【新潟・湯沢】エステが魅力!涼を求めて夏の穴場「トスラブ湯沢」に泊まってみました

新潟県南魚沼郡にある「湯沢町(ゆざわまち)」は、秋田県の湯沢市と区別して「越後湯沢」と呼ばれ、温泉や登山のほか苗場やガーラ湯沢などウインタースポーツが人気の町。夏は避暑地として訪問しても楽しめるスポットです。今回は越後湯沢の観光名所と合わせて、ITS健保組合員が利用できる「トスラブ湯沢」についてレポートします。

午前中「トスラブ湯沢」に到着

朝8時、首都高「千住新橋IC」から車を走らせトスラブ湯沢に到着したのは11時過ぎ(関越自動車道「湯沢IC」からは約12分)。スムーズにいけば高速で2時間半弱で着くはずが、東北自動車道への車線変更を誤り、大渋滞の東京外環自動車道に入ってしまいドハマリでした。(都内東部から湯沢方面に向かう方は、特に朝夕のラッシュ時はご注意を…)

トスラブ湯沢のチェックイン時間は15:00ですが、到着日に契約利用施設を利用したい場合は、先にフロントでチェックインの手続きとバックだけを預け、引換証をゲットしてGO!

駐車場はホテル周辺のほか建物入口の目前にあり空いていればこちらが便利。レンタル自転車も並んでいます。

※電車や高速バスの場合、JR「越後湯沢駅」または「湯沢バス停」まで送迎バスあり

トスラブ湯沢の館内施設

トスラブ湯沢は7階建ての建物で、2階に卓球・麻雀、3階にレストラン、エステ・カラオケ・休憩室、4階・5階・7階に客室(17部屋)、6階に大浴場、家族風呂、温水プールがあります。

ロビーと売店

吹き抜けのロビーは開放感抜群!コーヒーやお茶のフリードリンクコーナーがあり、ソファーでくつろぎながら大きな窓から外の景色が眺められるようになっています。またフロント横にはお土産コーナー(10%割引)が設けられています。

エステルーム

3階にエステルームがあり、フェイシャル、レッグ、ボディ、全身の全4コースからなる「インナーマッスルエステ」を格安で受けることができます。希望は全身コースでしたが、1週間前の予約ですでに空きがなく1つのみの施術なら可能ということでボディコースを予約しました。

所要時間は90分で、まずは丁寧なカウンセリングを受けたあと、トリートメントローション(美白・保湿・血行促進タイプ)もくしくアロマオイル(筋肉疲労・デトックス・リラックスタイプ)のいずれかをチョイス、その後両開きのガウンと紙パンツに着替えて施術となります。

マッサージの前にお腹、背中、足など身体の好きな部位から1箇所、高周波マシンで身体を暖めるのですが、これが思いのほか気持ちが良い!身体がポカポカに温まったあと、選んだ柑橘系のアロマオイルで深層の筋肉に働きかけるハンドタッチのトリートメントが始まります。リンパドレナージュのような心地よい流れのマッサージで、つい気持ち良くて寝入ってしまいました。指圧加減は何度か尋ねてくれるので随時調整してくれます。

営業時間は 9時30分~19時30分で、予約月の前々月20日から申込が可能。人気のエステなので早めの予約がおすすめです。

サウナ付き温泉大浴場

6階には敷地内から湧き出る天然温泉のサウナ付き大浴場(加水なし、加温)があり、日毎に男女入替え制(6時~24時営業)。泉質は「アルカリ性単純温泉」で、効能は「筋肉痛・関節痛・五十肩・運動麻痺・うちみ・くじき・慢性消化器病・冷え性・病後回復期・疲労回復・健康増進など」(大浴場は濾過循環装置を使用)とあります。

洗面&脱衣所は広め、大浴場は細長く窓から外の景色を眺めることができます。日毎に男女入替制となっていますが、さほど変わりはありません。

今回は利用しませんでしが、水温30℃、全長19mの温水プールもあります。

家族風呂

男女別の温泉大浴場の中央に2つの家族風呂があります。夜にマーブル(写真左)、朝に檜(写真右)を利用してみました(利用時間は50分)。あまり利用される方がいないのか、大浴場と比較して温度はおそらく50度近くとかなり熱め!浴槽が大きめなのでガンガンに水道水を流しやっと適温になりました。どちらも温泉です♪

