ソルトレイクシティからレンタカーでイエローストーン国立公園〜グランドティートン国立公園をロードトリップ!訪問先の写真と共に各観光スポットの魅力をお伝えします。 ※こちらの記事はアメブロに掲載していた2…
【イエローストーン国立公園】雄大な自然が織りなす絶景「グランドキャニオン オブ ザ イエローストーン」
イエローストーン国立公園中央のキャニオンビレッジにある「グランドキャニオン オブ ザ イエローストーン(Grand Canyon of the Yellowstone)」は、イエローストーン リバーが何万年もの時をかけて作り上げた深さ約300mの大渓谷。川を挟んで北側(ノースリム)と南側(サウスリム)の両岸にある展望スポットから、迫力満点の滝「ロウワーフォール」や雄大な渓谷を楽しむことができます。
※こちらの記事はアメブロに掲載していた2015年6月のブログをもとに再投稿しています。
目次
「グランドキャニオン オブ ザ イエローストーン」サウスリムへ!
グランドキャニオン オブ ザ イエローストーンのサウスリムには、「アーティストポイント(Artist Point)」「アッパーフォールズビュー(Upper Falls View)」などのビューポイントのほか、急勾配の階段を下ってロウワーフォールズ滝壺近くまで行くことができる人気のトレイル「アンクル トムズ トレイル (Uncle Tom’s Trail)」があります。
キャニオンビレッジに到着後、まず最初に向かったのはサウスリム ドライブの終点「アーティストポイント」。道の途中、立派な角を持った雄のエルク?!の群れに遭遇しました。
滝と渓谷を一望できる「アーティストポイント」
「アーティスト ポイント(Artist Point)」は、水しぶきをあげるロウワーフ、黄金色に輝く岩肌の大渓谷、勢いよく下流に向かって流れてくるイエローストーン川が一望できる絶景ポイント!約1.4km先のロウワー フォールズを正面に捉えることができます。
Yellowstone River
落差94mのロウワー フォールズ
ロウワーフォールズ(ロウワー滝)の落差は約94mで、ナイアガラの約2倍近く!多少離れた場所からでも迫力があります。
Lower Falls – view from Artist Point
サウスリムの「アッパー フォールズ ビュー」
アーティストポイントで絶景を堪能したあとは、サウスリムドライブを引き返し「アッパーフォールズビュー(Upper Falls View)」へ移動。渓谷に流れ込むロウワーフォールズの少し上流に、落差33mのアッパーフォールズがあり、すぐ近くの展望台から滝を間近に見ることができます。
アッパーフォールズビューのすぐ近くに「アンクル トムズ トレイル (Uncle Tom’s Trail)」があり、326段の階段を下ってロウワー フォールズの滝壺近くまで行くことができます。
落差33mのアッパー フォールズ
アッパー フォールズ(アッパー滝)の落差は33m。ロウワーフォールズの約3分の1とはいえ、負けず劣らず迫力のある滝です。
アッパーフォールズの右上にはブリンク オブ ザ アッパー フォールズの展望台から滝を眺める人々の姿が、またアッパーフォールズの更に上流には、グランドループロードへの架け橋が見えます。
Upper Falls View
「グランドキャニオン オブ ザ イエローストーン」ノースリムへ!
グランドキャニオン オブ ザ イエローストーンのノースリムには、「ブリンク オブ アッパー フォールズ(Brink of Upper Falls)」「ブリンク オブ ロウワー フォールズ(Brink of Lower Falls)」「ルックアウトポイント(Lookout Point)」「グランド ビュー(Grand View)」「インスピレーションポイント(Inspiration Point)」などのビューポイントがあります。
アッパー フォールズ の全景を眺めたあとは、更にアッパー フォールズの間近に迫る「ブリンク オブ アッパー フォールズ」へ!
アッパー滝の間近に迫る「ブリンク オブ アッパー フォールズ」
「ブリンク オブ アッパー フォールズ(Brink of Upper Falls)」の展望台までは歩いてすぐ。凄まじい勢いの水流が、轟音とともに滝壺へと落ちていく景観は圧巻です!
