2017年冬、豪華客船「MSCメラビリア( Meraviglia )」に乗船し、シチリア島、マヨルカ島、バルセロナ、マルセイユ、ジェノバの6ヶ所の寄港地を巡る地中海クルーズに行ってきました。 今回の記…
【イタリア・ジェノヴァ】さすが本場の味!ジェノヴァ産の絶品「ペスト・ジェノベーゼ」
MSC地中海クルーズの旅でイタリア最大の貿易港がある街「ジェノヴァ」に寄港しました。ジェノヴァと言えばジェノベーゼ!本場のジェノベーゼパスタを食べてみたい♡ということで、ランチタイムはジェノヴァ湾にある「イータリー(EATALY)」へ行ってきました。
目次
ジェノヴァに到着!本場のジェノベーゼを求めてイータリーへ
クルーズ船からジェノヴァ港を一望。船やボートが停泊する先、高く伸びた何本もの白いポールが見える場所がデッレ・フェステ広場で、イータリーはこの広場の前にあります。
イータリー(EATALY)は、高品質なイタリアの食材販売とレストランを併設したイタリア・トリノ発祥のフードマーケット。新鮮でバラエティ豊かな食材が揃うのはもちろんのこと、イートインコーナーやレストランでは、本場イタリアのチーズや生ハムをはじめ、パスタやピザなどの食事が楽しめます。
本場ジェノベーゼの「ペスト・ジェノベーゼ」とは?
海と山に囲まれたリグーリア州の州都「ジェノヴァ」は、温暖な気候に恵まれた土地で、最高品質のバジルが育つ名産地として有名。ジェノヴァと言ったら「ジェノベーゼ」と1番に連想する人も多いのではないでしょうか。
そのジェノヴァ産の良質な香り高いバジルに、ニンニク、松の実、粗塩、パルミジャーノレッジャーノチーズ、ペコリーノ・サルドを乳鉢ですり潰し、エキストラバージンオリーブオイルを加えて伸ばしたものが「ペスト・ジェノベーゼ」。
「D.O.P(原産地名称保護制度)」により、ジェノヴァ産のバジルで作られたペストのみ「ペスト・ジェノベーゼ」と呼ぶことができるのです。
ちなみにジェノヴァ産以外のバジルで作られたものは「ペスト・ジェノヴェーゼ」を謳うことが出来ないため、単に「ペスト(Pesto)」や「バジル・ペスト(Basil Pesto)」、または「ペスト・アッラ・ジェノヴェーゼ(Pesto alla Genovese)」などと類似の名称で呼ばれます。
イータリーの店員さんがオススメしてくれた「Pesto di Pra’」は、ジェノヴァ港のすぐ北西にあるバジルの名産地「プラー地区」で作られた「ペスト・ジェノベーゼ(Pesto Genovese)」。ラベルにはちゃんと「D.O.P(原産地名称保護制度)」の表示があります。
イータリーでトロフィエのジェノベーゼパスタをいただく
イータリーで注文したジェノベーゼパスタは、最高品質のプラー地区で栽培された「Sacco」という銘柄を使っているとのこと。またパスタには「トロフィエ(TROFIE)」というリグーリア州の伝統的な手打ちショートパスタ(ねじれた細長い形)が使われています。
トロフィエは日本ではちょっと見慣れないパスタですが、ジェノベーゼと合わせる定番のパスタで、このトロフィエでいただくのが本場のスタイルなのだとか。ソースによく絡み、もちもちとした食感です。
トロフィエとペスト・ジェノベーゼ、そしてジャガイモ、インゲンを合わせたメニューが、ジェノヴァ地方の伝統的なパスタ料理なのだそうで、こちらのイータリーのジェノベーゼにはインゲンが入っていました。
クリーミーでコクのある濃厚な味わい!新鮮なペスト・ジェノベーゼとトロフィエが絶妙に絡み合い、まさに絶品です!日本で手に入るジェノベーゼとは比べものにならないほどの豊かな香りで、今まで味わったことのない美味しさにペロリと平らげてしまいました。
ジェノベーゼ産の新鮮な「ペスト・ジェノベーゼ」を購入
冷蔵ケースに陳列されているのは、すべて「D.O.P(原産地名称保護制度)」の表示があるジェノヴァ産の新鮮な「ペスト・ジェノベーゼ」。消費期限は冷蔵庫保存で大体約1ヶ月ほどです。
5〜6種類のペスト・ジェノベーゼが置いてあり、それぞれ「センツァ・アーリオ(Senza aglio)」と表示されたガーリックの入っていないものも一緒に並んでいるので注意が必要。
やっぱりジェノベーゼはニンニク入りじゃないとね!ということで「SENZA AGLIO(ガーリックなし)」表示のないものを選んで購入しました。
その他の「ペスト・アッラ・ジェノベーゼ」
ジェノヴァ産以外のジェノベーゼも数多く陳列されていました。こちらは常温保存で消費期限も長めです。
帰宅後も「ペスト・ジェノベーゼ」を堪能!
帰国後、購入した4種類のペスト・ジェノベーゼを消費期限の早い順に約1ヶ月かけていただきました。
どれもフレッシュな香りとコクがあって味わい深いペスト・ジェノベーゼ!いずれも順位をつけがたい美味しさですが、イータリーのレストランで食べたサッコ(Sacco)と店員さんがおすすめしてくれたプラー(Pra’)は、最高品質とされるジェノヴァのプラー地区で栽培されたものと聞いたこともあって、特に美味しく感じました。
写真左から「Sacco il pesto」、「Pesto di Pra’」、「CREUZA de MA’ Pesto Genovese」、「Pesto Genovese PESTAMORE」
購入したトロフィエは先端の細くなったオリジナルとは少し違って均一な太さのものでした。(ゆで時間はナント15分!それでもまだちょっと固め)
トロフィエは新鮮な食感で美味しいですが、食べ慣れているスパゲッティをペスト・ジェノベーゼにからめても、もちろん美味しい。パスタの種類を変えることでまた少し違った味わいを楽しめました。
それにしても、こんなに美味しい本場のペスト・ジェノベーゼを知ってしまったら…、もはや市販で売っている普通のペストでは満足できないでしょう…
もしかすると…、東京のEATALY(日本橋三越店、グランスタ丸の内店)で手に入る!?今度確認してみます!あとは、ちょっとでもこの美味しさに近づけるよう、今年の夏は自家製ジェノベーゼのレシピも研究してみたいと思います😊
最後にひとこと…
ジェノヴァに行くなら、ぜひぜひ美味しい「ペスト・ジェノベーゼ」を食べてみてはいかがでしょう。お土産も喜ばれました。ただし飛行機の気圧で瓶のフタが緩むことがあるので、液漏れしないようしっかりと布等で固定&ビニールで包むことをおすすめします!
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