌となって腸内環境を悪化させ、ガスが発生しやすくなる

と言われています。また、色々な栄養素を一杯摂りたいからと言ってたくさんの種類の野菜や果物を入れるのは逆効果だったりするので、葉野菜は1種(または2種)フルーツは2〜3種類がベターなのではと思います。栄養価の高いオススメの食材を3つあげてみました。

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天然のマルチサプリ小松菜

小松菜は「天然のマルチサプリ」と呼ばれるほど栄養成分が豊富な緑黄色野菜。β-カロテン、ビタミンC、ビタミンE、カリウムなどのビタミン類、ミネラル類、食物繊維が多く、特にカルシウムと鉄分の含有量が野菜の中でもトップクラスと言われています!

健康面では、免疫力向上、骨粗鬆症予防、イライラ・ストレス緩和、貧血の予防・改善、むくみ・高血圧予防、老化(酸化)予防に効き、美容面では、肌荒れをはじめ、シミ、たるみ、などアンチエイジングに効果が期待できます。 

アクやクセが少ないのでスムージーにしても飲みやすく、小松菜の単品だけでもバランスの良い栄養素が摂取できるので、我が家のグリーンスムージーには、小松菜を中心に使っています。

1日1個のりんごは医者知らず

りんごは「1日1個のりんごは医者知らず」ということわざがあるように、豊富な栄養素はもちろんのこと、整腸作用の「ペクチン」抗酸化作用の「ポリフェノール」をたっぷり含む万能フルーツ!

美容も健康も腸がキレイであることが基本ですが、りんごは、食物繊維を豊富に含んだ「ペクチン」が、ビフィズス菌を増やして腸内環境を整えてくれます。腸がキレイになると必要な栄養素がしっかり吸収することができるし、中性脂肪の減少、便秘予防、糖尿病予防など健康をサポートする効果が期待できるほか、肌の調子を整えてくれるので、リンゴは我が家の常備食です。

「ポリフェノール」には、老化、病気の原因となる過剰な活性酸素(本来は侵入したウイルスや細菌から体を守る役割)を取り除き酸化を防ぐ抗酸化作用や抗菌作用があるほか、ポリフェノールの中でも「リンゴポリフェノール」は、高血圧を引き起こす酵素の働きを阻害し、高血圧予防の効果が高いと言われ生活習慣病の予防に役立ちます。

美容面でも、ポリフェノールがメラニン色素の生成を押さえ、その抗酸化作用によって細胞の老化も抑えられるため、シミ、シワ、たるみといったエイジングへの効果も期待できます。

朝の栄養補給&腹持ちの良いバナナ

バナナが「即効性の高い栄養補給食」と言われるのは、栄養バランスが抜群な上、「ブドウ糖、果糖、ショ糖」など、身体のエネルギー源である消化吸収の早い糖質をバランスよく含む果物だからでしょう。

ナトリウム排出作用で血圧の上昇を抑える「カリウム」の含有量が果物の中ではトップクラスで、脳梗塞、心筋梗塞、高血圧などの予防に効果があるほか、抗酸化作用のある「ポリフェノール」の含有量も、果物の中ではバナナが一番多いと言われ、アンチエイジング効果が期待できます。

また腸内のビフィズス菌を増やす効果があると言われる「フラクトオリゴ糖」も豊富ということなので、便秘改善にも効きますね!(リンゴとヨーグルトをミックスすることでその効果もアップ☆)ちなみに、

食物繊維と同じような働きをするでんぷん質「レジスタントスターチ」が豊富に含有する青っぽいバナナの方が、便秘解消には良い

のだそうです。グリーンスムージーに加えると、甘みとトロミが出て飲みやすくなり、腹持ちも良いので、我が家ではバナナは必須です😊

毎日美味しく続けられる「グリーンスムージー」美容と健康にオススメです!!