【兵庫・神戸】有馬温泉街に佇む「ホテルハーヴェスト有馬六彩」に宿泊

2023年3月初旬、東京から4泊5日で関西方面のロードトリップへ出かけました。箱根→琵琶湖→京都→神戸と、ITS健保の保養施設を利用しながらの旅で、4日目は兵庫県神戸市の有馬温泉街に佇む「ホテルハーヴェスト有馬六彩」に宿泊しました。

ホテルハーヴェスト有馬六彩に到着!

ホテルハーヴェスト有馬六彩は、兵庫県神戸市北区有馬町に位置するリゾートホテル。有馬温泉街の中心部にあり、有馬川周辺に立ち並ぶ名店巡りなどの散策にも便利なロケーションです。

車の場合、阪神高速3号神戸線「西宮北インター」から約20分ほど。ホテルは山の斜面にあって道も狭く、特に冬季は道路が凍結するようなので要注意です。

電車の場合は、神戸電鉄有馬線「有馬温泉駅」から徒歩で約10分。無料送迎バスがあり、現地に到着後9:00~18:00の間でホテルに連絡するとピックアップしてもらえるようです。

今回は、前日に宿泊したホテルハーヴェスト京都鷹峯を9時半に出発、京都銘菓「おたべ」の本店にて工場見学をした後、一般道で神戸方面に向かい「六甲ガーデンテラス」を訪問。その後、ホテルハーヴェスト有馬六彩に向かいました。

車寄せのある正面玄関の手前に駐車場入口があるのでそのまま下の階(6-7階)に駐車し、専用エレベーターでフロントに向かいました。駐車料金は1滞在につき1台524円(税込)です。

ホテルハーヴェスト有馬六彩1号館へ

ホテルハーヴェスト有馬六彩の建物は10階建。建物は1号館と2号館に分かれていて、1号館の7階と8階の間のロビーフロア(実際は8階部分にあたる)に正面玄関があります。ちょうど15時頃にフロントに到着し、スムーズにチェックインすることができました。

高台からの眺望

天井が高く開放感のあるロビーで、大きな窓から望む景色が素晴らしい!外に出ると池があり、椅子が設置してあるのでゆっくりと景観を愉しむことができます。

青い空と白い雲が反射する美しい水面鏡!奥に見えるのは有馬温泉街です。

ホテルハーヴェスト有馬六彩の館内マップ

1号館の8-10階にVIALA専用客室、1号館6-9階と2号館1-4階にハーヴェストクラブ専用客室、1号館の2-3階にペット同伴専用の客室があります。

フロント・ロビーフロアにはライブラリーラウンジと売店があり、すぐ下の階にあたる1号館7階に駐車場と大浴場、6階に駐車場とゲームコーナーなど、5階に3つのレストランとスパ・室内プールがあります。ホテルハーヴェスト京都鷹峯と同じようにちょっと複雑な構造になってますね。

ライブラリーラウンジ

こちらは宿泊者が利用できるライブラリーラウンジ(8:00-22:00)。飲み物はセルフサービス(有料)です。

※他にVIALA会員専用のラウンジ有り

有馬六彩ショップ

有馬六彩ショップ(8:00-21:00)には、ファッション、小物、お菓子、オリジナル商品などの土産グッズが並んでいます。地ビール、神戸ワイン、灘の地酒やアイス、おつまみなどもゲットできるので部屋飲みも楽しめそうです。

中庭と足湯

2号館のエレベーターで1階へ降りると池のある小さな中庭に出ることができます。その一画に銀湯源泉と足湯がありました。散策後の足の疲れにちょうど良さそう。足浴の際はタオルをお忘れなく…。

庭園側エントランス

温泉街に出掛ける場合は、庭園側の出入口を使うのが便利です。

ホテルハーヴェスト有馬六彩の客室

ホテルハーヴェスト有馬六彩の客室は全134室。ツイン洋室、スタンダード洋室・和洋室、ファミリー和洋室、ペット同伴の客室、また、露天風呂やジャグジーが付いた客室などもあります。

ホテルハーヴェスト有馬六彩は、ITS健保の保養施設にもなっており、今回は健保会員として利用。当選した部屋タイプは定員2-4名の洋室だったのですが、実際はファミリー和洋室の広めの客室2107号室でした。

洗面所は便利な2ボールでひと通りのアメニティも完備。洗面所の背後にバスルーム、奥にウォシュレット付きのトイレがあります。

部屋のドアを開けるとすぐ左手に電気ポットとお茶セット、空のミニ冷蔵庫が設置されたコーナーがあったのですが、扉を開け放しにすると背後に隠れてしまうため、最初はどこにポット類があるのか探してしまいました。ちなみにポットに水は入ってません。

お着き菓子は有馬温泉名物「炭酸せんべい」としいたけ茶。名物はもちろんのこと、思いのほかスパイシーなしいたけ茶が美味しい☺︎

浴衣はテレビが置かれているチェストの引き出しに用意されています。

部屋には加湿付きの空気清浄機が備わっています。概してホテルハーヴェストの客室には完備されていますが、ポット同様に水は入っていないので自分でセットする必要があります。会員制ということで、そのへんが通常のホテルサービスと違う点のひとつですね。

窓側の外には中庭があるのですが、こちらの客室はベランダが狭めで椅子もないので、外を眺めながらゆっくりという雰囲気ではありませんでした。

露天風呂付き温泉大浴場「湯山」

ホテルハーヴェスト有馬六彩の温泉大浴場「湯山(ゆざん)」(6:00-11:00、14:30-24:00)は、1号館の7階にあります。

日本三古泉・日本三名泉に数えられる有馬温泉には、金泉と銀泉の2種類の泉質の温泉があり、ここ有馬六彩でも、炭酸を含んだ透明の「銀湯(大浴場)」と、鉄分と塩分を含んだ茶色の「金湯(露天風呂)」の自家源泉による温泉が堪能できます。

有馬温泉ならではの2種類の源泉が愉しめるのは贅沢ですね!

