【三重・伊勢志摩】カヌーができるアウトドアリゾート「伊勢志摩エバーグレイズ」に滞在

ゴールデンウィークはお伊勢参りに行こう!と思い立ったもののどこのホテルも満室で予約できたのは1泊のみ…そんな時ふと思い立ったのが、以前から気になっていたアウトドアリゾート「伊勢志摩エバーグレイズ」。空き状況をチェックしてみると、GW最終日から多くの空室が!というわけで、3泊4日の伊勢参りは2日目から伊勢志摩エバーグレイズで2泊しました。今回の記事は施設についてのレポートです。

「伊勢志摩エバーグレイズ」に到着!

お伊勢参りの締めに「金剛證寺」を参拝しつつ伊勢志摩スカイラインをドライブした後、「伊勢志摩エバーグレイズ」に向かいました。場所は近鉄志摩線「志摩磯部駅」の近くで、山と田んぼに囲まれた湿地帯にあります。

まずは管理棟にてチェックイン

14:30頃管理等に到着。受付で簡単な場内のルールと説明を聞き、キャビンの鍵と利用案内のファイルをもらいチェックイン!

宿泊したのは「キャビン・コロラド」と「キャビン・カリフォルニア(カヌー付き)」。実はキャビンカリフォルニアで2泊が希望だったのでキャンセル待ちをしていたのですが、残念ながら連泊は叶わず、1日目はロックガーデンの宿泊となりました。

車はキャビンに1台まで駐車可能。場内は一方通行になっています。

管理棟の売店とレンタル

薪(約2kgくらい)などの燃料やアウトドア用品のほか、洗剤やシャンプーなどの日用品、飲み物・食料品、お土産などを販売しています。ちなみに朝食用に購入した6種類のフレーバーソーセージは、冷凍品ですが結構美味しかったです。

キャビンには、ブランケットやシーツ、タオルをはじめ、調理器具や食器類は用意されていないためレンタルができるようになっていますが、普通のキャンプ施設に比べると少し高めの印象。何も用意せずにこちらで調達しようとすると高い出費になってしまうので、できる限りキャンプ用品は揃えていきたいですね。

※カリブ・サファリ・ジェリーフィッシュのグランピングサイトは食事・燃料・備品など全て完備しているので手ぶらでOK。

管理棟のサービス施設

ドリンク類の自動販売機のほか、シャワールーム、プライベートバス、コインランドリーなどのサービス施設(全て有料)があります。利用はしませんでしたが、施設内はどこも清潔感がありました。

施設内のアクティビティー

伊勢志摩エバーグレイズは、ペットと一緒に宿泊できる施設のほか、大きい犬用と小さい犬用のドッグランもあり愛犬家には嬉しいプレイグランドですね。また、プール(夏季限定)、ファンバイク、カヌーなどのアクティビティーも充実してます。

キャンプ1日目は「キャビン・コロラド」に宿泊

1日目は定員4名の「キャビン・コロラド」に宿泊。ブラウンとホワイトの可愛らしいコテージ風のキャビンです。こちらの施設では場内全域でフリーWi-Fiが利用できるのが便利。嬉しいサービスです。

キャビン・コロラドの屋外デッキ

ガーデンにはベンチ付きのファイヤーピット(たき火台)、デッキにガーデンテーブル&チェア、温水シンク、BBQグリルがついています。

キャビン・コロラドのガーデン前にはデイキャンプエリアがあり、共有の炊事棟も見えます。

キャビン・コロラドの室内

ベッドは全てマットレスのみ。ダブルサイズとシングルサイズの2段ベッドがそれぞれ1つづつ設置してあります。

部屋の設備としては、コンパクトなシャワールームと洗面・トイレ、ミニキッチンには冷蔵庫、電子レンジ、電気ポット、掃除機、ドライヤーなどが設置してあります。ホテルのようにコーヒーなどはおいていないので、インスタントコーヒーやティーバック、カップスープなどお忘れなく。

またエアコンとシーリングファンがあるので暑い夏や寒い冬も安心です。

シングルの2段ベッドは大人にはちょっと手狭…シャワールームもかなりコンパクトですが、期待していなかったシャワーが驚きの水圧、完璧です。

デッキで炭火の海鮮BBQ

午後は近くのスーパー「プラント伊勢志摩店」へ。午前中に鳥羽マルシェへ立ち寄り新鮮な野菜と牡蠣、サザエ、ハマグリなどを購入していたのですが、水や調味料、足りない食材の調達に便利。またアウトドアグッズや100円ショップもあるので、薪や炭、軍手や使い捨て皿など、ほぼ全てこちらで揃います。