※フロントで要予約

トスラブ湯沢の客室

トスラブ湯沢の客室は、2・4名定員洋室、6・8名定員和室または和洋室のタイプがあり全17室。それぞれの部屋には山の名前がつけられていて、今回私たちが宿泊したのは502号室の洋室「チョモランマ」でした。

客室の扉をあけるとトイレ、洗面所があり、アメニティも一通り揃ってます。お風呂は無いので大浴場、または家族風呂を利用することになります。(おそらく和室・和洋室にはお風呂有り)

客室はちょっと古めでシンプルですが、広くてゆったりとした印象。テーブルに電気ポット、冷水ポット、お茶類、お菓子(笹団子)が並べられ、冷蔵庫も完備。大きなクローゼットの中には館内用の浴衣が用意されています。室内のWi-Fi接続は何台繋いでも快適でした。

トスラブ湯沢の食事

夕食は2種類から選べる懐石風料理

トスラブ湯沢の夕食はAコース「しっかり食べる美活旬菜7皿」とBコース「チョイスもできる食材満喫5皿」の2種類から選べる会席風料理。(チェックイン日が奇数日か偶数日によって食事内容が変わる)

夕食の時間は18時~21時(ラストオーダー8時00分)、コースの選択と時間は事前に希望を出しておきます。

日本有数の米処である新潟県は、酒蔵(約90蔵)の数も全国でナンバーワン!お酒の自販機がズラリと並ぶ新潟の「ぽんしゅ館」は有名ですね。こちらのレストランにも利き酒セットなるものがあり、テンションがあがります!新潟の代表的な日本酒の銘柄である久保田・八海山・鶴齢の三種が飲めますよ。また酒のあてにスルメイカがついてきます。

ITS健保直営のトスラブでは、レストランの酒類ひとつをとっても、そのサービスのクオリティと料金の安さには本当に驚かされますね!

Bコース「チョイスもできる食材満喫5皿」

食事の会場は3階のレストラン「オリンポス」の奥にあるこじんまりとした部屋。遅めの19時半スタートにしたのでかなり空いていました。

食事はBコースの「チョイスもできる食材満喫5皿」を選択。最初に〆鯖、身欠き鰊など全7種の「酒肴」、次に清汁仕立ての「小吸物」、鮮魚五種盛りの「造り」、牛肉フィレ神楽南蛮焼きの「焼き物」、合鴨グリル又はメヌケバター焼きの「強肴」、そして新潟県産コシヒカリの釜炊きと赤だし・香の物の「食事」が次々と運ばれ、一口サイズの水菓子・ミニケーキとフルーツで締めとなりました。

酒肴・小吸物・食事・水菓子

造り&焼き物

鮮魚五種盛りのお刺身と牛肉フィレ神楽南蛮焼き。新鮮な刺し身が美味しいのはもちろんのこと、肉厚の柔らかい牛肉ヒレとゴマダレが絶品でした!

メヌケバター焼き&合鴨グリル (いずれかをチョイス)

メヌケはメバルに属する超高級魚。淡白ながら上品な口当たりで付け合せの玉ねぎソースと抜群の相性。弾力のある合鴨のグリルはバルサミコ酢ほか2種のソースでいただきました。

Aコースより2皿少ない分、食材がとっても豪華!メインは、魚もしくは肉料理がチョイスできるということで、Bコースの「チョイスもできる食材満喫5皿」はオススメです☆

朝食は和食か洋食を選択

朝食時間は、7時~9時30分(ラストオーダー8時30分)で、夕食と同様にコースの選択と時間の希望は事前もしくはチェックイン時にお願いすることになります。

前日の夕食時はすでに真暗で外の景色が見えなかったのですが、レストランの大きな窓からは岩原のスキー場方面に面した見晴らしの良い景色が広がっています。席がすでに決まっていて残念ながら私達は窓のない奥の部屋でしたが、できれば山の景色を眺めながら優雅に朝食を楽しみたいですね。また利用する機会があれば、事前にメイン会場の席を希望したいと思いました。

この日のメニューは、サラダ、小鉢、温泉卵、飛竜頭、焼き鮭、漬物など、ご飯はお粥も選べます。締めの水菓子にヨーグルトがつき、ドリンク類(ジャム、納豆なども有)はセルフサービスでした。