金湯:ナトリウム・塩化物強塩泉、高張性、中性、高温泉(泉温90.5度)

金湯の効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病、虚弱児童、慢性婦人病

銀湯:単純二酸化炭素冷鉱泉、低張性、弱酸性、冷鉱泉(泉温19.3度)

銀湯の効能は、神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進

※写真左:銀湯、写真右:金湯


画像引用元:じゃらんHP

有馬の街並みや有馬富士を望める湯上がりラウンジを併設。マッサージチェア(無料)のコーナーもあります。

ホテルハーヴェスト有馬六彩の食事

ホテルハーヴェスト有馬六彩の食事は、1号館5階にある日本料理「澪里(みおり)」、イタリアン「リストランテ アルトゥーラ」、ブッフェレストラン「ザ・ダイニング万彩」にていただくことができます。

今回のITS健保利用では夕食・朝食込みとなっており、夕食は日本料理「澪里」、朝食は「ザ・ダイニング万彩」を利用しました。

夕食は「澪里」の会席料理

夕食は2部制となっており、遅めの時間で予約していたのですが、2組だけだったので店内はとても静かでした。イタリアンの方が人気のようですね。

和食は量が少なめという口コミがあり、あえて会席料理をチョイス。個人的にはちょうどよいサイズで、地元の食材を使った大変美味しい会席料理が味わうことができました。

日本料理「澪里」では、「茜-あかね(7260円)」「菫-すみれ(9680円)」「藤-ふじ(12100円)」「葵-あおい(18150円)」の会席コースと、子供用の弁当もしくは御膳などがあり、ITS健保利用の場合は「菫会席」となっていました。

焼八寸

水雲土佐酢、花弁百合根、鯛の子谷中煮、木の芽、桜鱒押し鮨、土筆牛蒡、蕨パン、花見串麩、一寸豆、花弁百合根ちらし

椀物と造里

椀物:帆立しんじょ、鉤わらび、花弁人参・大根、木の芽 

造里:かんぱち、まぐろ、いか、鯛昆布〆大葉・紅蓼利久和え

焼合肴と留肴

焼合肴:黒豚肩ロースステーキ、焼蓮根、焼馬鈴薯、タスマニア産マスタード、有馬ピリ辛味噌、黒糖豚角有馬煮、菜の花、花弁百合根、桜海老寄せ揚、レモン

留肴:桜鱒オランダ鍋、白菜、焼目筒葱、椎茸、スナックエンドウ、桜麩

食事と水菓子

食事:豆御飯、赤出汁、香の物 

水菓子:抹茶わらび餅

「ザ・ダイニング万彩」の朝食ブッフェ

朝食(7:30-10:00)は、「ザ・ダイニング万彩」の朝食ブッフェをいただきました。8時半前後が大変混雑するということで7時半過ぎころ向かうとそこそこ席は埋まっていましたが料理前で並ぶようなことはありませんでした。

品数はちょっと少なめな印象。ケースに並んでいるパンやデニッシュはスタッフさんにお願いしてピックアップしてもらうスタイルです。ライブキッチンにはプレーンオムレツがありました。

夕食が美味しかったので朝食も期待していたのですが、特筆するような料理はなく、いたって普通のブッフェでした。そういえば「透明醤油」というものは初めて見ました。まさに色がついていない透明な醤油で、レストラン物販コーナーにも販売してます。

パンは冷凍だったのかな?見た目が美味しそうだったけど実際はパサパサで栗パンと黒豆パンは半分残してしまいました。フレンチトーストはメープルシロップとクリームをかけて普通に美味しくいただきました。

あとがき

ホテルハーヴェスト有馬六彩は、2010年に開業した比較的新しいホテルなので館内がとても綺麗で清潔感があり、設備も充実していました。客層は比較的年配者が多く全体的に落ち着いた雰囲気です。

レストランの食事については、正直なところ朝食ブッフェがいまいちなので、もう少しリゾートホテルらしいワクワクするようなクォリティにして欲しいといった印象。夕食の会席料理は大変美味しくいただくことができました。

有馬温泉を訪問したのは今回が初めてということもあり、日本三名泉といわれる有馬の金湯と銀湯の温泉に入ることができて満足です。大変気持ちよくリラックス&リフレッシュすることができました。

ホテルの敷地内で銀湯源泉を見ることもできますが、ホテルのすぐ前にある炭酸泉原公園に行って、炭酸泉源を見学するのもオススメです。また有馬温泉街のメインストリートまで歩いてすぐなので、数々の名店を巡りながら風情のある町並みが散策できたのも楽しかったです。良い思い出ができました☺︎


ホテルハーヴェスト有馬六彩
兵庫県神戸市北区有馬町341-1
078-903-1109