BBQでは牡蠣の殻を開ける器具を忘れ、殻がついたまま焼いてみたら頃合いが分からずちょっと焼きすぎてしまいました。(それはそれでスモーク牡蠣みたいで美味しい。)やはり伊勢志摩の新鮮な海鮮焼きはいいですね。ご当地ビールと一緒に美味しくいただきました。

途中から雨が降り出しましたがデッキには屋根があるのでそのまま食事を続行することができました。ただ…、その後も雨が止むことはなく、焚き火をしながら夜空の星を眺めることができなかったことが非常に残念。この日は新月の翌日だったので、晴れていれば満天の星が見えたはずなのですが…夜空鑑賞は翌日に持ち越しです。

キャビンから眺める朝焼け

キャンプ2日目は朝4時半に起床。静まり返った場内から見る朝焼けがきれいでした…。

キャンプ2日目の朝はキャンパーダイニングにて朝食

管理棟の隣がキャンパーダイニングになっていて、7:00(季節により7:30)〜8:00まで、おかわり自由の朝食(ふわふわのフレンチトーストとコーヒー)をいただくことができ、スタッフさんが手際よく次々とフレンチトーストを焼き上げています。別売のメイプルシロップやジャムもありますが、シナモンとシュガーをかけただけでも美味しかったです♪

※朝食は無料ですが、食器類は自分たちで用意する必要があります。

レイクサイドビューの「キャビン・カリフォルニア」

定員6名の「キャビン・カリフォルニア」は3棟で湖畔沿いの広くて豪華なキャビン。カヌー遊びが楽しめるとあって週末はすぐに埋まってしまう人気ぶり。今回はキャンプ場滞在の2日目に1泊だけ予約することができました。

予約が入っていなければ別途1000円でアーリーチェックインができるのですが、この日は満室だったため、チェックアウトの11:00からチェックインまでの3時間は居場所がなく、荷物を一旦車に収納。その時間帯は「おはらい町」を散策することにしました。

14時過ぎころ、再び伊勢志摩エバーグレイズに戻ってきてチェックイン。希望通りにプールサイド横のキャビンにしてもらうことができました。

キャビン・カリフォルニアのガーデンと湖畔デッキ

キャビンの横は駐車スポットとベンチ&ファイヤーピット(たき火台)が置かれた小さなガーデン。湖畔のデッキにはカナディアンカヌー、屋根付きの屋外デッキにはポーチスイングがあり、ハンモック用のフックもあります。

カーテンで仕切れる窓付きの屋外デッキ

屋外デッキの奥は窓付きのスペースになっていて、デッキ中央にあるビニールカーテンで仕切ると室内ダイニングのようになります。今回はものすごい強風だったのでカーテンを有効活用することができました。

テーブルと椅子は高級感のあるガーデンファニチャーで、コールマンのBBQグリル&網、温水シンク、シーリングファン、カヌーのパドル、消化器などが設置されています。

バス&トイレ

左が温水シンクの洗面所(ドライヤーあり)とバスタブ付きのシャワールーム、右が洗浄機付トイレ。バスとトイレが別なのでグループ利用もバッチリです。

キャビン室内1

中央の小部屋にはダブルソファーベッド、冷蔵庫、電子レンジ、電気ポットのほか、カヌー用のジャケットが設置してあります。

キャビン室内2

キャビンの奥には、ダブルベッド、シングルサイズの二段ベッド、テーブル&チェア、エアコンがあります。

※室内のベッドは全てマットレスのみ

室内は掃除が行き届いていて清潔。大小の窓があって明るいです。虫が入ってくるので、特に夏は室内のドアを常に締めるようにした方が良いです。まだ5月の初めなのにすでに蚊に刺されました…

BBQグリルを使ってブイヤベースに挑戦!

BBQグリルは、偶然我が家で持っている同じコールマンのグリルだったので、ガスのセットも簡単にできましたが、利用案内ファイルの中に使い方の説明があるので、初心者の方でも安心です。燃料は各自ご準備を…

ディナーは備え付けのBBQグリルを使い、有頭赤エビ、スルメイカ、タラ、アサリなど新鮮な魚介類たっぷりのブイヤベースに挑戦。キャンプ場で食べるシーフードスープは最高です!