真上から滝を眺められるスポットでは、ノースリムの「ブリンク オブ ロウワー フォールズ 」が大人気。川幅も広く滝の落差もアッパーフォールズの3倍とスケールが大きいので、より迫力があると思います。展望台までは往復で約45分かかるので、時間に余裕があれば足を伸ばしてみると良いかもしれません。
Brink of Upper Falls
黄色い地肌のグランドキャニオン
反対側の下流方向には、約32kmに渡って浸食されたという黄色い地肌のグランドキャニオンが続きます。ちなみにイエローストーンの名前はこの渓谷の色から名づけらたそうです。
Grand Canyon of the Yellowstone
渓谷のマーモットと対岸のサウスリム
渓谷には高地や山岳地帯に生息するリス科の「マーモット(Marmot)」が時々出没します。展望台付近にもキョロキョロしながら岩場から顔を出す可愛らしいマーモットが現れました。
対岸のサウスリムには、ロウワーフォールズの滝壺に続く急勾配の階段「アンクル トムズ トレイル」を行き来する人々の姿が見られます。
Marmot and Uncle Tom’s Trail
ノースリムの必見スポット「ルックアウト ポイント」
ロウワーフォールズと渓谷がよく見える「ルックアウト ポイント(Lookout Point)」は、ノースリムで必見の絶景スポットです!
また、すぐ脇のトレイルで階段を降りていくとロウワーフォールズを正面に見ることができる「レッド ロック ポイント(Red Rock Point)」と呼ばれる展望デッキがあります。往復で1時間ほどかかるりますが、晴れの日の午前中?!なら、滝を背景に美しい虹のコラボが見られるかもしれません。
Lookout Point
渓谷の尖塔にミサゴの巣を発見!
キャニオンビレッジ近くの峡谷には、通常6〜10個のミサゴ(Ospray)の巣があるそうです。ラッキーなことに、ルックアウト ポイントまで歩く途中、鋭い岩が切り立つ渓谷の尖塔に大きなミサゴの巣を発見!一眼レフの望遠レンズで覗き込むと巣の中に白黒のひな鳥が見えました。荒涼とした絶壁の上で育まれる命に感動です。
ミサゴは4月中旬〜5月上旬にこの渓谷に飛来し巣を作り、2〜4個の卵を産むと主にメスが抱卵し約6〜8週間で孵化、8月中旬〜下旬頃には両親とほぼ同じ大きさになり、9月までには家族全員で峡谷を旅立っていくそうです。(その数ヶ月後親から独立)こちらを訪問したのが6月なので、写真の子はまだ生まれて間もない雛ですね。
「空飛ぶ漁師」とも呼ばれるミサゴは魚を捕食する鳥のため、近くの水辺に生息しているようなので、運が良ければ魚をキャッチするミサゴを見ることができるかもしれません。双眼鏡は必須アイテムです。
Osprey nest on the Pinnacles
グランドキャニオンの壮観な風景「グランド ビュー」
ルックアウトポイントから約300mほど先にあるのが「グランド ビュー(Grand View)」。約32kmに渡って浸食されたグランドキャニオンの壮観な風景を眺めることができます。ちなみにイエローストーンの名前はこの黄色い地肌の渓谷の色から名づけられたそうです。滝は見えませんが、イエローストーン川と絶壁の黄色い地肌が続く渓谷の様子がよく分かります。
対岸のサウスリムには一番最初に訪問したアーティストポイントの展望台と観光客の姿が見られます。また、グランドビューから更に1km程先の最東端にもグランドビューと同じような壮観な景色を眺めることができる展望台「インスピレーション ポイント(Inspiration Point)」があります。
Grand Canyon & Yellowstone River – view from Grand View
Canyon Village
Grand Canyon of the Yellowstone
まとめ
イエローストーン国立公園内にはたくさんの見所があるので、グランドキャニオン オブ ザ イエローストーンの訪問は、タイトな旅程の中で2時間弱のクイック観光となりました。とはいえ、サウスリム〜ノースリムにかけて車を移動しながら主要展望スポットを巡ることができ、それぞれの角度から雄大な景色をたっぷり堪能することができました。
今回ご紹介した展望スポットはすべて駐車場から歩いてすぐなのでだいぶ時間も節約できましたが、時間と体力に余裕がある方は、大人気のトレイル「アンクル トムズ トレイル」や「レッドロックポイント」にも挑戦してみてください☆