ランチメニューも美味しそう♪

前日の20時までに予約をすればランチをいただくことが可能です。今回は都合がつかずスキップしましたが、おかずが盛りだくさんの御膳などどれも魅力的!営業時間は11:30〜13:00と限定されていますが、都合がつくようでしたらぜひ♪リーズナブルな価格で豪華なランチがいただけますよ。(写真メニューは2019年8月現在)

トスラブ湯沢は日帰りも利用可能

トスラブ湯沢では日帰り利用のサービスを実施しているので、湯沢観光の際には日帰りスパの感覚で温泉&ランチ、エステなどを楽しむこともできます!食事は昼食 のみ(要事前予約・利用前日20時まで)

利用日の3日前までに直接電話(025-787-4511 )で申込みをしておけば、客室以外で営業している施設を 9時~18時の間利用することができます。

周辺契約利用施設について

トスラブ湯沢の施設に宿泊もしくは日帰り利用される方は、湯沢の観光スポット「湯沢高原ロープウェイ」「レジャープール・オーロラ」の2箇所で、組合契約料金で利用することができます。とても嬉しいサービスですね♪

どちらも破格の割引料金なので使わない手はありません!チェックイン時に利用券をもらい翌日に訪問、もしくは宿泊当日に利用したければ、訪問前にフロントに立ち寄って利用券をもらいます。

▼レジャープール・オーロラ

被保険者・被扶養者利用料金(税込)
大人   :900円~→220円~ 同伴者900円~→900円~
4~15歳:500円~→120円~ 同伴者500円~→500円~
 
※営業期間中はトスラブ湯沢から送迎バス運行
※営業期間:7月14日~8月31日(夏季限定)

▼湯沢高原ロープウェイ(湯沢高原スキー場 / アルプの里)

被保険者・被扶養者利用料金(税込)
大人  : 2000円 →280円 同伴者2000円 → 1400円
6~12歳  :  1000円 →140円    同伴者1000円 → 700円

※上記利用料金は往復料金
※トスラブ湯沢から送迎バス運行

▼「湯沢高原ロープウェイ」については下記リンクの記事をご参照ください。

【新潟・湯沢】世界最大級の大型ロープウェイに乗って夏の「湯沢高原パノラマパーク」へ

その他の周辺観光スポット

JR越後湯沢駅構内にある「ぽんしゅ館」

「ぽんしゅ館」は、新潟のお酒、お米、名産品が集まる土産店をはじめ、利き酒、酒風呂などが楽しめる越後のお酒ミュージアム!利き酒コーナー「唎酒番所」では、新潟にある全酒蔵のお酒を自販機で試飲することができます。

▼「ぽんしゅ館」については下記リンクの記事をご参照ください。

【新潟・湯沢】利き酒・酒風呂が楽しめる越後のお酒ミュージアム「ぽんしゅ館」を満喫!

渓谷美が鑑賞できる「清津峡渓谷トンネル」

清津峡は、新潟県十日町市小出から湯沢町八木沢にかけての全長約12kmにおよぶ景勝地。その素晴らしい渓谷美が鑑賞できる「清津峡渓谷トンネル」は、2018年春のリニューアルオープンと夏の大地の芸術祭を経て、人気急上昇中の観光スポットです。

▼「清津峡渓谷トンネル」については下記リンクの記事をご参照ください。

【新潟・十日町】日本三大峡谷の絶景!話題の「清津峡渓谷トンネル」から渓谷美を鑑賞する

越後湯沢周辺マップ

あとがき…

今回は1泊の利用で観光に忙しくホテルでゆっくり過ごす時間がありませんでしたが、施設内には温泉大浴場、家族風呂、温水プール、卓球・麻雀ルーム、カラオケなど充実した娯楽施設がたくさんあり、またレンタル自転車で周辺を散策することもできるので、できれば2泊したいところです。

一番の楽しみが食事ですが、おそらく全般的にトスラブは洋食より和食の方がゴージャスのように思います。米処の新潟コシヒカリもその他の料理も本当に美味しかったです。都合がつけばリーズナブルなランチも予約してみてはいかがでしょう。

湯沢は冬のウインタースポーツが人気ですが、避暑地として夏の訪問も楽しいですよ😊