キャンプの醍醐味「焚き火」を楽しむ

この日は朝から風が強く、午後になると更に風力が増してガーデンのパームツリーが前後に大きくユサユサと揺れるほど…カヌーも戻ってこれない可能性があると言われ、この日のカヌーは断念しました。

夜の焚き火も諦めていたところ、20時半頃から少し風が弱まってきたので火をおこしました。やはりキャンプ場の夜は火を囲まないと楽しみが半減しちゃいますからね。

キャンプ3日目の朝、ついにカヌーイング!

最終日の朝は凪。滞在3日目にしてついにカヌーイングの絶好のチャンスがやってきました。こちらの湖畔は、神宮の森から湧き出る清流を源とする湿地帯に隣接しています。カメ、コイ、メダカなどの水性生物が生息するほか、カモ、サギなど50種類以上もの野鳥が生息し、渡り鳥の飛来地としても有名なのだとか。

水面に反射する太陽が眩しい…カヌーコースは全長約2kmほどの迷路になっています。いざ出発!

葦の茂みに激突し大パニックに…

カヌーコースとなる水路の両脇には葦がはえていて、細い水路の入口に入った瞬間、ちゃんと曲がりきれず葦の茂みに突っ込んでしまいました。すると恐ろしいことにおびただしい数の虫がブワッと湧いて…ゴキブリの次に大嫌いな「蚊」の襲撃だと思い込んだ私は、今まであげたことのないような悲鳴をあげ、大パニックになりました…アタックしてくる蚊を振り払おうと気が狂ったようにパドルを振り回すなか、夫が一人で必至にバックをしてなんとか葦の茂みから脱出!

一度キャビンに引き返し虫除けスプレーをしこたま体中に振りまくり完全防備(ホントはヘルメットや手袋も欲しいくらい)。とはいえ、もう2度とコースの水路に入っていく勇気はなく目の前の池のまわりをクルクルまわりました。冷静になって考えると、あの大群はおそらく蚊ではなく、吸血しないユスリカだったように思います。いずれにしても虫が苦手な方は完全防備で挑んで下さい…

池の向こうに志摩スペイン村

池の向こうには、車で約5〜6分の距離にある「志摩スペイン村」が見えます。志摩スペイン村では、夏休みやGWなどナイター営業がある日にフィナーレの打上花火(5分弱の短時間)があるので、該当する日に滞在する際は花火鑑賞を楽しむことができそうです。

その他の宿泊施設

湖畔沿いのキャビンとグランピング(カヌー付)

カヌーに乗った湖畔側からカヌー付きのキャビンを眺めてみました。写真左に見える円形の建物は手ぶらで気軽に、贅沢にキャンプが楽しめる「グランピング・ジェリーフィッシュ」( ※1) 。写真からはわかりませんが、その先に「キャビン・キーウェスト」(5棟)があります。

その隣に見えるのは、2019年4月下旬にリニューアルオープンした3棟の「キャビン・フロリダ」と、「キャビン・ウィチタ(コールマン)」、そしてニューオープンした2棟の「キャビン・マイアミ」。右端の3棟が今回利用した「キャビン・カリフォルニア」です。

※1 離れたサイトに「グランピング・サファリ」と3棟の「グランピング・カリブ」があります。

その他キャビン・インディア/テネシー/ジョージア/テキサスなど

左写真の赤い屋根は子供が楽しく遊べる6棟の「キャビン・インディアナ」(トイレ・シャワーあり)、中央奥に見えるのが全天候型3棟の「キャビン・テネシー」(トイレあり)、右側の白いキャビンが8名まで泊まれる2棟の「キャビンテキサス」(トイレあり)、右写真が14棟の「キャビン・ジョージア」(水回り設備なし)です。

写真はありませんが、プライベートガーデン付きでペットと一緒に宿泊できる5棟の「キャビン・ルイジアナ」(シャワーなし)、子供が遊べるガーデンがある2棟の「キャビン・キンダーガーデン」(トイレ・シャワーあり)、本格的なアウトドアクッキングが楽しめる「キャビン・マスターシェフ」(トイレ・シャワーあり)などのキャビンもあります。

テント施設

ドッグランを囲むようにテント・サイトが広がっており、ペット同伴OKのテント・サイトになっています。

カヌー付きテントクリーク

湖畔沿いのレイクビューに「テント・クリーク(カヌー付)」と、「テント・クリーク(カヌーなし)」がそれぞれ3棟づつあります。屋根付きのリゾートデッキがあるので雨の日でも安心ですね。

いずれも屋外コンセント(100V/20A)、RV対応コンセント(100V/30A)、ピクニックテーブル、BBQグリル&チムニースターター、シンク(冷水のみ)、ファイヤーピット(焚き火用)などが設置してあり、テントサイトにしては設備が充実してます。

※ハンモック・ランタン・犬用リードなどのフックもあり。

その他のテント・サイト

こちらのテント・サイトには、テントクリークと同じような屋根付きのリゾートデッキにプラスして、犬用シャワー設備とヒーリングガーデンのある「テント・ディアドギー」が2棟と、ピクニックテーブル、ファイヤーピット、屋外コンセント(100V、20A)設備があるのみの「テント・ガーデナ」があります。

ところでグランピングって何?

