【栃木・日光】奥日光三名瀑のひとつ「竜頭ノ滝」の遊歩道を歩く

奥日光三名瀑、日光五名瀑のひとつ「竜頭ノ滝」

華厳ノ滝、湯滝と共に「奥日光三名瀑」、華厳ノ滝、霧降ノ滝、裏見ノ滝、湯滝と共に「日光五名瀑」として知られている「竜頭ノ滝」は、奥日光の湯ノ湖から戦場ヶ原を流れ下ってきた湯川の末流にかかる滝。竜頭ノ滝の滝見台までは駐車場(無料)から歩いてすぐです。

竜頭ノ滝は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を210mにわたって流れ落ち、幅10mほどの階段状の岩場を勢いよく流れる渓流瀑で、滝壺にある大きな岩によって流れが2つに分かれており、それが竜の頭と髭のように見えることから「竜頭ノ滝」という名がついたそうです。

滝壺近くが大きな岩によって二分され、二本の滝の流れを竜の髭に、中央の岩を頭部に見立てたとも言われます。年間を通して霧が巻くことがなく、春のトウゴクミツバツツジや新緑、紅葉、雪景色と四季折々の景観が楽しめます。
滝は緩やかな滝上の流れから始まり、滝中を豪快に滑り落ちて二手に分かれ、分かれた流れがまた滝壺で一つに交わる様が楽しめます。滝上までは茶屋右手にある遊歩道で徒歩10分程です。古くは「紅葉の滝」とも呼ばれ、奥日光の紅葉はこの滝から始まると言われております。また近年では二本の滝が滝壺で一つに交わる様から「縁結びの滝」とも呼ばれることがあります。 

案内板より引用

真夏の猛暑を忘れるほどの清々しい冷たい風に気分も爽快!滝見台からは、鮮やかな緑が映えるバッグに轟音と共に滝壺に流れ落ちていく竜頭の滝の素晴らしい景色が広がっています。

ちなみに春には桜、初夏にはツツジ、秋には紅葉に彩られ、冬は凍った滝が見られるなど四季折々に美しい景観が楽しめるそうです。

龍頭之茶屋にてランチ

11時をまわった頃「龍頭之茶屋」にてランチタイム。日光は湯波が名物ということで…、目の前を流れる滝見台の茶屋から竜頭ノ滝を眺めながら「ゆばそば」をいただきました。

食事はそば・うどんのほか、豚丼、お雑煮、おでん、お団子などがあり、隣の「旅情庵」では清流で入れた珈琲など各種ドリンク、ゆば唐揚げ、カレーパンなどのスナック類をいただくことができます。


龍頭之茶屋
栃木県日光市中宮祠2485
0288-55-0157

竜頭ノ橋から眺める湯川の流れ

竜頭ノ滝でランチをいただいたあとは、約300m上流、竜頭滝上にある無料駐車場に車を停め、川のせせらぎと蝉の声を聴きながら遊歩道をゆっくり歩きました。

竜頭ノ橋の北側から眺める湯川は勢いはあるものの川幅がかなり細い。ところが、竜頭ノ橋南側から眺める景色は一変して、川幅の広い段上に連なった岩を流れ落ちていく迫力満点の水流!最大幅は20mくらいありそうです。

遊歩道にある観瀑台からの眺め

ここは高低差がある水流で、川に沿って階段を降りていくこと約5.6分、遊歩道のちょうど中間点あたりに観瀑台が現れます。飛沫が届きそうなほど間近に流れる水流が凄まじく…でも美しい…

溶岩の上を勢いよく流れる渓流瀑は豪快で爽快です!

まさに竜の頭

日光東照宮や二荒山神社をはじめ、日光は龍穴という大地のエネルギーがみなぎっていると言いますが…、まさにここは、龍の気が一気に翔け抜けていくような印象を受けるものすごいパワフルな水と気の流れ!

上流から荒々しく流れる川が竜の長い胴体で、その先の岩が竜の頭に見えます。案内板の地図にここはちょうど「Ryuzu Fall 頭」と記されている場所だし、むしろこちらの方が竜頭ノ滝にふさわしいような気が…

もちろん滝見茶屋から眺める竜頭ノ滝は美しく圧巻の一言ですが、こちら遊歩道の中間点にある滝も必見です!!


日光旅ナビ 竜頭ノ滝
栃木県日光市中宮祠
0288-22-1525 (日光市観光協会)

▼「竜頭ノ滝 紅葉風景」のブログ記事は下記リンクより御覧ください☆

https://be-yond.net/nikko_ryuzufalls/