【スペイン・マヨルカ島】短時間で「パルマ・デ・マヨルカ」の街を散策

MSC地中海クルーズの寄港地「パルマ・デ・マヨルカ」は、荒波で入港できなかったマルタ島の代わりに急遽スケジュールが変更された寄港地。何の予備知識もなく、また短い時間の寄港だったため、パルマ大聖堂と旧市街を軽く散策しました。

「マルタ島」には入港できずスペイン「マヨルカ島」へ

シチリア島を前日の夕方に出港後、シチリア海峡からマルタ海峡へと順調に航海し、マルタ、ゴゾ、コミノからなるマルタ諸島が見えてきました。船が旋回し、いよいよバレッタ港に入港!と思いきや、どんんどん島から遠ざかっていくではありませんか…。しばらくすると波が荒れて入港することができなかったというアナウンスが…行き先がマルタ島ではなくスペインのマヨルカ島に変更になってしまいました…。夜は多少船が揺れてる感じでいたものの、見た感じは波が高いようには見えず、そもそも内海の地中海は比較的波が穏やかなはずなので、上陸できないことは全くの想定外、絶句です。

急遽、スケジュールが「マルタ島(バレッタ)」から「スペイン(パルマ・デ・マヨルカ)」へと変更になったため、この日は航海日となりました。

4回目のクルーズ船の旅にしてこのようなことは初めてだったのですが、こういうこともあるんですね。今回の地中海クルーズでは、バルセロナの次に楽しみにしていたのがマルタ島で、事前に時間をかけて調べ上げていたのに、この変更は非常に痛かったです…。

「パルマ・デ・マヨルカ(Parma de Mallorca)」に到着

シシリア島を離れてからほぼ2日間という長い航海が続き、ようやくスペインの「パルマ・デ・マヨルカ」に到着。時間はすでに13時、船内では大した観光情報も、また現地の交通手段もできなかったので、ここに限っては、市内に出るのにMSCのシャトルバス(大人1名 €12.90)を予約しました。

クルーズ船からパルマ大聖堂を望む。マヨルカ島は1年のうち300日は晴れると言われているそうですが、生憎のどんよりとした天気…

パルマ湾のクルーズポートから旧市街へ

クルーズポートから市内までは直線では近いものの、港をぐるっとまわらなければいけないので、バスでも約15分ほどかかりました。バス停留所から見るクルーズ船はすぐ近くなんですけどね。歩くとなると軽く1時間はかかってしまいそうです。

海の公園「パルケ・デル・マー(Parque del Mar)」

パルマ湾とパルマ大聖堂の間に「パルケ・デル・マー」という公園があり、大きな池の噴水が空高く吹き上がっています。こちらは昼間の眺めよりも、大聖堂のライトアップが始まる夕方以降が美しいのだとか。この公園の地下に24時間営業の巨大な有料駐車場があります。

ガウディも手がけた「パルマ大聖堂(Catedral de Mallorca)」

噴水を通り過ぎると巨大な「パルマ大聖堂」へと続く階段があります。こちらは1230年に着工し、1601年に完成した大聖堂で、20世紀初頭には建築家「アントニ・ガウディ」が壁画、説教台、天蓋など内部の一部の改修を手がけたのだとか(意見の食い違いから1914年には修復計画から手を引いている)。

パルマ大聖堂内部へ

スペインのリゾート地であり、マヨルカ島で一番大きいという「パルマ・デ・マヨルカ」の観光ハイライトは、パルマ大聖堂ということで、外観だけでなく内部も見学してみることにしました。寄港地のエクスカーションは必然的に教会見学が多いですね。

ネオ・ゴシック様式の壁と扉上部にマリア像があるファサード

美しいステンドグラスの光とキャンドルライト

光の大聖堂とも呼ばれ、5つのバラ窓と59ものステンドグラスの窓から自然光を取り入れているほか、ガウディによる人工的な照明が通路や柱に燭台が設置されています。

巨大なバラ窓が目を引く…こちらは世界で最大級なのだとか。

ガウディの作品を見るのも魅力ですが、ステンドグラスや調度品などもかなり見ごたえがあります。

モダンアートのような「聖餐式礼拝堂(Capella del Santíssim )」

マヨルカ島出身の芸術家「ミケル・バルセロ」が2001年から2006年にかけて改修を手がけたという礼拝堂。砂岩、大理石、漆喰などを使用し、海の世界が壁面いっぱいに表現されています。

アントニ・ガウディ作の「主祭壇の天蓋」

パルマ大聖堂の中で最大の見所が主祭壇の天蓋。バルセロナにあるサグラダ・ファミリアと同じような吊り天蓋で、実はこの天蓋がオリジナルなのだとか。サグラダ・ファミリアの天蓋は、ガウディの死後このデザインを元に作られたそうです。

Catedrad de Mallorca
Plaza Almoina, S/N
07001 Palma de Mallorca
Islas Baleares, Spain

迷路のような路地裏を歩く

マヨルカ大聖堂を見学したあとは、裏手の迷路のような路地裏を気の向くままに歩いてみました。

密集した住宅街に隣接する小さな教会や修道院…

カフェ、レストラン、マーケットなども点在しています。

どんな小さな路地も石畳…

同じような道がいくつもありグーグルマップが使えなかったら迷子になっていたかもしれません…

遊歩道になっている城壁の上「Passeig Dalt Murada」を歩き、噴水の前に戻ってきました。パルマ湾に停泊するMSCクルーズ船も見えます。この地中海の東150km先には世界中からクラバーが押し寄せるという昔憧れた小さな島「イビザ島」があります。(島自体が世界遺産!)

短時間での散策でしたが、全てが史跡のような趣のある建造物を観てまわるのは、結構楽しい。時間があればレンタカーして島内をまわるのも良いですね。

ライトアップされた「パルマ大聖堂」

夜8時に次の寄港地バルセロナに向けてパルマ湾を出港。噂通りライトアップされた大聖堂が美しかったです。

MSC地中海クルーズについての記事はコチラ

パルマ・デ・マヨルカ周辺マップ

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