近年、欧米で人気だったグランピングが、日本でも急速に浸透し始めていますね。「グランピング(Glamping)」は、「魅力的な」という意味のグラマラス(glamorous)と、キャンピング(Camping)を掛け合わせた造語で、直訳すると「魅力的なキャンプ」。これだとざっくりしてわかりにくい表現ですが、ホテル並のサービスと快適さを兼ね備えた高級キャンピングのことをグランピングと言っています。

一例としてアメリカのイエローストーン国立公園を訪問した際に利用したキャンプ場のグランピング施設の写真を添付してみました。高級ベッドに味わい深い家具やソファー、テーブル、ヒーター、洗面台、バス&トイレなど、テント内はホテルと変わりがないようなサービスが揃っています。

このように本来は、キャンプ場のテントの中で、雨や風など自然が奏でる音を感じることができ、なおかつ高級ホテルのような魅力を兼ね備えたキャンピングのことをグランピングいうのですが、実際日本ではグランピング人気に便乗し、テント泊からロッジ風キャビン、鉄筋コンクリートの建物まで、宿泊施設のバリエーションが広がり、そのクォリティもピンキリで多種多様になってきているようです。

テント設営やテントでの宿泊は苦手だけど、キャンピングの雰囲気を楽しみたい!という人たちも増え、テントより快適に過ごせるロッジが好まれるのでしょう。

伊勢志摩エバーグレイズのグランピングは?

伊勢志摩エバーグレイズのグランピングサイトは、「グランピング・サファリ」「グランピング・カリブ」「グランピング・ジェリーフィッシュ」(バス・トイレ・シャワーなし)の3タイプで全て1泊2食付き、カヌーが楽しめる湖畔沿いに並んでいます。

今回はキャビンのみの利用でグランピングサイトを実際にみることはできませんでしたが、ウェブサイトの説明や写真をみると、極限まで快適を求めつつ、自然な雰囲気を演出している努力をしている様子。

ひと通り揃った調理器具に加えて、夕食の食材と食器類、またタオルや寝具、アメニティが揃い、焚き火セットの薪まで用意されているのですから、いたれりつくせりです。

何よりグランピングの良いところは、キャンプ用品の準備をすることなく手ぶらで良いこと。テント設営や食事の準備にかかる時間を短縮して、ゆっくりと自然体験ができるのも良いですよね。

伊勢志摩エバーグレイズに滞在した感想

我が家では、2012年から2015年のアメリカ在住中に様々なキャンプ場をめぐり、帰国後も那須高原や富士山麓など、いくつかのキャンプ場を訪問していますが、やはり日本のキャンプ場のクォリティは高いですね。

伊勢志摩エバーグレイズは、キャビン・カヌー・プール・ファンサイクルなどアメリカンリゾートのエッセンスを取り入れたというネイチャーランドがテーマのようで、満足度が高いキャンピング施設だと思います。

何もない更地に自ら住居空間を作りあげる喜び、創意工夫で快適な空間づくりをする楽しみ、ローカルの人が集まる朝市・道の駅・ご当地スーパーなどで食材を選ぶワクワク感、自然の風を感じながら料理を味わい、星空の下で焚き火をする…。そんなのがキャンプの醍醐味だと思っていますが…

この快適なロッジスタイルのキャンプを体験してみると、これはこれで楽しめる!という感じです。テントの設営も体力勝負ですし、テントは虫が入りやすいことや不自由な面があり、何より天候に左右される弱さがありますが、まずそのような心配や不安がないのは大きなメリットです。

そういった観点からすると個人的には、今回利用した「キャビン・カリフォルニア」のような施設が、これからの理想的なキャンピングスタイルに移行していくのかなと感じました。

また、気軽に楽しめるグランピングも、今後新たな楽しみ方のひとつになりそうです。

今回はお伊勢参りがきっかけで伊勢志摩エバーグレイズを利用しましたが、機会があれば今度はグランピングも体験してみたいと思います☆

伊勢志摩エバーグレイズ
三重県志摩市磯部町穴川1365-10

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